酔いどれおやじの我が儘・気ままな雑記帳

酔っぱらいの戯言です・・・・・・・・

藤田登太郎さんのぐい

2013年07月06日 | 酒器 陶磁器
昨日、藤田登太郎さんから、雑誌が送られてきた。

藤田さんの記事が載ってる雑誌。

 

そこで、藤田さんのぐいを紹介。

以前、ギャラリーからプレゼントで頂いた『百山』(ももやま)という銘のぐい。(以前にも登場してますが)

  
 

百草土に金華山の土(岐阜城の土)を混ぜた土で作られたもの。
だから、『百山』
もちろん、藤田さんが目指す焼物は桃山志野。
だから、『百山』

このぐい、テーブルに叩きつけても割れません。木のテーブルが傷みます。
友人の前でこれをやって、驚かせたこともあります。

このぐい、貫入に赤い色が入って埋まってます。
色がついて引っ付いているんです。
藤田さん曰く、『窯出ししてから入った貫入じゃないんで、汚れんよ。』とのこと。

しっかり焼き締まり、手持ちもよく、ぐいとして抜群。
黴る心配がないんで、安心してよく使います。


これを頂いて以降、
自分で購入したぐいを持ちたいと思い、HPのぐいを何度も見るようになりました。
そのうち、一つのぐいが気になり、
見れば見るほど、自分の中で大きな存在になりました。

そしてついに、先日与州窯を訪問しゲット!

それがこれ。

 
 
 

20年以上も前の作品。
藤田さんも古い作品だけに愛着がある様子でした。
そして何度も、『こんな作品は二度と焼けんけんねえ』と仰ってました。
藤田さんの手元にも、最近出戻りで戻った子以外には、ありません。
二つを並べ、本当にわが子のように優しい目で見ておられたのが印象的でした。

このぐいは、百草の一番土を使用。
優しい肌色。
急激に温度を上げると、灰色になるそうです。
じっくり時間をかけないとこの色、焼き締まりにならないそうです。
だから14日間以上もの焼成が必要になっているんでしょうね。

私が好きなのは、この艶やかな釉薬。

志野も好きで何個か持ってますが、今のところこれが一番好きです。

百山とツーショット^^



ますます晩酌が楽しくなりそうです^^