雲が少しあるけど空が青い、秋晴れだ。風がだんだん冷たくなって行くね。
青い空に赤い実を付けたナナカマド(七竈)の景色が素晴らしい。
集合した赤い実も宝石のようで綺麗だ。
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ナナカマド(七竈) バラ科ナナカマド属 落葉の小高木
分布は主に北海道・東北で、ブナ帯から亜高山針葉樹林帯
別名に、ヤマナンテン(山南天)やライデンボク(雷電木)がある
樹高は10m程となる。夏に白い花が咲き、秋に紅葉し、赤い実がなる。
ナナカマドの名の由来は諸説ある。有力な説は”堅い木で七度竃(かまど)にくべても燃えない”と言う説だ。ナナカマドの木は極上備長炭となる事が知られている。一つの説に”7日ほど炭窯(すみがま)で焼くと良質の硬炭ができる木”からがある。この説が説得力があるなあ。
畑への往復路に農家の方が出している野菜の小さな100円ショップがある。数年前から出ている。私も良く利用する。
店員さんはいない。自動販売機でもない。
時々によって野菜は違うが旬の取り立て新鮮野菜だ。1日で殆ど売り切れる・・夕方行くともうない。
今日は茄子が多かった・・秋茄子の季節だな。
新米も出てた。
地震(3.11)の時は随分助かった。ありがとう。
道を歩いていたら、ユリの様なクロッカスの様な花が咲いていた。葉はなく、茎先に花のみが付いてスッキリと立っている。秋に咲くコルチカムだ。花期は9月から10月だから今時期の花だ。その割には見かけることが少ないのは球根や種に毒(コルヒチン)・・劇薬・・を持つ故なのかな。
コルチカム
ユリ科(イヌサフラン科)コルチカム属
球根草、自然分球で殖える
丈は15cm~30cm 、花期は9月~10月
花は一重
花色は淡い藤色・濃い藤色・白色など
別名はイヌサフラン、コルチカムは園芸用に品種改良したものを言う事が多い
花姿は彼岸花の様に葉を付けずに地面から立ち上がる。この花姿から”裸の貴婦人”と呼ばれる。
球根・種に劇薬(コルヒチン)を含む。”コルヒチン”は痛風発作予防薬として使われる薬だ。
時々薄日が射す雲り空だ。気温はチョット高い、風が余りないので運動すると汗ばむ程だ。
今日も朝から畑作業だ。クウシンサイ(空心菜)・ピーマン・モロヘイアを”ご苦労さん、ご馳走様でした”として整理した。クウシンサイは春に苗を購入したものである。ビタミンが多く、血糖値低下作用があるとの事だ。炒め物やおひたしで食した。
作業中にツルムラサキの根元でガマ(ヒキガエル)を発見。冬眠にはまだ早い・・目を開けていたが身じろぎしなかった・・眠いのかな。
ニホンヒキガエル
日本では最も沢山いる。ガマガエル、ガマ、イボガエルなどと呼ばれる。
草むらで見つけたカマキリ(螳螂、蟷螂)
拝み虫(おがみむし)とも呼ばれるらしい
前脚を持ち上げて待ち伏せする姿が祈っている様に見えるからとの事。・・怖いイメージが変わるね。
ツルムラサキにはまだ花が咲いていない・・と思ったら、数輪咲いていた。熟した実もあった。咲くのがチョット早い。
ツルムラサキ(蔓紫)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属
江戸初期に中国から渡来
当初は観葉植物や薬用・染料が主
食用となったのは最近だ
写真は花(蕾?)
