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おみつ便り

ガーデニング.手芸.料理.日常感じたことなど

観劇と雑踏

2025-02-19 16:14:54 | 日々の思い

仲代さん主宰の無名塾の朗読劇を世田谷の用賀にある演劇堂へ聴きにいきました。
朗読劇というので本を役者さんが読むだけの簡単なものと思っていましたが始まると動きはさほど無いものの台詞は全部頭に入っており朗読劇でなく演劇でした。登場人物が少なく其の分人物像が浮かんできて流石プロの俳優さんです。少ない稽古日数で台詞が全部頭に入っているのです。

 

私は朗読サークルに入りいろんなジャンルの短編小説を読み学んでいます。
年に一度の割合で発表会があります。
あくまで朗読なので何十回読んでも文章を覚えることはできません。

 

観客は演劇に携わっていると覚しき方々や演劇を目指す若い男女もみられました。


帰り用賀の駅からバスで渋谷にいきました。都内へ出る時はいつも地下鉄に乗りますが帰りの時間に余裕があったので街を車窓から眺めるのも良いかもと思ったこととシニアパスで都内なら何処へも行けるからです。
ビル街を通り途中から高速道が街を遮るように上を走り暗くなり景色が見えなくなってきました。渋谷に近づくにつれビルと高速道路と大通りが複雑になり空や木々は全く見えなくなりました。渋谷駅ではガラス張りの遊歩道が上に縦横にかけられ目指す私鉄の駅がさっぱりみつかりません。その上街は開発途上で未だ工事があちこちでなされています。
昭和時代の渋谷はハチ公を目指せばいけたのに。
半日出掛けただけなのに人混みと酸欠で疲れました。


髪型

2025-02-07 07:35:18 | 日々の思い

最近では髪を染める技術が発達して様々な色に染めた髪が男女を問わずみられます。
あれっ 日本人は黒髪ではなかったの
と思う事があります。
昭和の時代は黒か白しかありませんでした。髪の色からも時代が感じられます。
最近の美容院での主流はカットと染めです。
パーマはほとんど見掛けません。
中年の女性の美容師さんが最近ではパーマ屋より染め屋になっていますと言っています。
今回初めて美容院でソバージュにしてもらいました。いわゆるクルクルです。
昔黒人が薬品を用いて髪をストレートにしていたその真逆です。無いものねだりです。

出来上がった髪をみて自分には似合わないことがわかりました。髪が薄くなる前の最後の冒険です。
家族や知人に見てもらうとお世辞に可愛いとの声。
この髪をみて笑いを誘うことがなんだか楽しい。
私の遺影に使おうかな?


赤毛のアン

2025-02-03 17:46:30 | 日々の思い

NHKBSで赤毛のアンを放送していたので懐かしさに惹かれて見た。
孤児院には男の子をよこすように頼んだのにやってきたのはお喋りな女の子。養父のマシューは馬車に乗せて家に帰る途中彼女の陽気なお喋りに魅せられ彼女を引き取ろうと会ったその日に決めたが妹のマリラは気に入らず孤児院に送り返そうとしたが段々彼女の魅力に惹かれて養女にする。それまでの心の動きが実に上手く表現されていた。
赤毛でそばかすだらけのお喋りな女の子のイメージより映像ではずっと可愛い。

アンの故郷のプリンス・エドワードアイランドには二度訪れたことがあります。小説の舞台のグリンゲイブルのアンの家にも行きました。観光シーズン中上演されていた[赤毛のアン]の舞台も見ました。ジャガイモ畑が広がり野生のルピナスが咲き森の木々の葉がきらめきささやき合っている風景や海岸の赤い土等今も目に焼き付いています。
そんな様子を水彩画や布の壁掛けに残しています。

アンの言葉で心に残っているのは空想することで辛い現実から暫し逃れられる
作者はこの空想好きな女の子を立派な女性に育てあげました
夢と希望が詰まったこの小説が今後も読みつがれていきますように。


有吉佐和子

2025-01-23 10:52:40 | 日々の思い

最近有吉佐和子の小説が再 出版され若い世代に読まれ共感されていることをテレビで知りました。

私は若い頃彼女の本
華岡青洲の妻
複合汚染
恍惚の人
を読んだことがありますが作者が没後以降読んだことがありませんでした。

その後アメリカのカリフォルニア州で5年間住んだこともあり様々な人種が混ざり合って生きているのを肌で感じて生活していました。
表立って人種差別はありませんでしたが居住地域にはっきり表れていました。黒人街やヒスパニックの住む街区はハッキリ別れていました。それは人種差別というより経済格差が区別をしていたように当時は考えていました。

有吉佐和子の[非色]は黒人アメリカ兵と結婚し生まれた子供が日本ではいつも驚異の目でみられこの子の為に戦争花嫁としてニューヨークに渡り黒人街のハーレムに住むことを決めた女性の視点から人種差別が書かれた小説です。作者自身もアメリカ留学経験があり実にリアルに主人公の心情がよく描かれています。


いつの時代も人間は差別をして自分を優位に立たせて優越感を味わいながら生きていくものでしょうか

肌の色は自分で変えることはできません
みんな違ってみんな良い
この考えが多様性を生み出すのです。


私はお節介?

2024-12-19 11:40:47 | 日々の思い

あるスーパーの駐輪場でのことです

 

そこは新鮮な魚介類が産地直送で仕入れてあり品数も豊富で気に入っており遠いけれど月に1度ぐらい買出しに出掛けます。

前後の籠にいっぱい載せているときです

籠やカートの整理をしているお爺さんがきて用済みの籠を指定の場所に運ぼうとしてくれました。

[沢山の買物ですなあ

気を付けて運んで]

と声をかけられました。

私は

[この店は新鮮で品数が豊富なので自転車で

30分かけてきているのですがここで買物をすると料理するのが楽しくなります。]

するとお爺さんは

  [毎日息子の食事も一緒に作っている。

家事は自分が全部している。息子は何もしない]

そこで私は

[いい大人なんだから家事も手伝わせなければだめです。甘えさせてはだめですよ]

するとお爺さんは

[次男は家をでてちゃんと自炊をしている]

と言う

私は人の家庭に立ち入るのではありませんが老いた父に家事全部をやらせている息子さんはどうかと思ったから甘えさせてはダメと思わず言ってしまいました。

それぞれ家庭の事情もあるでしょうに。

親の年金で働かずにいる50代80代問題があることも聞いています。

自転車で帰ろうとしたとき

[気を付けて]

と声を掛けてくれました。

 

私はおっせかいバアさんだろうか?