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全国交通ニュースブログ

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東北新幹線と格安バスを乗り継ぎ茨城県北部へ! ※4/26更新

2022-04-15 19:51:18 | 路線バス

茨城県北部にある大子町(袋田の滝で有名)では、首都圏や栃木県北部の那須塩原エリアからの観光誘客の拡大のため、期間限定で「奥久慈おでかけ快速バス 那須塩原-常陸大子ライン」を運行します。

https://www.town.daigo.ibaraki.jp/page/page006156.html

https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16498462384143

街の中心部にあるJR水郡線の常陸大子駅と、東北新幹線の那須塩原駅の間を1時間10分で結び、1日3往復、運賃は僅か500円です。

運行日は特に需要の高そうな日に限定(GWの土休日、お盆最盛期、紅葉シーズン、年末年始)となっています。

確かに大子町は高速道路から離れており、JR水戸駅から非電化のローカル線である水郡線で1時間20分も揺られねばなりません。ただ、東京駅~水戸駅間は常磐線の特急で最短1時間12分であり、水郡線との接続もいいので実は今でも2時間40分程度で到達でき、東北新幹線とこのバスの乗り継ぎの所要時間とそう変わりません(茨城新聞の記事中の「従来の鉄道だけを使った場合」は、常磐線の普通列車との乗り継ぎを想定?)。新幹線大宮駅が利用可能なさいたま市など埼玉県南部ならばバス乗り継ぎのほうが明らかに便利ですが。

そして、この手の自治体や地元観光関係者主導のバスの場合、実際にバスを運行する会社の公式サイトに情報がなかなか上がらないことが多々あり、現時点ではこれに該当します・・・

茨城新聞の記事や、予約を受け付けているハイウェイバスドットコムのサイトを見ると、運行会社は大子町でも路線バスを運行している茨城交通と栃木県地盤の関東自動車となっていますが、4月15日夜現在、両社のサイトには一切の情報がありません。利用者を獲得するには「いろいろな手段を使い、いかにその存在を首都圏の人に知ってもらうか」がキモなんですけど。

ちなみに、大子町と東京都心の間には直通の高速バスが運行されていますが、1日1往復のみ(朝に大子町を発車し、夜に戻ってくる)です。

http://www.ibako.co.jp/contents/files/sites/2/2022/03/20220423daigo_oota.pdf

コロナ禍の前からこのパターンのみでした。

 

<4/26追記>

茨城交通公式サイトには、4月22日付でようやくこの路線のことが掲載されました。

http://www.ibako.co.jp/contents/newsrelease/2022/04/24714.html

ちなみに、唯一の途中停留所である「旧上岡小学校前」の近くには、数々のドラマや映画のロケ地にもなったノスタルジックな木造校舎(2001年まで現役だった)があり、土日祝は校舎内を見学できます。

https://www.daigo-kanko.jp/spot-0058.html



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