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通訳案内士のブログ

⭕️⭕️⭕️英語を使い訪日観光客を案内する職業「全国通訳案内士」の日常と英語学習などを綴ります⭕️⭕️⭕️

Four Seasons

2022-02-28 | 通訳ガイド/everyday life

今朝撮った国立劇場前のベンチと桜の枝と新芽。春は間近。




同じ場所、同じアングル。2020年の3月末。

"A period between two seasons is very ambiguous.  A new season wouldn't come abruptly.  We would just sense it afterward."



先日、愛聴しているポッドキャスト"Inside Japan"で日本在住イギリス人ホストのチャーリーさんが
"For some reason, Japanese are incredibly proud that Japan has four distinct seasons, which I’ve never understood.
と、対談の中で語っていました。来日して以来、いろんな日本人から散々日本の四季の"remark"を聞かされてきたのでしょう。



Japan has four distinct seasons!
「日本にははっきりとした四季がある」
日本の気候の特徴を(外国人に)英語で説明する本に必ずといっていいほど出てくる文章です。



通訳案内士を目指していた時のバイブル「日本事象英文説明300選(ハロー通訳アカデミー)」の一番最初の文章にも載っています。
"Japan has four clear-cut seasons with a rainy season between spring and summer.  The Japanese climate is influenced by...."



「300選」と併用して愛用していたESDIC(英語能力開発アカデミー)の「日本事象ESDIC280」にも第一項目で以下の文章が出てきます。
"There are four distinct seasons in Japan: spring, summer, autumn and winter.  There is a rainy season between spring and summer throughout the country, except in Hokkaido."



日本の四季って言うほどはっきりと分かれているものなのかなあ?
大体季節の変わり目なんて実に曖昧ではっきりしないものだと思うけど…
4つの季節に分かれている国なんて日本以外にもいくらでもあるだろうに...
春と夏の間に"a rainy season"があるって言ってる時点でもう四季ではなく「五季」なのでは?…
などと通訳案内士試験の勉強中当時に思ったものです。でも当時はそんな疑問に対する答えを英語ではおろか日本語でですら説明できませんでした。



その後、試験に合格し、実際に外国人の方々を案内していくに従い、今までの人生で見落としていた日本の文化の素晴らしさに気づきました。そして日本に存在する季節ごとの伝統、文化的行事、商用イベント、旬の食べ物などがなんて豊富に揃っているんだろうと文字通り「痛感」したんです。



どうりで日本人は季節に対する鋭い嗅覚を備えているワケだわ、それぞれの季節をはっきりと区別することができるワケだわ、そして、日本人が四季に拘り、四季を誇る気持ちもそんな日本の風土の中で自然と育まれてきたんだなあ、と思うようになりました。



外国人旅行者のお客さん相手に「日本には四季がある!」と、テキストに書いてある通りに言ってそこで終了してしまうと、もしかしたら前述したチャーリーさんのように「四季なんてどこの国にもあるのになんで日本だけが特別なんだろう?」みたいな感じにとられ、不快感を与えてしまう危険性があります。



Like many other countries located in similar latitudes of the globe, Japan has four seasons.  And most regions of Japan except the northern island of Hokkaido have a month-long rainy season called Tsuyu between spring and summer.   Japanese people tend to express that Japan has four "clear-cut" or "distinct" seasons.   It is because so many seasonal events or activities are taken place almost every single month throughout Japan, especially at the begging of each season.  And that possibly makes Japanese people have a tendency to sense the four seasons more distinctively than people of the rest of the world.  



そんなことを考慮した上で日本の四季についての文章を改めて考えてみました。どうでしょうか?



ところで日本に長くいる外国人(「外国人」と言われるのが何よりも嫌だと聞きますが)が言われてうんざりすることの筆頭に
「日本語上手ですね!」
「日本は長いんですか?」
の2つがあるそうです(Twitterの投稿でみました。あと「箸が上手ですね」も)。日本の四季同様、違う人に出会う度に言われる「定型文」みたいなウザさもあるそうですが、何よりも
「見た目が違うだけで日本人(日本の社会)は何年経っても同胞として受け入れてくれない」
というもどかしさが根底にはあるみたいです。



「多様性社会」についての認識と実現が叫ばれて久しいと思いますが、コロナで後退してしまった感じがしますね。



I think the pandemic of COVID-19 promotes xenophobia and racism here in Japan.
個人的に感じていることです。外国人旅行者が日本に入ってこれないと仕事にならない我々通訳案内士には悲しいことですが。


永田町

2022-02-23 | 通訳ガイド/everyday life

ここは永田町2丁目。
日本の政治の中枢である永田町は1丁目と2丁目しかありません。国会議事度、国会図書館、自民党本部などは1丁目に、首相官邸、日枝神社、日比谷高校、旧ホテルニュージャパンなどは2丁目に属します。



永田町には民家や個人商店はあまり(ほとんどと言っていいほど)見受けられないですが、唯一、写真のこの辺り(衆議院会館坂下と日枝神社の間の谷間)に小さな店や民家が少しだけ見られます。民家の表札を見ると「青◯」さんという苗字の家が何軒かありました。一体どういう経緯で、どういった血筋の人がこんな所に(家を構えて)住んでいるのかとても興味があります。



