第0016号
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(『大人の場面緘黙症(ジストニアやイップスなど)』でお悩みの方は第0010号・第0011号・第0012号と第0047号もお読み下さい。)
・『ブログ』を始めるにあたって⑯
皆様こんにちは、第0007号で書いたあだち充先生の『タッチ』の漫画とアニメの両方をようやく見終わったので、今回はその感想を書いていこうと思っています。
・参照
【漫画家『あだち充』は、『陽あたり良好!』・『みゆき』・『H2』・『クロスゲーム』などのラブコメディと野球などのスポーツを絡めた青春恋愛漫画を得意としていて、ソフトで可愛らしい絵柄と少女漫画のような技法を少年漫画に持ち込んで来たパイオニアである。】
【漫画『タッチ』は小学館の週刊少年サンデーにおいて、1981年~1986年まで連載されていたラブコメディ・野球漫画で、単行本全26巻からなる漫画家『あだち充』の代表作といえる漫画である。】
【アニメ『タッチ』はフジテレビ系列にて1985年~1987年まで放映されていたアニメで、全101話からなる巨人の星以来の大ヒット野球漫画・アニメである。】
ちび猫が描く『夢の話し』第0007号参照
~~~『タッチ』予告~~~第0014号参照
・前置き
・漫画『タッチ』
あだち充先生の漫画『タッチ』は単行本で全26巻の大作ではあったが、仕事の後の一日6時間程の読書時間を三日間続けても、まったく集中力を途切れさせるコトなく読み進められて、ハイペースで読んでいたにも関わらず三日目の読み終えた時でも、その内容に充分な納得が出来ましたし。
「人として頑張って【弟の上杉 和也や浅倉 南に気を使って】生きてきた兄の上杉 達也」と「男として頑張って【浅倉 南の望む野球に打ち込んで】生きてきた弟の上杉 和也」の双子の兄弟と、「幼なじみでお隣りさんの【美人で気立てが良くてスポーツ万能な】浅倉 南」という女の子がいて。その三人が明青学園高等部に進学した一年目の夏に、野球部のエースピッチャーだった弟の上杉 和也が甲子園出場のかかった須見工との予選大会決勝戦の日の朝に交通事故で死んでしまい。兄の上杉 達也は弟がやり残していった「男としての頑張り」を引き継いで「“浅倉 南のため”に甲子園に出場する事」を目差したが、それでも上杉 達也は「女性に弱い」という形で「人としての頑張り」を忘れずにいて。明青学園高等部三年目の夏に「弟の無念をはらす頑張り」で因縁の「新田 明男」に投げ勝ち甲子園出場を決めながら、上杉 達也らしい「人としての頑張り」で“南のため”に甲子園の開会式を仮病で休んでしまって、浅倉 南が新体操で出場するインターハイの応援にナイショで行き、プレッシャーに苦しむ南の本当のピンチを奇跡的に救う事が出来て、ようやく浅倉 南に告白するコトが出来たという、人としての地道な生き方が基本ベースの「“浅倉 南のため”の物語り」といった作りでした。
・アニメ『タッチ』
テレビ放送されたアニメ『タッチ』は30分枠で全101話にもなるロングサイズのためか、一日6時間~9時間の試聴を七日間も続けてやっと見終れはしたものの、話しが時々「ダラ~ッ」としていて集中力の維持が上手(ウマ)く出来ず、眠気をこらえて七日目に見終えた時には「少しだが拷問から開放された気分」になってしまいましたが。
周囲からは出がらしと言われながらも“本物の天才”であった「双子の兄の上杉 達也」が、明青学園高等部一年生で甲子園出場が目前だった野球部のエースピッチャーで周囲や幼なじみの浅倉 南から期待されていた「弟の上杉 和也」の交通事故死後に野球を始め。野球部監督代行の「柏葉 英二郎」の露骨な暴力指導や妨害采配にも屈せず、新田 由加の大胆な誘惑もはねのけて、スポ根まんがのセオリー通りに「須見工の新田 明男」に投げ勝ち明青学園の甲子園出場を決め。ラストには電話ではあるが「幼なじみの南」に告白するという、波乱万丈の「“苦悩する天才”の物語」といった作りになっていて。
漫画では最後まで大切にされていた「人としての頑張り:女性に弱い:“浅倉 南のため”に」という達也らしさが残念ながら進行とともに軽視されていってしまうのだが、その代わりに達也が天賦の才能を自覚し、過度の期待や露骨な妨害にも挫(クジ)けず逃げ出さずにその才能を活かしていく姿勢が“天才の覚醒”という形でカッコ良く描かれていました。
・『漫画』対『アニメ』
・第一部:和也の影で愛された達也
私の感じた第一部はアニメと同じで、漫画の単行本では第7巻の166ページまでの分に当たり、アニメだど第27話(短かすぎた夏…カッちゃんにさよなら!)までの部分に当ります。
