仲代さん主宰の無名塾の朗読劇を世田谷の用賀にある演劇堂へ聴きにいきました。
朗読劇というので本を役者さんが読むだけの簡単なものと思っていましたが始まると動きはさほど無いものの台詞は全部頭に入っており朗読劇でなく演劇でした。登場人物が少なく其の分人物像が浮かんできて流石プロの俳優さんです。少ない稽古日数で台詞が全部頭に入っているのです。
私は朗読サークルに入りいろんなジャンルの短編小説を読み学んでいます。
年に一度の割合で発表会があります。
あくまで朗読なので何十回読んでも文章を覚えることはできません。
観客は演劇に携わっていると覚しき方々や演劇を目指す若い男女もみられました。
帰り用賀の駅からバスで渋谷にいきました。都内へ出る時はいつも地下鉄に乗りますが帰りの時間に余裕があったので街を車窓から眺めるのも良いかもと思ったこととシニアパスで都内なら何処へも行けるからです。
ビル街を通り途中から高速道が街を遮るように上を走り暗くなり景色が見えなくなってきました。渋谷に近づくにつれビルと高速道路と大通りが複雑になり空や木々は全く見えなくなりました。渋谷駅ではガラス張りの遊歩道が上に縦横にかけられ目指す私鉄の駅がさっぱりみつかりません。その上街は開発途上で未だ工事があちこちでなされています。
昭和時代の渋谷はハチ公を目指せばいけたのに。
半日出掛けただけなのに人混みと酸欠で疲れました。