ちなみに写真右側、手前から二番目の建物はア○ホテルです(その奥隣はキャピトル東急)。この○パホテル、営業している雰囲気がなく、ロビー階のガラス窓は全て目張りして内部が見えなくなっている上、入り口には警備員がいつも立っているのがとても気になっていました。外国人が入国する際に指定されている隔離施設の一つとして使われているのではないかと疑っています。あと関係ないですが、私の母方の叔母がこのホテルの社長に瓜二つなのは以前書いた通りです。



「青」つながりで。
こちらは青山霊園中心部を貫くの一方通行の道。
ここも最近自転車でよく通ります。立派な桜の木が並んでいて来月下旬頃がとても楽しみです。ところで渋谷区(注:港区の間違いでした。失礼しました)青山って、岐阜県、郡上八幡の盆踊りで有名な郡上藩の藩主、青山家の江戸屋敷があったことに因んでいるそうですね。私は以前より郡上八幡の盆踊りに強い関心を持っていましたが、青山氏のことは全然知らんかったです。



目黒の煙突

2022-02-17 | 通訳ガイド/everyday life

最近のお気に入りの自転車通勤ルート。普段は五反田と目黒の間から山手線を越えて、都心に入ります。近頃使うこの道は「新茶屋坂通り」という名の目黒〜恵比寿間の道です。



右手に見える「昭和な」団地は防衛省の宿舎だそうです。坂下には自衛隊の基地があるんです。元々は海軍技術研究所があった所なんだそうですね(それにしても日当たりの良い坂上の一等地に、高層ではない団地がゆったりと間隔を空けて建てられているなんて、何て贅沢なんでしょうか)。



左奥に見える煙突は目黒清掃工場のもの。クレーンが載っかっているのが見えますか?調べたら現在、清掃工場自体が建て替え工事中みたいで、この煙突も解体中なのだとか。




目黒駅手前の目黒通りの坂上から見た清掃工場の煙突。北京五輪の"Big Air venue"の背後に映っていた巨大な工場の煙突みたいなものもそうですが、私にとってはこの目黒の煙突のように巨大な人工建造物はどうも"creepy"または"eerie"(両方とも不気味さを表すadjective)に感じとってしまいます(以前、砂防ダムも苦手だと書きました)。



不気味かどうかは別として、どうやって解体されるのかとても興味深かったので調べてみたところ、↑の画像を見つけることができました。それによると煙突側面を少しづつ「短冊状」に切断していき、クレーンで煙突の穴の中より地上へ降ろしているんですね。すごい作業ですね。



今年のSuper Bowlはレアなカード

2022-02-15 | 通訳ガイド/everyday life
昨日は午後の出社だったため、何年(十年以上?)振りにSuper Bowlを観るか!と、先週末から決めていました。ところが朝8時頃テレビをつけたら何とやっていなかった。。。NHK衛星放送も然り。あわてて番組表を調べてもやっている気配がない。



どうやら生中継の放送は地上波、無料の衛星放送ではないらしい。



今では野球の読売ジャイアンツの試合も地上波では(毎日)放送されない時代になったくらいだからアメフトなんて猶更か、と痛感した月曜日の朝でした。



中学生、高校生の頃は大学のアメフトが好きで、正月の"Orange Bowl"や"Rose Bowl"を毎年楽しみに観ていました。普通に地上波で放送していて私が観ていた頃は古舘伊知郎が実況していた記憶があります。



中学の頃はUCLA、高校の頃はミシガン大学が強かったなあ。



そういえばアメカジが(末端に)普及したのもこの頃からでUCLA、USCやハーバード、ノートルダムなんかのTシャツやHoodie、NFLのレイダースのロゴが入った服や帽子も集めていたなあ。



*****




Valentine's Dayの昨日、妻と子供達でチョコレートを作ってくれました。美味しかったです。



帰宅途中、白金高輪駅近くにある高級そうな花屋さんでValentine's Day向けのバラの花束が売られていて、私も妻に買って行こうかと思って覗いてみたら、なんと一束8800円!その半分の束のものも4000円以上!バラ以外の花束も3000円以上...
あきらめて帰りました。



でも可愛くておいしいチョコレートを食べながら、無理してでも(花束を)買っておけばよかったなあと後悔しました。




ulcer

2022-02-12 | 通訳ガイド/everyday life
木曜日の夕方、ミゾレ混じりの雨の中、自転車で帰宅途中のこと。あまりの寒さで手足の指が痛くなり、次第に痛さがシビレ変わり、最終的には感覚がなくなってきました。



極寒の地で馬に乗っていると足が宙ぶらりんの状態になるので凍傷になり易い。したがって馬から降りて歩いた方が良い。
確か大黒屋光太夫の漂流を描いた井上靖の小説か何かでそんなことが書いてあったのをペダルをこぎながら思い出しました。



あと30分長く乗っていたらシモヤケになっていたことでしょう。




一昨日のWORDLEは手こずりました。5回目でリーチ(UL●ER)するも全く単語が思い浮かびません。ダメ元で"C"をいれてみたら当たりました。



"ulcer"
an open sore on the surface of the skin or a mucous membrane



???
"an open sore"
開いた傷口ってなんだ?



画像検索したら皮膚の膿んだ傷口などが出てきました。ゔっ🤮。どうやら「デキモノ」を指す単語のようです。胃潰瘍などの「潰瘍」も"ulcer"でいいみたいです。WORDLEのおかげで一つ勉強になりました。




これは今朝のWORDLE。思いつきで一行目に"ADULT"と入れると何と一発リーチ。迷いなく"ULTRA"と入れたら見事正解でした!今日はいいことありそうな予感!皆様も良い週末を!