ストーリー的には、「双子の兄の上杉 達也」と「弟の上杉 和也」と「幼なじみでお隣りさんの浅倉 南」の仲良し3人組がそろっていられた、明青学園中等部三年生から明青学園高等部一年目の夏までの部分に当たっており。野球部のエースピッチャーだった弟の上杉 和也が交通事故で死んでしまう事で次の段階に進むのです。
この第一部は、漫画に比べてアニメでの上杉 和也や浅倉 南の出番の数や感情移入の場面が明らかに多い事と、高等部に進んでからの浅倉 南が上杉 達也に対して別人のように魅惑的に振る舞い始める事がアニメの特徴であり、仲良し3人組の三角関係が不思議なまま成立している特殊な事情を綺麗に印象付けようとして、漫画に対して意図的に追加させたり変更させたりした場面や、巧みに工夫された表現がアニメには沢山あるような気がしてしまうのだが、何にしても、漫画でのダメ兄貴「上杉 達也」のゆれる気持ちをメインに置いて、上杉 和也や浅倉 南の言動や感情が達也の目線で描かれるというオーソドックスな漫画作りとは、明らかに違う込み入った表現方法でアニメは作られているのは確かだと思うのです。
しかし、基本的なストーリーの構成は漫画もアニメも同じで、浅倉 南は甲子園出場の夢を和也に託しながら、本心では上杉 達也の方に好意を抱いていて、上杉 和也はそれを薄々感じ取っていながらエースピッチャーとなって野球に打ち込み続け、上杉 達也は「人並み以上の努力で浅倉 南の期待に応え続けてきた和也」に遠慮して浅倉 南との関係を何時までもうやむやなままにしていて、高等部に進んでからは一度は考えた野球部入りを断念して成り行きで入ったボクシング部で練習に励み、浅倉 南の家の喫茶店「南風」でアルバイトを続けて「野球部エースの和也」や「野球部マネージャーの浅倉 南」を応援していたが。三人が通う明青学園高等部の野球部が「夏の甲子園」出場まであと一歩の所まできていながら、エースピッチャーの上杉 和也が予選大会決勝戦の日の朝に交通事故で死んでしまう事によって、甲子園出場という“浅倉 南と和也”の夢は叶わず、そして“仲良し3人組”も突然に消滅してしまうのです。
だが結局の所、この「漫画『タッチ』の第一部」の設定やストーリーの“可笑(オカ)しさや意外さ”が、漫画の読者から高い人気を集めていて、さらにはアニメ制作関係の人達もこの「漫画『タッチ』の第一部」のアニメ化なら面白いモノが作れると熱意を持てたからこそ、「『タッチ世代』と呼ばれる若者を生み出す社会現象を引き起こした」と言われる名作アニメの制作が始まったのであろうから。この「漫画『タッチ』の第一部」は全ての“『タッチ』作りの原点”であるのは当然なのだが、ストーリー的にも漫画とアニメの全編で共通の基軸となる「上杉 和也の影に居ても動じないでいる上杉 達也への“浅倉 南の変わらない想い”」が決定付けられた『タッチ』作品の不可欠な部分であると言えるのです。
・第二部:期待に応える達也
私の感じた第二部もまたアニメと同じで、漫画の単行本では第14巻の166ページまでの分に当たり、アニメだど第54話(第2部完・いよいよ最後の甲子園だゾ!!・第55話・第56話は総集編)までの部分に当ります。
ストーリーは、「弟の上杉 和也」が事故死してから「兄の上杉 達也」は成り行きで入った野球部でエースピッチャーに迎えられて甲子園を目差すが、翌年の「夏の甲子園」予選大会では勢南高校に“惜しくも”敗れてしまい、「浅倉 南」は助っ人で始めた新体操でいきなりインターハイ4位に入賞する活躍をして“全国的に注目”されてしまって、野球のライバル高校の「勢南の西村 勇」や「須見工の新田 明男」達で南の周囲が賑(ニギ)わい、新田 明男の「妹の由加」が達也に興味を示し始めてきて、野球以外の所でゴタゴタが頻発(ヒンパツ)していたが。そんな時に達也に憧れていたはずの「吉田 剛」がライバル意識を抱いて挑戦的となり、野球の練習試合で“新田 明男の須見工と引き分ける”事が出来て、野球の練習にも少しずつ熱が入るかと思われたその矢先に、その吉田 剛が突然海外へ転校してしまってからは、野球の事がなおざりになっているかのような野球をナメテイル展開になっていて。
野球部監督代行の「柏葉 英二郎」が登場するまでのお話しという事で、ほのぼのとしたエピソードが盛り沢山に描かれたラブコメディ要素満載の青春恋愛漫画仕立てに作られたみたいなのです。
そしてこの第二部には、特に漫画とアニメに大きな違いがあって、第一部にも第13話(和也心配です!恋のスランプ孝太郎くん)や第21話(それでもカッちゃんは南のために甲子園)などでも時々あったアニメオリジナルのエピソードが第二部の後半最後に第52話(恋の3元中継!ジャマ者はお前だ!!)・第53話(達也の課外授業…思い過ごしも恋の内!)・第54話(第2部完・いよいよ最後の甲子園だゾ!!)と連続で作られていて、漫画に比べて「勢南の西村 勇」や「須見工の新田 明男」の登場が増えたために、上杉 達也や浅倉 南にとって彼らがより身近な存在になったのはもちろんだが。
