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全国交通ニュースブログ

日本全国の交通に関する最新ニュースをピックアップして紹介します。
幹線道路、バス、航路、ICカードなどなど・・・

noteへの移転のお知らせ・・・過去記事はgooブログ終了まで残します

2025-04-28 20:31:36 | アナウンス

開設以来4年余り、多くのアクセス(主に検索エンジンから)により、交通に関するまっとうな情報を世間に広めることができて何よりです。

さて、gooブログの終了に伴う移転先は、当ブログの性格に合致しているnoteとしました。

URL = https://note.com/kotsu_gyakuretz

名称 = 全国交通ニュースブログ on note

2025/4/29以降の新規投稿は全てnoteで行い、gooブログのほうは既存記事への追記や誤記訂正以外では更新しません。

過去記事についてはgooブログ終了までそのまま公開を継続しますが、5月半ば以降徐々にnoteに「過去記事」としてほぼ同じ内容で投稿していき、gooブログ終了後も全記事を読めるようにする予定です。

以上

 

<2025/8/13追記>

これまでに、約半数の記事についてnoteへの移行が終わり公開中です。gooブログ終了までには、全記事のnoteへの移行を完了させる<各記事内のリンク先もnoteに移行>予定です。

 


「名塩道路News」第7号(2025 SPRING)より

2025-04-28 18:50:47 | 国道176号名塩道路

関連ブログ記事・・・2024/4/2付「 「名塩道路News」第6号(2024 SPRING)より

年1回のペースで制作・公開される広報紙「名塩道路News」ですが、第7号がGW直前にようやく近畿地方整備局兵庫国道事務所のサイトで公開されたので、紹介します。

https://www.kkr.mlit.go.jp/hyogo/jigyo/r176_najio/epvp8f0000000tei-att/najio-vol.7.pdf

表紙は、生瀬トンネル周辺の急峻な斜面における切土工事の空撮です。

この付近は2025/2/9付ブログ記事で書いたように地質が想定外のややこしさであることから工期が延び「2026年春完成」が撤回されてしまいました。有識者検討会でも「今後の対応として、設計を見直すことも有力な選択肢」との意見が出ましたが、2025年度初め時点では工事の中断はせず、設計見直しの検討を行いながら特殊工法(ロッククライミング工法)などを採用しつつ斜面に立ち向かいます。これにより工事費がどこまで膨張するかも気になりますが。

今回の広報紙では他に赤坂地区(斜面を削って道路拡幅)や東久保地区・茶園地区(名塩川の付け替えなど)の現状写真が掲載されていますが、赤坂地区および東久保地区については2025/1時点で重機が入っていること(=工事が現在進行形であること)は確認できるものの、進捗は全くはかばかしくありません。

なお、2025/4/1に公表された令和7年度の近畿地方整備局の予算に関する資料では、

https://www.kkr.mlit.go.jp/profile/yosan/r7/lff277000004nlfn-att/20250401yosansyuusei.pdf

41ページ目に名塩道路のことが記載されています。当初予算ベースでは事業費として前年度のほぼ倍の36.64億円が割り当てられていますが、それぞれの工事にどの程度割り振られることでしょうね。


すさみ串本道路は2027年夏に開通へ・・・当初予定より2年余り遅れ

2025-04-28 00:06:22 | 幹線道路(関西)

2023/12/6付ブログ記事「すさみ串本道路、最後の追い込みで工事大量発注へ」の続報です。

2025年春の開通を目指して大量の工事費が投入されていたすさみ串本道路ですが、残念ながら開通時期は延期となってしまいました。

2024/11/28に開催されたすさみ串本道路の第2回事業工程会議において、開通時期が2年以上延期になることが明らかになりました。

https://www.kkr.mlit.go.jp/kinan/news/press/2024/v2r7vf00000027yf-att/20241128_susami.pdf

https://www3.nhk.or.jp/lnews/wakayama/20241128/2040018715.html

延期の理由は以下の通りです。

(1) 和深IC近くにある安指川橋の橋脚について、硬質岩への対応に通常の約4倍の施工時間を要した

(2) すさみ南ICと和深ICの間にある小河瀬谷川橋について、地盤のひび割れをふまえ橋台の工事を中断し、改めて地盤調査を実施のうえ対策工法について有識者の意見もふまえ検討した結果、基礎部分の構造変更が必要になった

(3) (2)の対策について、修正設計や追加の基礎工事のみでも1年以上を要することとなった

そして、2025/4/23に開催された第3回事業工程会議において、開通時期が2027年夏の見通しであることが発表されました。

https://www.kkr.mlit.go.jp/kinan/news/press/2025/rirsjh0000006ace-att/250423susamijigyou3.pdf

https://www.agara.co.jp/article/487567

これは、上記(2)の小河瀬谷川橋について対策が決定し今後の工程に要する期間が明確になったことによります。

なお、他の区間の多くは道路構造物が完成してきており、開通前の段階において、南海トラフ地震などの災害時における住民の避難路、緊急車両の交通路としての活用など、地域の防災機能を強化。(避難路・緊急車両の通行可能区間は、紀南河川国道事務所HPで定期的にお知らせ)とのことです。

