おみつ便り

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台風に寄せて

2018-10-02 07:39:13 | 日々の思い
昨日の台風の爪痕を探しに早朝いつもの散歩道に出かけました。

遊歩道は枯れ落ち葉ならず、緑の葉っぱが敷き詰められたようになっていました。凄まじい風が木の葉を吹きちぎったようです。

灌木や芒をはじめ背丈の低い草はいつものようにシャンとして異常はないのに、高木のクヌギ、桜などの枝は所々もぎ取られて歩道に落ちて歩き辛いほどです。自転車だと車輪に枝が食い込みそうで危険です。
大きい枝は道の傍らに放り投げて歩いていましたが、余りの量に途中で止めて、落ちた枝を避けながら6キロの道程をあるきました。

途中、桜の古木が根こそぎ折れていたり、太い枝が掻きむしったように折れていました。


この道には数少ない松も折れていました。

これらの倒木を見ていると東日本大震災を思いだしました。
想定外の地震と津波に襲われてなにもかも波に飲み込まれてしまったことを-----。


人類の歴史は地球誕生からすると浅いものです。これからも想定外の災害は起こりえます。
高層ビルやその高さを誇るタワー類は、今の人間で出来る最善の知恵を働かせて、計算し尽くして建てられているのでしょうが、想定外の災害を考えると、高層人工建築は必要ないです。必ず劣化します。東京一極集中を止めて、地方に分散すべきです。そうすることにより人の流れも変わり、高い建物の必要性がなくなります。

台風銀座と呼ばれている沖縄や奄美地方にそれほど被害がないのは、昔からの知恵で建造物が建てられているからだと考えられます。

草や木々が自然に適して生き延びているように、人類ももっと謙虚に自然の流れの中で生きていくというか、生かさせていただく思いが大切なのではと思わされた朝でした。

金木犀の花の絨毯と朝日による長い影です。