それ以上に目立っていたのが、新田 明男の「妹の由加」の特殊な立場と無邪気な行動による、上杉 達也や浅倉 南をドンドン振り回していく「強い個性のキャラクター」としての存在感の高まりであり、次の第三部での由加の本格的な活躍を暗示させるエピソードの追加であり。それは、アニメの制作者サイドの、漫画では「“浅倉 南の引き立て役”でありながら“意地の悪いひねくれた言動”でダラダラした話しをしまったモノにするための“スパイス的役回り”」だった新田 由加を、第1部で事故死してしまった「弟の上杉 和也」に代わる第3の主要登場人物に据(ス)えようとした意図の表れであり。そして、第3部において柏葉 英二郎が登場する時のインパクトを漫画より強烈にするとともに、作品としてのアニメ『タッチ』をよりハラハラ・ドキドキする“華のある青春恋愛物語り”であるようにする時の、ストーリー的な部分での漫画との“矛盾”を視聴者に気付かせなくさせる狙いがあったと推測出来るのです。
しかし結局この第二部は、「弟の上杉 和也」が事故死してから、「野球部監督代行の柏葉 英二郎」が登場して、「野球部マネージャーとなる新田 由加」が本格的に関わって来るまでの“場つなぎ”として「上杉 達也自身が浅倉 南の期待に応える才能と力が自分にあると自覚し、甲子園を目差す努力をしても無駄には終わらないと確信を深めて行きながら、明確に甲子園を目差す段階を踏んでいく“上杉 達也の出世物語り”」を中心にしながら、青春恋愛物語りらしいように“面白可笑(オモシロオカ)しく”描いたアニメ作りと、読者を一番引き寄せた“ラブコメディ”らしい「浅倉 南のために頑張っていたら甲子園を狙えるスター選手にたまたま成れてしまっただけの、女性に弱くていつも振り回されてばかりいる、普段着のままの上杉 達也」の活躍を“高校野球という分かりやすい世界”を使って描いた漫画作りとの違いはあるものの。
漫画もアニメも兄の上杉 達也が弟の上杉 和也に成り代わって「浅倉 南の期待に応えようと“とにもかくにも”頑張っていた」という物語りであるという事には間違いないと思うのです。
・第三部:夏合宿に入るまで
この第三部からは、私の勝手な都合で区切ってあり、漫画の単行本では第16巻の118ページまでの分に当たり、アニメだど第70話(夏まじか!どこまで続く落ちこぼれ騒動)までの部分に当たります。
ストーリーは、「上杉 達也」や「浅倉 南」が明青学園高等部の三学年へと進級するが、新田 明男の妹の「新田 由加」も明青学園高等部の一学年へと進学してきて、念願の野球部マネージャーとなってしましまい。
野球部の西尾監督が病気で入院したために代理監督が必要となり、西尾監督自身が直接「元明青学園野球部名キャプテンの柏葉 英一郎」に依頼しようとするが、間違えに気付かぬまま「野球部に恨みのある、弟の方の柏葉 英二郎」に監督代行を依頼してしまって。ついに柏葉 英二郎が監督代行として明青学園野球部へとやって来て、野球部マネージャーだった浅倉 南を強引に辞めさせ、ビールを飲みながら竹刀(シナイ)を振り回し、傍若無人(ボウジャクブジン)な振る舞いを続けて新入部員を半分以上辞めさせてしまうのだが。
野球部エースの達也は、甲子園を目差す上で須見工の新田 明男を最大のライバルと考え、鬼の柏葉監督代行のシゴキに耐え続けていて。
新体操に専念する事になった浅倉 南は、2度目のインターハイ出場を目差しながら不自然な柏葉監督代行就任の謎を解き明かそうと奔走し、「新田 明男の旧友であり、上杉 達也の悪友でもあるボクシング部主将の原田 正平」から監督代行の依頼が兄と弟で間違った事や、弟の柏葉 英二郎が野球部に恨みを抱くようになった経緯(イキサツ)などを聞き、西尾監督に知らせようとするが、達也の甲子園への意気込みに押されて思いとどまり。
そして唯一の野球部マネージャーとなった新田 由加が、達也の気を引こうと悪戦苦闘するが、ことごとく失敗してしまいながら夏合宿の時期を迎えるというモノで。
漫画よりもアニメの方で、本格的な“青春恋愛物語り”として華やかに作り込んであるみたいなのです。
