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全国交通ニュースブログ

日本全国の交通に関する最新ニュースをピックアップして紹介します。
幹線道路、バス、航路、ICカードなどなど・・・

仙台~いわきの高速バスがJヴィレッジ経由に

2022-11-27 18:24:48 | 高速バス

仙台市といわき市を常磐自動車道経由で結ぶ高速バスが、2022/12/1から全便Jヴィレッジ経由になります。

https://www.joko.co.jp/express/news20221104-1100/

https://www.joko.co.jp/wp-content/uploads/2022/11/NewsHB20221116-01.pdf

https://www.jrbustohoku.co.jp/information/detail.php?id=1200

仙台駅東口~Jヴィレッジ間の所要時間は2時間18分、運賃は2300円です。

これに伴い運行距離が長くなる<広野ICで一般道に降りてJヴィレッジまで往復>ため、仙台駅東口~いわき駅間の所要時間は現在より12分長い3時間1分になるほか、同時に運賃値上げも実施されます(仙台駅東口~いわき駅の場合片道150円アップ・往復400円アップ)

並行するJR常磐線が東日本大震災と原発事故で長らく一部区間不通が続き、その間仙台といわき市を乗り換えなしで結ぶ唯一の公共交通機関として1日8往復していましたが、常磐線の全区間運転再開とコロナ禍が同時期に発生したため利用が減少し、2022年現在は半減の1日4往復となっており、JRバス東北は運行担当からいったん撤退して営業面と運行サポートに徹しています。

ちなみに、Jヴィレッジにはすでに東京からの高速バスが発着していますが、

https://www.joko.co.jp/express-bus/tokyo/timetable-tokyo_n/

https://www.joko.co.jp/express-bus/tokyo/timetable-tokyo_k/

https://j-village.jp/access/

Jヴィレッジ発が早朝の6:06、着が夕方の16:57の1往復のみとなっており、Jヴィレッジでの宿泊利用にしか使えません。コロナ禍前は2往復していましたが、もう1往復も「Jヴィレッジ発が朝、着が夜」でした。


2022年紅葉シーズン、勝尾寺へのバスの出発点の状況

2022-11-27 00:03:07 | バス全般

2022/11/13付ブログ記事2022年紅葉シーズン、勝尾寺へのバスの状況(後)の続きです。

紅葉シーズンも押し迫る中、勝尾寺への2つのシャトルバスの出発点の状況を見てきました。

1.「阪急箕面駅→箕面大滝(大日駐車場)→勝尾寺→阪急箕面駅」のシャトルバス

箕面駅前の目立つ場所に出店を出して、紅葉見物客を誘っていました。現地では、「箕面大滝までは遊歩道を歩き、そこからシャトルバスで勝尾寺へ」というルートを推奨していました。したがって、箕面駅前からの乗客は少なかったようです。

駅前には、深紅が2台・純白が1台の計3台の希望ナンバー999のバスが止まっていました。

紅葉狩りシャトルバスはもっとも駅舎から離れた場所で客待ちをしていました。

2.「この秋、私は渋滞知らず 勝尾寺紅葉シャトルバス」(みのおキューズモール~勝尾寺)

のりばは、千里中央方面への路線バスと同じ場所でした。当日乗車の受付窓口は、ここではなくキューズモールのセンター棟2階のインフォメーションでした(館内撮影禁止につき写真なし)。

背後は、2024年春開業予定の北大阪急行の新駅「箕面萱野」です。現在は駅ホーム建設の真っ最中です。

ただ、残念ながら乗客はまばらで、この便も1桁でした・・・ やはり、みのおキューズモールに電車が通じていないのがネックなのかも。

バス乗り場の反対側に広がる空き地。箕面萱野駅開業の暁には、ここに立派なバスターミナルができます。千里中央界隈の渋滞を回避できるこのシャトルバスは、2024年の紅葉シーズンにはきっと人気が出るでしょう・・・


大和高田バイパスの断絶区間の状況(その5)

2022-11-26 19:27:40 | 国道165号改良

その4の続きです。

1997年現在の昭文社の奈良県都市地図には、大和高田バイパスの断絶区間全体の計画ルートが掲載されています。ちなみに、2004年に開通した南阪奈道路は側道の一部を除き計画ルートとしては描写されていません。

