2025年は3年に1度の瀬戸内国際芸術祭の開催年ですが、主要会場の1つである小豆島のバスが2025/4/1から大幅に値上げされます。
運賃値上げおよびダイヤ改正の詳細はこちら
小豆島の路線バス(小豆島オリーブバスが運行)は2016年の路線改編時に運賃制度を変更し、「150円→200円→250円→300円」の4段階の運賃にするとともに一定以上の距離は300円均一としました。これに伴い、西の玄関口である土庄港から東の玄関口<姫路港とを結ぶフェリーが発着>である福田港の間の運賃は1150円から300円と大幅に値下げされています。そして、全国相互利用対象交通系ICカードも2021/10から利用可能になりました。
しかし、2025/4/1からは「200円→300円→400円→500円」の4段階の運賃となり、一定以上の距離であれば66.7%もの値上げとなります。かつての運賃制度に戻すまでは追い込まれていないのかもしれませんが・・・ 現在1000円ポッキリの1日乗車券も1600円に値上げとなり、さらに瀬戸芸期間中は2000円に割増しとなります。
そして、ダイヤ改正のポイントは以下の通りです。
(1) 寒霞渓行きのバス(観光シーズンのみ運行)が無料の小豆島町営シャトルバスに移行し、自社による運行は11/21~11/30の10日間<紅葉シーズンのピークのみ>に変更
(2) 四海線(土庄港~オリーブタウン前~伊喜末~目島~馬越浜)が土庄町営バスに移行
(3) 中山線(土庄港~オリーブタウン前~肥土山~小豆島中央病院~オリーブタウン前~土庄港)間が東回り・西回りとも1便ずつ減便しそれぞれ2回・4回に
(4) 北回り福田線のうち土庄港~国際ホテル(エンジェルロード前)~小豆島中央病院間がごく一部を除き土日祝運休に
<4/16追記>
土庄町公式サイトに掲載されている2024/11/26開催の総務建設常任委員会の内容によれば、
・小豆島オリーブバスとしては、この値上げにより現在約1億円程度の赤字が5000万円程度に縮小される見込みを立てている
・高校生の通学定期については各家庭の負担を上限5000円としており(それを超える分は土庄町および小豆島町で負担)、現時点では負担増の予定はない
・四海線は乗車人数が少なくオリーブバスから運転手不足を背景に町営バスに切り替えてほしい旨の要請があり、4月からは自家用マイクロバスを使用して現在と同じダイヤを維持し、運行は、
小豆島交通株式会社に委託することを考えている
とのことでした。
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