そしてこの第三部には、第二部以上に漫画とアニメに多くの違いがあり。アニメオリジナルのエピーソードの部分が半分以上を占(シメ)めていていて、小さな追加は最初の第57話(第3部開始・謎の新監督がやってくる!!)から盛り沢山で、第59話(嵐の明青野球部!南が去ってまた一難)・第60話(新マネージャー大苦戦!やっぱり南が一番)や第62話(セピア色の2人!南と新田の海岸物語)・第63話(サングラスの奥の秘密!柏葉は何者?)もその内容のほとんどが追加のエピソードで出来ており、さらには第64話(仁義なき練習試合!鬼監督のお手並拝見)・第65話(ガンバレ南!ギブ・アップは似合わない!)・第66話(南が生徒会長?アイドルは何かと大変!)そして第69話(夢は甲子園!退部届はあわてずに!!)・第70話(夏まじか!どこまで続く落ちこぼれ騒動)にいたっては、まったく新しいアニメオリジナルのエピソードで出来ているのですが。ただアニメオリジナルのエピソードが多分に追加されているという事以上に、良く出来た人格者だというイメージの強かったヒロインの浅倉 南が人間臭く怒鳴(ドナ)ったりイヤミを言ったりフクレたりしている場面などの、性格の軽さや悪さを見せてしまうシーンが象徴的に用いられた事によって、漫画の「言葉数の少なさで圧力をかけるスペシャルヒロイン」というイメージが覆(クツガエ)された事がこの第三部のアニメの最大の特徴となっていますし。それ以外にも、柏葉監督代行の野球センスの良さが随所に加味されていたり、新田 由加の「浅倉 南には無い可愛いさ」が上杉 達也を和ませ(?)それが監督代行の事で機嫌(キゲン)が悪い浅倉 南を余計に苛立(イラダ)たせたり、浅倉 南に「日下(クサカ):名前は不明」という新体操部の可愛い後輩のが出来たり、第64話の「無茶なメンバーで臨んだ練習試合」や第69話と第70話「目を一時的に悪くしたショートの中嶋の退部騒動」などの新しいエピソードで野球部の結束が固まったりした事なども第三部のアニメの特徴といえます。
しかし、私の区切った第三部の部分が、突然出現(:ビックリ!)した柏葉監督代行のバイオレンスと、本格的に関わって来た新田 由加の魅力的(:舞台あらし!)な“瞬間二重人格”をアピールするパートであるのはもちろんなのだが、それを差し置いても私が「注目の場面」として一押しするのが、漫画の第16巻(3話目「しごいてもらおうじゃねえか」)やアニメの第67話(ムムッ見えてきたぞ!柏葉監督の正体!!)の中にある、上杉 達也が浅倉 南に向かって『タッチ』作品の中で唯一の熱血発言をするシーンなのです。
そして、この熱血発言を境にして、柏葉監督代行の就任に関わる問題の局面が大きく展開し、上杉 達也は甲子園を目差して心置きなく(?)野球に取り組めるようになるのだが。何故(ナゼ)かこれ以後“ひねくれ者(?)の役回り”となる浅倉 南は、アニメの第68話(ストップ・ザ・達也!由加のむりやりデート作戦!!)の中で校長先生に柏葉監督代行の就任の件でまた詰め寄ったりするし、少し後の第五部になってからだと、漫画の第18巻(6話目「だけど」)の中で「柏葉 英一郎」と話しをする機会があった時の後で、上杉 達也に「せっかく監督(オニ)をおいだすチャンスだったんじゃねえか!」と言われた時にも、ひねくれ者の役回りの浅倉 南は柏葉 英一郎という人物が信用出来なかったのか「そうよね。―――だけど。 なにか、今いち ちょっと・・・」と言い返して口論となっているのです《:漫画での「柏葉 英一郎」は、言葉使いが乱暴で犬にも嫌われていて、アニメに比べてだいぶ“うさんくさい”役回りに書かれているからいいのですが。しかし、アニメ第82話「見えたぞ!柏葉兄弟のふか〜い謎」での上杉 達也が漫画とは違って、「柏葉 英二郎」を監督と認めて頑張ろうとする熱血発言をするものですから、アニメでの浅倉 南は漫画と違って、一人で勝手に野球部を心配していながら、すぐに「柏葉 英一郎」を疑(ウタグ)るような、ちょっとピエロ的で“そそっかしい”役回りになっていて笑えます》。
第四部:予選が始まるまで(第0024号参照)
第五部:甲子園出場まで(アニメは最終第101話まで)
第6部:甲子園開会式【入場行進】を欠席した達也(漫画の最終第26巻まで)
・『タッチ世代』と呼ぶ大人達
漫画『タッチ』を知らない大人達
アニメ『タッチ』の制作者達の想いは・・・
・世界の子供向けアニメ(漫画)とのギャップと斬新性
「原作の漫画に忠実な表現であり効果的(!)に使われてしまっているアニメの間接的“喫煙”のシーンや、漫画・アニメに共通するあからさまに“女子を覗き見(!)”しているような着替えの場面」
「少女マンガでもあまり存在していなかったであろう脇役キャラの『新田 由加』の、少女マンガのヒロインであった『浅倉 南』の人間的魅力を多彩に引き出していく“不可解(!)な存在”と、その裏表のハッキリした性格をまったく隠さないという“新しい魅力(!)”の誕生」
~~~第0024号へ~~~
(『大人の場面緘黙症(ジストニアやイップスなど)』でお悩みの方は第0011号・第0012号をお読み下さい。)
~~~第0016号先頭へ~~~
ちび猫のコメント参照
次回につづく。
*****(制作終了)*****
制作進行中の分はこちらから。
制作終了した分はこちらから。
全ての紹介分はこちらから。