すさみ串本道路の工事進捗状況については紀南河川国道事務所のサイトで公開されていますが、

https://www.kkr.mlit.go.jp/kinan/douro/susami/susami_kouzi.html

このブログ記事を書いている時点で最新となる令和7年1月時点の状況 によれば、各所に完成済みのトンネルや上部構造まで完成に近づいた橋梁があります。


新宮紀宝道路開通で、新宮市通過交通の4割が国道42号から転換

2025-04-27 00:11:21 | 幹線道路(関西)

2024/11/8付ブログ記事「新宮紀宝道路開通(2024/12/7)後、新宮市海岸近くの県道は通過交通の経路になるか?」の続報です。

近畿地方整備局紀南国道事務所は2025/4/23付で、新宮紀宝道路の整備効果について発表しました。「交通渋滞の解消によりバスの定時性や医療施設へのアクセスが向上」とあります。

https://www.kkr.mlit.go.jp/kinan/news/press/2025/rirsjh0000004ktq-att/250423singukihou.pdf

https://www.chunichi.co.jp/article/1058478

こちらによれば、今回の開通により国道42号(現道)の約4割の交通が新宮紀宝道路に転換し、現道の橋本交差点・速玉大社前交差点の交通渋滞が解消しました。そして、紀宝IC~広角南交差点間の平均所要時間が約2~6分短縮となり、三重県紀宝町内・御浜町内から(広角南交差点以南にある)新宮市立医療センターへの平均搬送時間も約3~4分短縮されました。

この「広角南交差点」は、上記ブログ記事でも触れている県道231号あけぼの広角線と国道42号の交点です。道路を整備した国土交通省側の狙い通りに国道42号現道の交通量は減りましたが、当然県道231号の交通量はその分増えたわけで、特に住宅地である王子町地内においては交通事故のリスクが増したことになりますが、こちらの道路管理者は和歌山県なので効果測定の対象外ですね。

ちなみに、国道42号広角南交差点の南側のストリートビュー(2024/12時点)によれば、道路標識は相変わらず「直進=尾鷲・熊野、右折=王子町・王子ヶ浜」のままであり、「右折した県道の先に新宮紀宝道路が存在し、こちらを経由した方が通過交通にとってベターであること」は付近の道路事情に疎くカーナビに最新情報が配信されていないドライバーにはわからない仕組みになっています。一方、国道42号と紀宝ICの交点側では、上記中日新聞のサイト記事内の写真でもわかるように路面標示が「新宮方面は新宮紀宝道路を通ってください」と誘うようになっています。脇に「熊野速玉大社方面は直進」の看板が立っているのは観光客対策でしょう。


国道24号寺田拡幅は2026年度内に供用開始へ、城陽橋4車線化も?

2025-04-26 20:25:00 | 新名神高速道路

2024/12/23付ブログ記事「国道24号寺田拡幅+府道城陽橋の2024/11時点の再評価結果について」の続報です。

京都国道事務所は2025/4/23付で、これまで「新名神高速道路と合わせて開通」としていた国道24号寺田拡幅について、2026年度内に供用開始すると発表しました。

https://www.kkr.mlit.go.jp/kyoto/news/press/2025/rirsjh00000067d5-att/250423_kisyahappyou_teradakakuhuku.pdf

リリース文にはその理由として「寺田拡幅と接続する京都府道(山城総合運動公園城陽線(城陽橋))と新名神高速道路の寺田拡幅影響範囲に係る工事について、概ね作業完了の目処がたち、工程調整が整ったため」とあります。新名神高速道路の城陽市内区間については東部山間部における諸々の事情により開通予定が2023年度→2024年度→2028年度以降とどんどん後ろ倒しになっていますが、木津川運動公園北側以西の平野部については特に障害もなく順調に工事が進んでおり、その結果がこれなんでしょうね。寺田拡幅事業区間のうち現時点で相対的に進捗が遅れている城陽商工会議所・城陽市保健センターの北側部分(ブログ記事「新名神・城陽市内の2024/11/4時点の工事状況(前)」参照)も、基盤整備は終わっていることから、遅くとも1年半後には立派な道路が構築されていることでしょう。

京都国道事務所サイト内の寺田拡幅事業の進捗状況を公開するページはこちら

そして、城陽橋の4車線化についてもおそらく寺田拡幅と同タイミングで供用開始されるものと思われます。鴻池運輸の敷地内における高架橋の建設工事が同社の協力のもと順調に進んでいることから容易に推測できます。京都府公式サイトには2025/4/25時点で該当する報道発表は見当たりませんが、京都新聞社には府が情報を流したようです。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1464780