関連ブログ記事・・・2021/5/1付「四国地方のミッシングリンクはいつ解消?」
上記ブログ記事で、今治市と松山市の間のミッシングリンクについて
>しまなみ海道がつながったのは1999年5月1日(ちょうど22年前)ですが、この時点では一部島内に一般道区間が残り、これらの開通で全区間高規格幹線道路になったのは2006年4月29日です。
> それから15年経ちますが、今治と松山自動車道を結ぶ区間<今治小松自動車道>のうち今治市内区間約10kmは、ルート決定の遅れや反対運動から未だ開通の見通しが立っていません。今回の公表資料でも「調査設計、用地買収、改良工、橋梁上下部工推進」とあるだけです。
と書きましたが、未開通となっている今治小松自動車道の今治市内区間(事業名は「国道196号今治道路」)について、南半分の今治朝倉IC(仮称)~今治湯ノ浦IC間が2026年度中に開通する見込みである旨が、四国地方整備局松山河川国道事務所から2023/4/26付で発表されました。
https://www.skr.mlit.go.jp/matsuyam/pres/pres2023/pres/230426.pdf
https://trafficnews.jp/post/125682
今治朝倉IC付近には国道や主要地方道はなく、2車線歩道付きで整備された今治市道喜田村新谷線を介して現在の国道196号と連絡する形となるほか、今治市中心部に通じる県道155号今治丹原線(こちらも2車線歩道付き)もあるものの、未だ開通の見通しがたたない今治IC~今治朝倉ICの代替としては荷が重い感があります。
さて、松山河川国道事務所の公式サイト内で、今治道路の最新の工事状況が公開されています。
https://www.skr.mlit.go.jp/matsuyam/road/jigyou/imabari_jyokyo.html
このブログを書いている時点では、2022年12月現在の
・今治市長沢地区(今治湯ノ浦ICに近い側の山越え区間)
・今治市朝倉北地区(今治朝倉IC~今治湯ノ浦ICのほぼ中間、ボートレースチケットショップ朝倉脇)
・今治市新田地区(今治朝倉ICのすぐ西側)
・今治市高橋地区(今治ICと蒼社川の間)
の航空写真が掲載されており、いずれも土木工事がかなり進んでいるように見えます。ボートレースチケットショップ朝倉付近では高架橋が完成済みです。
そして、今治市高橋地区付近のストリートビューでは、2021/4時点ですでに蒼社川とその東側部分の橋脚が完成しており、2022/6時点で蒼社川西側の県道155号との交差付近でも橋脚が林立しています。にもかかわらず2026年度中に開通させるのが困難ということは、これら以外の区間の用地買収(特に神社仏閣が立地する丘陵地帯?)が相当に難航しているのかもしれませんね。
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