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(『大人の場面緘黙症(ジストニアやイップスなど)』でお悩みの方は第0010号・第0011号・第0012号と第0047号もお読み下さい。)
・『ブログ』を始めるにあたって⑯
皆様こんにちは、第0007号で書いたあだち充先生の『タッチ』の漫画とアニメの両方をようやく見終わったので、今回はその感想を書いていこうと思っています。
・参照
【漫画家『あだち充』は、『陽あたり良好!』・『みゆき』・『H2』・『クロスゲーム』などのラブコメディと野球などのスポーツを絡めた青春恋愛漫画を得意としていて、ソフトで可愛らしい絵柄と少女漫画のような技法を少年漫画に持ち込んで来たパイオニアである。】
【漫画『タッチ』は小学館の週刊少年サンデーにおいて、1981年~1986年まで連載されていたラブコメディ・野球漫画で、単行本全26巻からなる漫画家『あだち充』の代表作といえる漫画である。】
【アニメ『タッチ』はフジテレビ系列にて1985年~1987年まで放映されていたアニメで、全101話からなる巨人の星以来の大ヒット野球漫画・アニメである。】
ちび猫が描く『夢の話し』第0007号参照
~~~『タッチ』予告~~~第0014号参照
・前置き
・漫画『タッチ』
あだち充先生の漫画『タッチ』は単行本で全26巻の大作ではあったが、仕事の後の一日6時間程の読書時間を三日間続けても、まったく集中力を途切れさせるコトなく読み進められて、ハイペースで読んでいたにも関わらず三日目の読み終えた時でも、その内容に充分な納得が出来ましたし。
「人として頑張って【弟の上杉 和也や浅倉 南に気を使って】生きてきた兄の上杉 達也」と「男として頑張って【浅倉 南の望む野球に打ち込んで】生きてきた弟の上杉 和也」の双子の兄弟と、「幼なじみでお隣りさんの【美人で気立てが良くてスポーツ万能な】浅倉 南」という女の子がいて。その三人が明青学園高等部に進学した一年目の夏に、野球部のエースピッチャーだった弟の上杉 和也が甲子園出場のかかった須見工との予選大会決勝戦の日の朝に交通事故で死んでしまい。兄の上杉 達也は弟がやり残していった「男としての頑張り」を引き継いで「“浅倉 南のため”に甲子園に出場する事」を目差したが、それでも上杉 達也は「女性に弱い」という形で「人としての頑張り」を忘れずにいて。明青学園高等部三年目の夏に「弟の無念をはらす頑張り」で因縁の「新田 明男」に投げ勝ち甲子園出場を決めながら、上杉 達也らしい「人としての頑張り」で“南のため”に甲子園の開会式を仮病で休んでしまって、浅倉 南が新体操で出場するインターハイの応援にナイショで行き、プレッシャーに苦しむ南の本当のピンチを奇跡的に救う事が出来て、ようやく浅倉 南に告白するコトが出来たという、人としての地道な生き方が基本ベースの「“浅倉 南のため”の物語り」といった作りでした。
・アニメ『タッチ』
テレビ放送されたアニメ『タッチ』は30分枠で全101話にもなるロングサイズのためか、一日6時間~9時間の試聴を七日間も続けてやっと見終れはしたものの、話しが時々「ダラ~ッ」としていて集中力の維持が上手(ウマ)く出来ず、眠気をこらえて七日目に見終えた時には「少しだが拷問から開放された気分」になってしまいましたが。
周囲からは出がらしと言われながらも“本物の天才”であった「双子の兄の上杉 達也」が、明青学園高等部一年生で甲子園出場が目前だった野球部のエースピッチャーで周囲や幼なじみの浅倉 南から期待されていた「弟の上杉 和也」の交通事故死後に野球を始め。野球部監督代行の「柏葉 英二郎」の露骨な暴力指導や妨害采配にも屈せず、新田 由加の大胆な誘惑もはねのけて、スポ根まんがのセオリー通りに「須見工の新田 明男」に投げ勝ち明青学園の甲子園出場を決め。ラストには電話ではあるが「幼なじみの南」に告白するという、波乱万丈の「“苦悩する天才”の物語」といった作りになっていて。
漫画では最後まで大切にされていた「人としての頑張り:女性に弱い:“浅倉 南のため”に」という達也らしさが残念ながら進行とともに軽視されていってしまうのだが、その代わりに達也が天賦の才能を自覚し、過度の期待や露骨な妨害にも挫(クジ)けず逃げ出さずにその才能を活かしていく姿勢が“天才の覚醒”という形でカッコ良く描かれていました。
・『漫画』対『アニメ』
・第一部:和也の影で愛された達也
私の感じた第一部はアニメと同じで、漫画の単行本では第7巻の166ページまでの分に当たり、アニメだど第27話(短かすぎた夏…カッちゃんにさよなら!)までの部分に当ります。
