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岡山市内の路線バス運賃最大200円キャンペーン、隣接自治体での扱いは会社により異なります

関連ブログ記事・・・2023/5/14付「岡山市の「路線バス・路面電車の運賃無料DAY」、2023年は5回実施

2023年の岡山市内路線バス運賃無料DAYは終了しましたが、岡山市では新たな試みとして「期間限定で市内を走る路線バスの運賃を最大200円とするキャンペーン」をスタートさせました。期間は2023/12/1~2024/1/3の間の毎日<34日間連続>です。

https://www.city.okayama.jp/shisei/0000053668.html

https://www.city.okayama.jp/shisei/cmsfiles/contents/0000053/53668/200.pdf

対象は「一部でも岡山市内を走る路線バスの全ての便」で、もちろん岡山市民には限定されません。岡山桃太郎空港~岡山駅間のリムジンバスも対象です。

但し、運賃無料DAYのときと同様、以下の路線は全区間で除外されます。

 ・岡山桃太郎空港~倉敷駅間のリムジンバス

 ・下電バス興除営業所前~倉敷駅・成人病センター間の路線バス ※主要区間が倉敷市内のため

 ・高速バス

 ・コミュニティバス

そして、岡山市と他自治体にまたがって運行する路線の場合、運賃無料DAYのときは他自治体内のみの利用であっても無料でしたが、今回は事業者により「他自治体内のみの利用の場合は通常運賃」というケースがあるので注意が必要です。

下津井電鉄(下電バス)の場合、

https://shimoden.net/rosen/rosen_news/entry-207.html

対象路線は以下の2路線で、いずれも岡山市と倉敷市にまたがります。(実際には興除線は大半の便が岡山市内で完結しますが

1.興除線(天満屋~汗入~下電バス興除営業所~JR児島駅)

2.岡山駅~下撫川~中庄駅線

両路線とも、倉敷市内区間は上限200円の適用外になります。

2.については実際には倉敷市内区間(備中庄~中庄駅間)相互間の運賃はもともと最高190円なので実質的な影響はありません(キャンペーン期間中の運賃表はこちら)。

しかし、1.に関しては倉敷市内区間(熊野神社入口~JR児島駅)相互間の運賃は最高440円となっており、市境で運賃の逆転現象が起きています(キャンペーン期間中の運賃表はこちら)。JR児島駅から熊野神社入口まで乗車する場合、キャンペーン期間中は1つ先の植松バス停まで乗れば半額以下の200円になります。もっとも、両バス停間の距離は1km以上あるので、そこまでして運賃を節約したい方はまずおられないでしょうけど。

 

ちなみに、両備バスは、公式サイトで「一部でも岡山市内を走る路線バスの全ての便について、他自治体内のみの利用の場合も上限200円が適用される」ことを事実上宣言しています。

https://www.ryobi-holdings.jp/bus/rosen/news/917/

また、宇野バス<赤磐・美作・備前・瀬戸内の各市内も運行>は、全路線が上限200円の対象となることを公式サイトで明記しています。

https://www.unobus.co.jp/#news221

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