今年も病院のロビーで1ヶ月間私の水彩画11点を展示していただきました。



展示中何度か足を運んで感想ノートに書かれたコメントを読むのが楽しみでした。
絵を見るだけなら誰でもできますがコメントを書くとなると面倒なことです。
それにも拘らずなんと28名のかたが書き込んでくださいました。
下記のようなコメントがありました。
カナダに旅行した日々を思い出しました。
行ったことはないけれど空や大地の広がりから広大な風景が想像できます。
水彩画って優しい感じがしていいですね。
絵から描いた人の思いが伝わって力を得ました。絵には訴える力があるのですね。
入院中この絵を何度もみて癒やされました
看病のため遠くからやって来ましたがこの絵をみて励まされました
等などです。
私の絵を描く目的がはっきりわかりました。
公募展やギャラリーでの個展が私の最終目標でなく病を患って不安の中にいる人々やその介護で疲れ切っている人々に少しでも癒やすことができたらこんなに嬉しいことはありません。
絵にはその力があることがわかりました。
何もない白紙に描くことは魂のエネルギーが必要です。ただ綺麗だからの安易な思いだけで描くとそれは単なる写真でしかありません。これを描きたいという強い感動がなければ最後まで仕上げることはできません。絵の大小に拘らず········。
展示期間中に知人が入院していたのでお見舞いに伺いました。
病院内で唯一息抜きできるのは売店です。その途中のロビーに澄んだ癒やしの絵がかかげられているとほっとすることがわかりました。
来年も展示して喜んでいただけるように心の目を開いて描いていきます。