ストーリー的には、「双子の兄の上杉 達也」と「弟の上杉 和也」と「幼なじみでお隣りさんの浅倉 南」の仲良し3人組がそろっていられた、明青学園中等部三年生から明青学園高等部一年目の夏までの部分に当たっており。野球部のエースピッチャーだった弟の上杉 和也が交通事故で死んでしまう事で次の段階に進むのです。
この第一部は、漫画に比べてアニメでの上杉 和也や浅倉 南の出番の数や感情移入の場面が明らかに多い事と、高等部に進んでからの浅倉 南が上杉 達也に対して別人のように魅惑的に振る舞い始める事がアニメの特徴であり、仲良し3人組の三角関係が不思議なまま成立している特殊な事情を綺麗に印象付けようとして、漫画に対して意図的に追加させたり変更させたりした場面や、巧みに工夫された表現がアニメには沢山あるような気がしてしまうのだが、何にしても、漫画でのダメ兄貴「上杉 達也」のゆれる気持ちをメインに置いて、上杉 和也や浅倉 南の言動や感情が達也の目線で描かれるというオーソドックスな漫画作りとは、明らかに違う込み入った表現方法でアニメは作られているのは確かだと思うのです。
しかし、基本的なストーリーの構成は漫画もアニメも同じで、浅倉 南は甲子園出場の夢を和也に託しながら、本心では上杉 達也の方に好意を抱いていて、上杉 和也はそれを薄々感じ取っていながらエースピッチャーとなって野球に打ち込み続け、上杉 達也は「人並み以上の努力で浅倉 南の期待に応え続けてきた和也」に遠慮して浅倉 南との関係を何時までもうやむやなままにしていて、高等部に進んでからは一度は考えた野球部入りを断念して成り行きで入ったボクシング部で練習に励み、浅倉 南の家の喫茶店「南風」でアルバイトを続けて「野球部エースの和也」や「野球部マネージャーの浅倉 南」を応援していたが。三人が通う明青学園高等部の野球部が「夏の甲子園」出場まであと一歩の所まできていながら、エースピッチャーの上杉 和也が予選大会決勝戦の日の朝に交通事故で死んでしまう事によって、甲子園出場という“浅倉 南と和也”の夢は叶わず、そして“仲良し3人組”も突然に消滅してしまうのです。
だが結局の所、この「漫画『タッチ』の第一部」の設定やストーリーの“可笑(オカ)しさや意外さ”が、漫画の読者から高い人気を集めていて、さらにはアニメ制作関係の人達もこの「漫画『タッチ』の第一部」のアニメ化なら面白いモノが作れると熱意を持てたからこそ、「『タッチ世代』と呼ばれる若者を生み出す社会現象を引き起こした」と言われる名作アニメの制作が始まったのであろうから。この「漫画『タッチ』の第一部」は全ての“『タッチ』作りの原点”であるのは当然なのだが、ストーリー的にも漫画とアニメの全編で共通の基軸となる「上杉 和也の影に居ても動じないでいる上杉 達也への“浅倉 南の変わらない想い”」が決定付けられた『タッチ』作品の不可欠な部分であると言えるのです。
・第二部:期待に応える達也
私の感じた第二部もまたアニメと同じで、漫画の単行本では第14巻の166ページまでの分に当たり、アニメだど第54話(第2部完・いよいよ最後の甲子園だゾ!!・第55話・第56話は総集編)までの部分に当ります。
ストーリーは、「弟の上杉 和也」が事故死してから「兄の上杉 達也」は成り行きで入った野球部でエースピッチャーに迎えられて甲子園を目差すが、翌年の「夏の甲子園」予選大会では勢南高校に“惜しくも”敗れてしまい、「浅倉 南」は助っ人で始めた新体操でいきなりインターハイ4位に入賞する活躍をして“全国的に注目”されてしまって、野球のライバル高校の「勢南の西村 勇」や「須見工の新田 明男」達で南の周囲が賑(ニギ)わい、新田 明男の「妹の由加」が達也に興味を示し始めてきて、野球以外の所でゴタゴタが頻発(ヒンパツ)していたが。そんな時に達也に憧れていたはずの「吉田 剛」がライバル意識を抱いて挑戦的となり、野球の練習試合で“新田 明男の須見工と引き分ける”事が出来て、野球の練習にも少しずつ熱が入るかと思われたその矢先に、その吉田 剛が突然海外へ転校してしまってからは、野球の事がなおざりになっているかのような野球をナメテイル展開になっていて。
野球部監督代行の「柏葉 英二郎」が登場するまでのお話しという事で、ほのぼのとしたエピソードが盛り沢山に描かれたラブコメディ要素満載の青春恋愛漫画仕立てに作られたみたいなのです。
そしてこの第二部には、特に漫画とアニメに大きな違いがあって、第一部にも第13話(和也心配です!恋のスランプ孝太郎くん)や第21話(それでもカッちゃんは南のために甲子園)などでも時々あったアニメオリジナルのエピソードが第二部の後半最後に第52話(恋の3元中継!ジャマ者はお前だ!!)・第53話(達也の課外授業…思い過ごしも恋の内!)・第54話(第2部完・いよいよ最後の甲子園だゾ!!)と連続で作られていて、漫画に比べて「勢南の西村 勇」や「須見工の新田 明男」の登場が増えたために、上杉 達也や浅倉 南にとって彼らがより身近な存在になったのはもちろんだが。