秋に白い花が咲く。花後に実が成る。実は熟すと黒紫色となる。この実の果汁を古代中国では染料などに使っていたと言う。現在では自然で安全な食用色素として利用されている。
カレンダーを見たら今日は先負で、明日の祝日(10月10日、体育の日)は仏滅だ。もっとも体育の日は10月の第2月曜日とされているから六曜(ろくよう)とは関係ないね。
六曜とは暦注(暦に注記してある吉凶・運勢・お日柄占いなど)の一つで、先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口の6つだ。1ヵ月(30日)を5等分して6日を周期とするものだ(旧暦での月日で決める)。七曜(7日周期、日・月・・土)と同じだ。しかし、六曜に吉凶・運勢が書かれているので”ゲン担ぎ”に使われている、周期的な吉凶・運勢なんてありえず迷信だ。
迷信と判っていても気になる方へ(諸説ある、1例の紹介)
先勝(せんかち):午前は吉、午後が凶
友引(ともびき):正午が凶、凶事は友を引く
先負(せんまけ):午前は凶、午後が吉
仏滅(ぶつめつ):物滅から、大凶日
大安(たいあん):最も吉日
赤口(しゃっく):正午のみ吉、他は凶
昨日のタンポポと同様に時期はずれのシロツメクサ(白詰草)の花を見つけた。花期は4月~8月頃なので些かの遅れかな。シロツメクサ(白詰草)はクローバーのことで、こちらの名の方が判りやすいだろうね。
シロツメクサはマメ科の植物であり、大気中の窒素を固定する作用をする根に付く根粒菌を持つ。土壌形成に有用であるので、道路などの切土・盛土の法面(のりめん、斜面のこと)の緑化や保護に用いる。
シロツメクサ(白詰草)
マメ科シャジクソウ属の多年草
別名はクローバー、ウマゴヤシ(馬肥)
明治に家畜飼料用が野生化した
地を這い、密生して他草を繁茂させない
葉は3枚の小葉の複葉、まれに4枚以上持つものがある。四つ葉のクローバーは”幸運を呼ぶ”と言う。・・心が和む迷信。
花色は白、小さな花が集合している
一つの花は猫の爪に似ている
詰草の名は、幕末にオランダから献上されたギヤマン(ガラス製品)を入れた箱の緩衝材(詰め物)に由来する。
雲が多く、風もチョット冷たいが秋晴れだ。
朝は畑に行き、先週撒いた野菜の種への水やりをした。芽が出て根がある程度成長するまでは水管理が大切だ。
畑から帰宅し、温野菜を作ることにした。有り合わせの野菜で手軽に作れて美味しい。ドレッシングはお好みだ。
温野菜完成、蒸かしたて
今回の材料は、ジャガイモ・サツマイモ・サトイモ・ニンジン・カラーピーマン・シイタケ
作り方はとても簡単だ
1、水を少し(深さ2~3cm)入れた鍋に蒸かし台を入れる。
蒸かし台がない時は金笊でも良い。
2、切った野菜を鍋にいれる。野菜は予め皮を取っておく。
大きさは一口よりやや大きめ。軟らかくなり難いのはチョット小さく。
3、フタをして、水から15分間蒸す。水が沸騰したら弱火で良い。
蒸し終わったら直ぐに取り出す。蒸し過ぎないように。
電子レンジでも作れる。ドンブリ1杯程度なら4~5分でできる。
畑からの帰り道でタンポポ(蒲公英)の花が咲いているのを見つけた。タンポポの花期は3月~5月だからとても時期はずれだ。生命力の強い植物だな。 写真はセイヨウタンポポ。
タンポポ(蒲公英) キク科タンポポ属
多年草
花色は黄色、白花もある
蒲公英の字は漢名から
別名に鼓草(つづみぐさ)がある
たんぽぽの名の由来には諸説ある。1つは種子の冠毛が球形で”たんぽ”に似ているから・・たんぽ穂。
日本で見られるタンポポには在来種(昔からある種)と外来種(外国からの種)がある。
外来種のセイヨウタンポポは繁殖力が強く勢力範囲を広げている。しかし、在来種のニホンタンポポは都市化の影響で衰退の傾向にある。
両者の違いは総苞(花の直ぐ下にあって、花を包む)のそり返りである。セイヨウタンポポはそり返っている、ニホンタンポポは返っていない。
秋晴れだ。風もなく気温も快適だ。暑い夏から段々と秋の気候に体が慣れてきたようだ。
お昼近くに一番丁を通ったので、マルシェ・ジャポンなる青空市場に立ち寄った。
