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人工知能の中核技術である深層学習を高速化する技術を開発

2019-05-06 | 科学・技術
 富士通研究所は、人工知能(AI)の中核技術である深層学習(ディープラーニング)を高速化する技術を開発した。
 一般的に使われる画像セットを一定以上の精度で正しく判定できるようになるまでにかかる時間は74.7秒と世界最高速を達成した。これまでは米グーグルが2018年12月に達成した108秒が最速だったが、30秒以上短縮した。
 深層学習では、AIが学習に使う画像処理半導体(GPU)の答えと正解との誤差を正す作業を繰り返して精度を上げる。GPUを多数つなげば高速化できるが、処理が複雑になり、速度が低下するケースがある。学習が進めば誤差が小さくなっていくことに着目。誤差を修正する範囲を絞ることでGPUの負担を軽くし、処理速度の低下を防いだ。
 富士通のサーバーやスーパーコンピューターに適用し、実用化を目指す。
 ◆Deep Learning(ディープラーニング)
 Deep Learningは脳の神経ネットワークを単純化してコンピュータのプログラム上で再現したもの。
 人間の脳は300億を超える(諸説あり)多数のニューロン(神経細胞)で構成されており、無数のニューロンとニューロンは、シナプス結合と呼ばれるつながりを作ることでネットワークを形成している。Deep Learningは、ニューラルネットワークというコンピュータアルゴリズムに基づいて作られている。ニューラルネットワークとは、脳の仕組みを真似たもので、私たちの脳を構成しているニューロンが互いにつながって情報のやり取りしている仕組みをコンピュータ上に採用して再現したものである、と言える。
 「深層学習」と訳され、機械学習(Machine Learning)の中の一つの学習の手法であると言える。機械学習とは、AI(人工知能)の中心をなす技術であり、プログラム自身が学習していく仕組みのこと。
 AI(人工知能)の急速な発展を支える主要技術で、その進歩により画像解析・音声認識・文書解析など様々な分野への実用化が進んでいる。

 今日の天気は下り坂。朝から午後3時ころまで曇り~晴れ、次第に雲も多くなり小雨となる。
 昼前の散歩で見た、あぜ道の”カキドオシ”、花が咲いている。”カラスノエンドウ(植物学的には、ヤハズエンドウ)”の花も見える。
 ”カキドオシ”はいたる所で見られる雑草・多年草。葉は丸い形から狭い扇形を切り取った様である。花は小さくユニークだけど素敵だ。茎は長く横に這い、所々から根を下ろし、横枝は時に多少立ち上がることもある。
 名(カキドオシ:垣通し)の由来は、隣から垣根をくぐりぬけて侵入するから、と言う。
 因みに、若葉は食用になる、と言われるが、試食したことはない。
 カキドオシ(垣通し)
 別名:疳取草(かんとりそう)
   子供の疳を取り除く薬となるから、生薬名は連銭草(れんせんそう)
 学名:Glechoma hederacea var. grandis
 シソ科カキドオシ属
 つる性の多年草
 開花時期は4月~5月
 花は葉腋から出て、長さ15mm~25mmの淡紫色の唇形花冠


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