それ以上に目立っていたのが、新田 明男の「妹の由加」の特殊な立場と無邪気な行動による、上杉 達也や浅倉 南をドンドン振り回していく「強い個性のキャラクター」としての存在感の高まりであり、次の第三部での由加の本格的な活躍を暗示させるエピソードの追加であり。それは、アニメの制作者サイドの、漫画では「“浅倉 南の引き立て役”でありながら“意地の悪いひねくれた言動”でダラダラした話しをしまったモノにするための“スパイス的役回り”」だった新田 由加を、第1部で事故死してしまった「弟の上杉 和也」に代わる第3の主要登場人物に据(ス)えようとした意図の表れであり。そして、第3部において柏葉 英二郎が登場する時のインパクトを漫画より強烈にするとともに、作品としてのアニメ『タッチ』をよりハラハラ・ドキドキする“華のある青春恋愛物語り”であるようにする時の、ストーリー的な部分での漫画との“矛盾”を視聴者に気付かせなくさせる狙いがあったと推測出来るのです。
しかし結局この第二部は、「弟の上杉 和也」が事故死してから、「野球部監督代行の柏葉 英二郎」が登場して、「野球部マネージャーとなる新田 由加」が本格的に関わって来るまでの“場つなぎ”として「上杉 達也自身が浅倉 南の期待に応える才能と力が自分にあると自覚し、甲子園を目差す努力をしても無駄には終わらないと確信を深めて行きながら、明確に甲子園を目差す段階を踏んでいく“上杉 達也の出世物語り”」を中心にしながら、青春恋愛物語りらしいように“面白可笑(オモシロオカ)しく”描いたアニメ作りと、読者を一番引き寄せた“ラブコメディ”らしい「浅倉 南のために頑張っていたら甲子園を狙えるスター選手にたまたま成れてしまっただけの、女性に弱くていつも振り回されてばかりいる、普段着のままの上杉 達也」の活躍を“高校野球という分かりやすい世界”を使って描いた漫画作りとの違いはあるものの。
漫画もアニメも兄の上杉 達也が弟の上杉 和也に成り代わって「浅倉 南の期待に応えようと“とにもかくにも”頑張っていた」という物語りであるという事には間違いないと思うのです。
・第三部:夏合宿に入るまで
この第三部からは、私の勝手な都合で区切ってあり、漫画の単行本では第16巻の118ページまでの分に当たり、アニメだど第70話(夏まじか!どこまで続く落ちこぼれ騒動)までの部分に当たります。
ストーリーは、「上杉 達也」や「浅倉 南」が明青学園高等部の三学年へと進級するが、新田 明男の妹の「新田 由加」も明青学園高等部の一学年へと進学してきて、念願の野球部マネージャーとなってしましまい。
野球部の西尾監督が病気で入院したために代理監督が必要となり、西尾監督自身が直接「元明青学園野球部名キャプテンの柏葉 英一郎」に依頼しようとするが、間違えに気付かぬまま「野球部に恨みのある、弟の方の柏葉 英二郎」に監督代行を依頼してしまって。ついに柏葉 英二郎が監督代行として明青学園野球部へとやって来て、野球部マネージャーだった浅倉 南を強引に辞めさせ、ビールを飲みながら竹刀(シナイ)を振り回し、傍若無人(ボウジャクブジン)な振る舞いを続けて新入部員を半分以上辞めさせてしまうのだが。
野球部エースの達也は、甲子園を目差す上で須見工の新田 明男を最大のライバルと考え、鬼の柏葉監督代行のシゴキに耐え続けていて。
新体操に専念する事になった浅倉 南は、2度目のインターハイ出場を目差しながら不自然な柏葉監督代行就任の謎を解き明かそうと奔走し、「新田 明男の旧友であり、上杉 達也の悪友でもあるボクシング部主将の原田 正平」から監督代行の依頼が兄と弟で間違った事や、弟の柏葉 英二郎が野球部に恨みを抱くようになった経緯(イキサツ)などを聞き、西尾監督に知らせようとするが、達也の甲子園への意気込みに押されて思いとどまり。
そして唯一の野球部マネージャーとなった新田 由加が、達也の気を引こうと悪戦苦闘するが、ことごとく失敗してしまいながら夏合宿の時期を迎えるというモノで。
漫画よりもアニメの方で、本格的な“青春恋愛物語り”として華やかに作り込んであるみたいなのです。