計画図に沿って、何とか予定区間をトレースしようと小道を歩き回りました。すると、いくつか建物を壊した跡が見つかりました。

1か所だけ、具体的に国道建設用地を示す看板が設置されている場所がありました。看板はやや年季が入っており、かなり早い段階で買収にこぎつけた用地かも。

写真にところどころフェンスが映り込んでいますが、買収済み用地を示しているものと思われます。

こちらはフェンスはありませんが、地面にピンクリボン付きの簡易な杭が突き刺されており、斜めに伸びる黒いシートとともに用地買収の境界を示しているようです。

フェンスに囲われた買収済み用地は、ため池(峯阪池)に突き当たります。バイパスの計画ルートはここから池を跨ぎ、當麻スポーツセンターの東側に至ります。

當麻スポーツセンターの北東側には、農薬などを扱う「阿古薬品株式会社」があります。以前存在した公式サイトは消滅しましたが、フェイスブックページが生きています(2016年3月以来更新はありませんが)

現地付近のストリートビュー (2018年12月現在の画像ですが、2022年11月現在も変わりません)

現在の経営者は3代目で、別会社(本社所在地は同社と同じ)を設立してカンボジアに進出するなど積極的に事業を行っています。

https://next-innovation.go.jp/renovator/presspost/interview20180223/

ただ、この会社の敷地の大部分はバイパス予定地と重なっており、やがて立ち退きを余儀なくされることになります。そして、この会社の2代目は、Wikipediaによれば現職の葛城市長(阿古和彦氏・・・2016年から市長を務める)です。

ここから北、葛城市役所當麻支所西側から當麻寺交差点の間は、若干の空き地は点在するものの、明らかに用地買収済みと思われる土地は探し当てられませんでした。

(おわり)


大和高田バイパスの断絶区間の状況(その4)

2022-11-26 01:05:50 | 国道165号改良

その3の続きです。

今回は、4工区の反対側(南阪奈道路との接続点の弁之庄ランプ周辺)を紹介します。

付近のGoogleMapを見ると側道が不自然に北に出っ張っているのが目立ちますが、これは直接的には高架道路沿いの高圧線鉄塔を避けるためのものです。

ただ、地上では分岐合流の準備がなされています。ストリートビューとは一線を画したアングルからの撮影ですが、車道も歩道も大和高田バイパス4工区の計画地に向かってつながろうとしていることがわかります。

100mほど北の農道から分岐予定箇所を望む。この一帯だけは用地買収が完了し野っ原になっていることがわかります。同じ場所の2018年12月現在のストリートビューでは農地のままでしたが・・・

(つづく)


大和高田バイパスの断絶区間の状況(その3)

2022-11-25 21:50:20 | 国道165号改良

その2の続きです。

さて、大和高田バイパスの断絶区間は全区間が葛城市内となっており、国の事業ですが葛城市議会でも何回か取り上げられています。

(例)平成28年第3回定例会(3日目)・・・(45~48ページ)

   令和3年第1回定例会(2日目)・・・(81~85ページ)

後者には、以下のようなポイントとなる事項が含まれています。

<長年未整備となっている理由>

開通後における南阪奈道路などの付近の道路網の整備により、県道御所香芝線の渋滞状況の検証を踏まえた事業の再評価、検討を行っていたこと、また地元協議や交差点の検討に時間を要していたため

<當麻寺交差点(整備済み区間と未整備区間の境界)における計画>

當麻寺の参道と南北の幹線道路(交差点以北は国が管理する大和高田バイパス、以南は県が管理する山麓線)の交差点は現在四差路になっているが、その東南角にあるラーメン屋の店舗の部分をぶち抜いて南西に向かう幅20mの道路を大和高田バイパスとして新たに造り、五差路となる計画

<上記計画への地元の反応>

この交差点が五差路になると非常に幅員が広くなり参道が寸断される形になる上、何より交通安全上の問題がある

<上記計画の変更案として国が地元に提示した内容>

山麓線を當麻寺交差点の南側の手前で通行止めにし、同交差点は四差路のままとする。その代替として、1つ南側の竹内交差点と當麻寺交差点との中間地点に山麓線と大和高田バイパス(4工区)に接続するための新たな道路を取り付ける

参考・・・當麻寺交差点付近のGoogleMap

 

ということで、この周辺については道路計画自体が定まっておらず、用地買収着手以前の問題なんですね・・・

せっかくなので、當麻寺交差点付近の様子を紹介しておきます。

近鉄南大阪線当麻寺駅から當麻寺に通じる参道(県道ですが幅は狭い)から見た交差点の様子。交差点を境に直轄国道から県道になっていることがわかります。

交差点から国道側(北側)を見るとこんな感じ。「国道165号 ここから」の看板が見えますが、忽然と国道が始まるというのも何とも言えません・・・

反対側(南側)の様子。こちらは「国道165号 ここまで」となり、実質一体の幹線道路ながら道路規格が落ちていることがわかります。青い看板の根元の向こうにあるラーメン屋が、本来の大和高田バイパスの進路です。

(つづく)