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タンザニアに過去最大規模の足跡化石群、古代人の生活様式知る手掛かりに

2020-05-31 | ニュース
 AFP=時事(AFPBB News)による記事(5月19日配信)。・・本記事は引用記事です。
 タンザニア北部アルーシャ州にあるナトロン湖の南で発見された1万9100~5760年前のものとされる人間の足跡が公開された(2020年5月14日公開、撮影日不明)。

 タンザニアにあるナトロン湖(Lake Natron)の南に位置するエンガレセロ(Engare Sero)と呼ばれる場所には、1万9000~5000年前の間に残された400を超える足跡の化石群がある。アフリカで発見された人類の足跡としては過去最大規模で、いわゆる後期更新世時代の人類がどのような姿をしていたか、またどのように食料を集めていたかを垣間見ることができる。
 研究を率いた米チャタム大学(Chatham University)のケビン・ハタラ(Kevin Hatala)助教(生物学)によると、エンガレセロのような遺跡は非常に短期間に形成されたもので、そこを古代人が移動した瞬間が捉えられているという。
「この多様な化石証拠群の希少性や価値を前提として、われわれの発見が驚くべきものである理由の一つは、その規模だ。同じ火山灰の地表に、400を超える足跡が保存されている」と同氏はAFPに語った。
 これらの直接的な手掛かりからは、その足跡を付けた集団の行動様式に関する非常に興味深い知見も得られたという。足跡の分析は複雑なプロセスをたどった。現地のマサイ人が発見した遺跡を研究チームが2009年に初めて訪れたとき、自然浸食による露出で確認できた足跡は56だけだった。その後の3年にわたる発掘作業により、さらに数百の人類の足跡が発見された。シマウマやバッファローなど動物の足跡も同時に発見された。
 足跡の分析
 足跡はどろどろとした火山泥流の上に残され、その泥流が急速に乾いて地表が固まったとハタラ氏はみる。足跡同士が重なっていないなどの証拠と合わせると、これは一緒に移動していた一団が同時に残した足跡で、異なる時期にさまざまな人が移動してできたものではないことが強く示唆されるという。また足跡の大きさと歩幅に基づき、一団は成人男性4人と成人女性19人、それに少年2人で構成されていたと研究チームは結論付けた。
 足跡からは古代人の身長を推定することもでき、一団の中には比較的身長の高い男性たちがいたことも分かった。1メートル83センチの長身の男性もいたと推測される。
 英科学誌ネイチャー(Nature)系列のオンライン科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に14日に掲載された論文によると、アフリカ東部で発見されたほぼ同時期の人間の骨格は「一般的に身長が高く、手足の長い体格をしていた」ことを示唆している。
 古代人の一団の男女比は、当時の生活様式についての手掛かりも教えてくれる。
 今日の狩猟採集民族の社会では食料を探すときを除き、多数の女性が子どもやほぼ同数の成人男性を伴わずに集団で移動することはまれだ。足跡の分析によって示された一団の男女比から研究チームは、当時の女性たちもまさに同じだったとの仮説を導いた。
 ハタラ氏は「行動様式そのものは、この時期の人類の集団としては驚くべきものではない」「だが、生のスナップショットを通してその行動様式を目撃する機会は、非常に例外的だ」と述べ、今は仮説でしかないが、発掘作業が進めば最終的にさらに多くのことが明らかになるだろうとの認識を示した。
 発掘現場の片側にある浸食によって露出した足跡は、今も堆積物に覆われた区域へと続いており、さらなる足跡が発見される可能性が見込まれている。

 今日で5月が終わり、明日から6月。今年の2月~5月は100年後・1000年後に残る災害DAYになるだろう、6月からも来年も、となるだろうか。祈る、無事終息。
 冬が終わり、春が来ると草や木々に花が咲きだす。散歩では、歩かないと見えない草・木々の葉や花。
 散歩で見つけた、”マユミ”の花。小さな淡緑色の花で、人目を引かない花だ。”ニシキギ(錦木)”の花に良く似ている、両者ともニシキギ科である。小さな花は小さな緑玉の実となり、殻がピンク色となり、やがて秋に殻が弾けて赤い種子が見える。この様子がとても可愛く、素敵な景色を見せる種子で、秋の楽しみだ。
 名(マユミ:真弓)の由来は、この木を材料として弓を作ったからで、材質は白くて緻密・良く撓る。こけしや将棋の駒も作る。因みに、果実は食べない、有毒(吐き気や下痢など)である。
 マユミ(真弓、檀)
 別名:山錦木(やまにしきぎ)、川隈葛(かわくまつづら)
 学名:Euonymus sieboldianus
 ニシキギ科ニシキギ属
 雌雄異株と言われる(不完全雌雄異株?)
 雌株のみでも果実は付く
 落葉小高木(樹高は3m~10m)
 原生地は日本、朝鮮半島、中国
 開花時期は5月~6月
 花は淡緑色の小さな(径1cm位)4弁花
 果実は10月~11月に熟す。ピンク色の殻が弾けて赤い種子が見え、この様子がとても可愛い。
 果実の色には品種により白・薄紅・濃紅がある


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