そしてこの第三部には、第二部以上に漫画とアニメに多くの違いがあり。アニメオリジナルのエピーソードの部分が半分以上を占(シメ)めていていて、小さな追加は最初の第57話(第3部開始・謎の新監督がやってくる!!)から盛り沢山で、第59話(嵐の明青野球部!南が去ってまた一難)・第60話(新マネージャー大苦戦!やっぱり南が一番)や第62話(セピア色の2人!南と新田の海岸物語)・第63話(サングラスの奥の秘密!柏葉は何者?)もその内容のほとんどが追加のエピソードで出来ており、さらには第64話(仁義なき練習試合!鬼監督のお手並拝見)・第65話(ガンバレ南!ギブ・アップは似合わない!)・第66話(南が生徒会長?アイドルは何かと大変!)そして第69話(夢は甲子園!退部届はあわてずに!!)・第70話(夏まじか!どこまで続く落ちこぼれ騒動)にいたっては、まったく新しいアニメオリジナルのエピソードで出来ているのですが。ただアニメオリジナルのエピソードが多分に追加されているという事以上に、良く出来た人格者だというイメージの強かったヒロインの浅倉 南が人間臭く怒鳴(ドナ)ったりイヤミを言ったりフクレたりしている場面などの、性格の軽さや悪さを見せてしまうシーンが象徴的に用いられた事によって、漫画の「言葉数の少なさで圧力をかけるスペシャルヒロイン」というイメージが覆(クツガエ)された事がこの第三部のアニメの最大の特徴となっていますし。それ以外にも、柏葉監督代行の野球センスの良さが随所に加味されていたり、新田 由加の「浅倉 南には無い可愛いさ」が上杉 達也を和ませ(?)それが監督代行の事で機嫌(キゲン)が悪い浅倉 南を余計に苛立(イラダ)たせたり、浅倉 南に「日下(クサカ):名前は不明」という新体操部の可愛い後輩のが出来たり、第64話の「無茶なメンバーで臨んだ練習試合」や第69話と第70話「目を一時的に悪くしたショートの中嶋の退部騒動」などの新しいエピソードで野球部の結束が固まったりした事なども第三部のアニメの特徴といえます。
しかし、私の区切った第三部の部分が、突然出現(:ビックリ!)した柏葉監督代行のバイオレンスと、本格的に関わって来た新田 由加の魅力的(:舞台あらし!)な“瞬間二重人格”をアピールするパートであるのはもちろんなのだが、それを差し置いても私が「注目の場面」として一押しするのが、漫画の第16巻(3話目「しごいてもらおうじゃねえか」)やアニメの第67話(ムムッ見えてきたぞ!柏葉監督の正体!!)の中にある、上杉 達也が浅倉 南に向かって『タッチ』作品の中で唯一の熱血発言をするシーンなのです。
そして、この熱血発言を境にして、柏葉監督代行の就任に関わる問題の局面が大きく展開し、上杉 達也は甲子園を目差して心置きなく(?)野球に取り組めるようになるのだが。何故(ナゼ)かこれ以後“ひねくれ者(?)の役回り”となる浅倉 南は、アニメの第68話(ストップ・ザ・達也!由加のむりやりデート作戦!!)の中で校長先生に柏葉監督代行の就任の件でまた詰め寄ったりするし、少し後の第五部になってからだと、漫画の第18巻(6話目「だけど」)の中で「柏葉 英一郎」と話しをする機会があった時の後で、上杉 達也に「せっかく監督(オニ)をおいだすチャンスだったんじゃねえか!」と言われた時にも、ひねくれ者の役回りの浅倉 南は柏葉 英一郎という人物が信用出来なかったのか「そうよね。―――だけど。 なにか、今いち ちょっと・・・」と言い返して口論となっているのです《:漫画での「柏葉 英一郎」は、言葉使いが乱暴で犬にも嫌われていて、アニメに比べてだいぶ“うさんくさい”役回りに書かれているからいいのですが。しかし、アニメ第82話「見えたぞ!柏葉兄弟のふか〜い謎」での上杉 達也が漫画とは違って、「柏葉 英二郎」を監督と認めて頑張ろうとする熱血発言をするものですから、アニメでの浅倉 南は漫画と違って、一人で勝手に野球部を心配していながら、すぐに「柏葉 英一郎」を疑(ウタグ)るような、ちょっとピエロ的で“そそっかしい”役回りになっていて笑えます》。
第四部:予選が始まるまで(第0024号参照)
第五部:甲子園出場まで(アニメは最終第101話まで)
第6部:甲子園開会式【入場行進】を欠席した達也(漫画の最終第26巻まで)
・『タッチ世代』と呼ぶ大人達
漫画『タッチ』を知らない大人達
アニメ『タッチ』の制作者達の想いは・・・
・世界の子供向けアニメ(漫画)とのギャップと斬新性
「原作の漫画に忠実な表現であり効果的(!)に使われてしまっているアニメの間接的“喫煙”のシーンや、漫画・アニメに共通するあからさまに“女子を覗き見(!)”しているような着替えの場面」
「少女マンガでもあまり存在していなかったであろう脇役キャラの『新田 由加』の、少女マンガのヒロインであった『浅倉 南』の人間的魅力を多彩に引き出していく“不可解(!)な存在”と、その裏表のハッキリした性格をまったく隠さないという“新しい魅力(!)”の誕生」
~~~第0024号へ~~~
(『大人の場面緘黙症(ジストニアやイップスなど)』でお悩みの方は第0011号・第0012号をお読み下さい。)
~~~第0016号先頭へ~~~
ちび猫のコメント参照
次回につづく。
のですが、これを読んでまるで小説を
読んでるかのように読みやすくて簡潔に
書いてあったのでよっかたです。
自分の知らない部分を知ることができて、
「へーそういう展開になるんだぁ」
って想いました。