木・金・土・日と週に4回開催するとの事。季節は秋と言うことで、秋の野菜・果物が並んでいた。
マルシェ(Marche)とはフランス語で市場のこと。
マルシェ・ジャポンは2009年秋、農林水産省の支援により全国8都市で始まった。都市住民参加型の市場とのこと。・・最近は”カタカナ”の名前付け(言い換えれば”ネーミング”だ)が多いが、これでは”マルシェ”が判らないと内容も判らない・・フランス語とは。
鉢植えの梔子の花が今日咲いた。7月の初めに咲いたから2度目の開花だ。数日前から蕾が膨らんで来たので期待はしていた。3輪程だが芳しい香りを漂わせている。・・珍しいし、嬉しい。残念なのは八重なので実は付かない。
上の写真は蕾、下は開花
クチナシ(梔子、巵子、支子)
アカネ科クチナシ属
常緑低木、丈は0.5m~3m
葉は光沢があり綺麗だ
花期は6月~7月、花は芳香を出す
初めの花色は純白、次第に乳白色
一重と八重咲きの品種がある
”梔子”の字は漢名から。
クチナシの名の由来は諸説あるが”口無”が有力らしい。・・果実が熟しても割れない、口が無い。
果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、漢方方剤や食品の着色料(黄色)に使われる。
朝は雨だ。午後より雲り後晴れるが天気雨(”狐の嫁入り”と言う)だ。気温も低く、冬型の気圧配置の西高東低となりつつある。ここ暫くは晩秋の気温かな。
今日は陶芸教室の日、何時もは土曜だが先生の海外旅行のため変更となった。
今日の作品は小皿2枚・湯呑みとペンダント(左の写真)だ。来週は高台削りとなる。ペンダントの色付けは素焼きしてからだ。
梅田川の土手でセイタカアワダチソウが数輪咲いていた。以前は河原一杯に咲いていたがここ暫く見ていなかった。一時は花粉症の元凶かと言われたが、その後無関係と嫌疑は晴れたが悪いイメージは残っている。黄色の綺麗な花なのだが。
セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
キク科アキノキリンソウ属
多年草、種子や地下茎で増える
明治末期に渡来
北アメリカ原産の帰化植物、急速に増えたのは戦後である
河原・埋立地などの荒れ地で見る
丈は1.0m~2.5m
花期は10月~11月
花は茎上部に多数集まって付く、花径は数mmと小さい
セイタカアワダチソウは根・地下茎からアレロパシー物質(ある植物が他の植物の生長を抑える物質)を分泌する。この物質は他種も自己の種も種子発芽を抑制する。このため繁茂地では新たな植物の侵入は困難となる。しかし自己の連作の障害ともなる・・連作できない。
ウドの花
雲が多く薄日の空。午後からは雲り。夜半には雨の予報だ。
今日も昨日に続き朝早くから畑仕事をした。畑仕事は直ぐに終了とし、ビニールハウスの補修のための資材調達に出かけることとした。先般の台風で壊れた所を修理する。秋が来れば次は冬だから。
畑の野菜は生育に差はあるもののほぼ順調だ。ゴボウ・大カブ・ダイコン(下の写真)が現在の畑の主役だ。
畑にウド(独活)を植えてある。山から採種してきて植えたものだ。植えたのは一緒に畑を耕作している”T”さんだ。来年の春に新芽が食べれると良いな。
花は8月から咲き始めて今も咲いている。秋から冬にかけて実が成り、やがて地上部は全部枯れてしまう。でも冬でも地下茎(根茎)は残り、春には芽吹く。
ウド(独活)
ウコギ(五加)科タラノキ属
ヤマウド(山独活)とも言う
多年草、地下茎で増殖する
山の日当たりの良い斜面で見る
春の山菜で若芽・茎・根茎を食す
花色は白、放射状で球形に咲く
丈は1m~2m
ウドの大木と言う程大きく成長する
”ウドの大木”とは、大きいばかりで役に立たない事だ。
実際にウドは花が咲く程に大きくなると硬くて味も悪く食用にならない、茎は芯が抜けているので柱にも薪にもならない、霜が降りるころには枯れてしまう。
雲は多少だが晴れた空。風が少し冷たいが快適な気温だ。こんな日は散歩よし、畑仕事よし・・朝早くから畑仕事をした(朝飯前?)。畑仕事は2時間程で終了。
帰宅途中でお花・ホットリップスを見ていたら育てている方からお声があった。
