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2018年度仁科記念賞、中性子星の柴田大とテラヘルツ光の田中耕一郎の2氏

2018-11-18 | 学問
 仁科記念賞
 仁科記念賞は、故仁科芳雄博士(1890~1951年)の功績を記念し、原子物理学とその応用に関し、優れた研究業績をあげた比較的若い研究者を表彰することを目的とする。設立は1955年。これまでの受賞者からは、江崎玲於奈、小柴昌俊、小林誠、益川敏英、中村修二、梶田隆章の6氏のノーベル物理学賞受賞者を輩出している。
 原子物理学とは、原子・分子・原子核・素粒子はもちろんのこと、これらの関与する基礎的なミクロの立場に立った物理学であるが、直接原子物理学に係わるものに限らず、理学、工学、医学等あらゆる分野において原子物理学に深い関連のある研究を含む。
 仁科記念財団は、2018年度仁科記念賞を、ドイツのマックス・プランク重力物理学研究所の柴田大ディレクター(兼務・京都大学基礎物理学研究所教授)(52)と、京都大学大学院理学研究科の田中耕一郎教授(55)の2人に授与することを決めた。 柴田氏の授賞理由は「数値相対論による連星中性子星合体の研究」。
 重力波は、重い天体が動いたとき、周囲の時空にゆがみが生じ、それが光の速さで「さざ波」のように宇宙空間に伝わる現象で、昨年8月に米欧のチームが連星中性子星から重力波を検出した。柴田氏は、超高密度の2つの中性子星が互いに引力を及ぼす連星中性子星の合体のシミュレーションを1999年に世界で初めて成功し、その後この合体の現象に伴う重力波や電磁波の挙動に対する理論予想を進めた。
 田中氏の授賞理由は「固体におけるテラヘルツ極端非線形光学の開拓」。
 テラヘルツ光は電波と光の間の周波数領域にある。田中氏はこのテラヘルツ光が高強度に発生する光源を開発。この成果が契機となって「極端非線形光学」と呼ばれる研究の発展に貢献した。

 今日の天気は晴れ。風も弱く穏やか。気温は最高気温15℃とか。
 住宅地を歩いていたら、玄関の横に”ヒイラギモチ”の植木があり、赤い実が付いている。この”ヒイラギモチ”は”クリスマスホーリー”とも呼ばれている。12月のクリスマスの日には少し早いかな。
 クリスマスホーリーは、本来、セイヨウヒイラギ(Ilex aquifolium)の事である。クリスマスホーリーと呼ばれるものには、ヒイラギモチ(シナヒイラギ、チャイニーズホーリー)の他に、アメリカヒイラギ(アメリカンホーリー)があり、モチノキ科モチノキ(イレックス)属の近縁種や交雑種などの赤・黄の実が付くものを含めてホーリーと呼ぶこともあるようだ。
 よく見かけるのは”ヒイラギモチ(シナヒイラギ)”である。これは、セイヨウヒイラギやアメリカヒイラギは高木(樹高数m以上)であるが、ヒイラギモチは横に広がる低木なので扱い易く、果実も大きいので日本では寄せ植えや鉢植えなどで使われている。
 ヒイラギモチ(柊黐)
 別名:クリスマスホーリー、チャイニーズ・ホーリー、支那柊(しなひいらぎ)、柊擬(ひいらぎもどき)
 モチノキ科モチノキ(イレックス)属
 原産地は中国
 常緑低木(樹高は2m~5m)
 葉は厚く刺があり、光沢がある
 花期は4月~6月、花径は数mm、花色は黄緑色
 実の鑑賞期は11月~翌2月、実は径1cm弱の球形で秋に赤くなる
 雌雄異株だが雌木の受精なくても結実する
   単為結果(たんいけっか)と言う、普通は種なしとなる


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