「楽しく見てもらえば嬉しいです」・・いつも楽しく見てますよ。お花の話からイチジク(無花果)の話となり、「初物の無花果(の実)」をどうぞとなり、遠慮せずに頂いた。
後でお花の種を分けてあげよう。
イチジク(無花果、映日果)
クワ科イチジク属
別名には唐柿(とうがき)など
果実は熟すと濃い紫色。食べるのは果肉ではなく花托(かたく)である。
無花果の字は漢語。由来は花が付かずに実が付く様に見えることから。日本語の「いちじく」の語源には諸説ある・・判らない。
道を歩いていると何処からか良い香りが漂ってくる。何故か切なくて甘い芳香だ。9月末から10月始めにかけて咲くキンモクセイ(金木犀)だ。風がなくても10m20m先からでも香る。花から強い芳香を放つ庭木は、ジンチョウゲ(沈丁花、花期2月末~3月始め)、クチナシ(梔子、花期6月~7月)とこのキンモクセイが代表格だ。
キンモクセイの花が強く香る期間は長くはないが、この香りは秋本番だよのサインと感じる。この木は雌雄異株だが、日本には雄株のみの渡来(中国が原産)なので結実しないとの事、残念だな。
キンモクセイ(金木犀)
モクセイ科モクセイ属
江戸時代初期に渡来(雄株のみ)
花は淡オレンジ色、花径は数mm程度
枝にビッシリと大量に咲く
咲いて散ると多量の花びらがオレンジ色の絨毯の様だ。
金木犀の花
キンモクセイの香りは私達のとって芳香で芳香剤に使われる程だ。しかしモンシロチョウにとっては嫌いな臭いの様だ・・余談。
銀木犀の花
白花の金木犀を見つけたと思ったら、ギンモクセイ(銀木犀)だった。花色以外はほとんど金木犀だ。
金木犀はギンモクセイ(銀木犀)の変種だそうだ。銀木犀は白い花で香りはそれほど強くない。
いよいよ深まる秋。朝は風が少し冷たく上着が必要な気温だ。陽が射して風がなければ小春日和(?)だ。
近くのスーパーへの買い物に同行。お店で牡蠣を見つけた。
10月だから店頭に並んでててもおかしくはない。宮城産?と思ったら宮城県加工とあった。松島産ではないんだな。
三陸の漁業の復興を待っている・・美味しいお魚を食べたい。
買物が終わり昼食。近くの”釜揚げ讃岐うどん M”でとろ玉うどんを食す。
先月まで咲いていたと思っていたらいつの間にか咲き終わっていたマツバボタン(松葉牡丹)。マツバギク(松葉菊)と同じような細長い多肉質の葉だ。花は可憐で美しい。
マツバボタン(松葉牡丹)
スベリヒユ科スベリヒユ属
多年草だが耐寒性がなく一年草と扱う
高温と乾燥に強い
丈は10cm~25cm、花期は6月~9月
花径3cm位、花色は白・黄・赤・橙など
一重咲き、八重咲きがある
名の由来は、葉は細長く松に似て、花は牡丹に似るから。
別名にツメキリソウ(爪切草)、ヒデリソウ(日照草)やホロビンソウ(不亡草)がある。この名はこの植物の特徴を表している。乾燥に強い(ヒデリソウ)、爪で茎を切って植えると根付く(ツメキリソウ)、こぼれ種で良く殖える(ホロビンソウ)。
10月1日に拝見した旧岩崎邸庭園のカエデは「公益財団法人東京都公園協会」さんより”イロハモミジ”との回答があった。ありがとうございました。
昨日は上野に所用があって出かけ、日帰りで帰宅した。
昼頃に上野に着き、約束の時刻まで少し時間があったので不忍池を散策することにした。
アメ横⇒不忍池⇒旧岩崎邸庭園のコース。10月1日は都民の日で旧岩崎邸庭園への入園料は無料であった。庭園の出口で”タチアオイの種”も頂き、感謝。
アメ横
JR御徒町駅 -上野駅間の高架橋と高架下に沿う商店街
いつ来ても大混雑・大繁盛だ
不忍池
上野恩賜公園に位置する天然の池
大昔(縄文時代)は東京湾の入り江だった。
写真は蓮池
旧岩崎邸
国の重要文化財に指定されている
三菱財閥3代目の岩崎久弥(弥太郎の長男)が1896年(明治29年)に建立
設計はジョサイア・コンドル(英国出身の建築家)
カエデと翼果(よくか)
カエデはモミジ(紅葉)とも呼ばれる。モミジの場合は様々な樹木の葉が紅くなっている場合も言う。
庭園でのカエデは”イロハモミジ”と思う・・多分。
翼果は熟すと螺旋を描くように落ちたり、風にのって飛散する。