修学旅行の代金をめぐり、大手旅行会社が値下げ競争を防ぐカルテルを結んだとして、独占禁止法違反の疑いで旅行会社五社の支店を立ち入り検査したとのこと。
自分が旅行会社時代、こういう話はよくききました。高崎では実際、このようなことは行われていませんでしたが、とある市のとある中学校の入札説明会に参加したあと、別の旅行会社の人に呼び止められ、こういう話をされたことがありました。もちろん、つっぱねましたが・・・。
以前にもブログに書きましたが、修学旅行の入札はどこの宿をおさえられたかが、大きく影響します。ただ、宿にそれほど差がない場合、比較されるのが金額。そこで、取扱手数料をさげたり、下見をサービスしたりと他社との差別化をはかろうとします。それによって、修学旅行の実質利益3~4%くらいになってしまいます。500万の取扱でも利益は15万程度・・・、あわないといえばあわないのですが、受注することでその翌年に、はたまた他校につながればという思いがあります。
こういった薄利になることを防ぐため、手数料は何%でだしましょうとか、下見サービスはやめましょうとか、旅行会社同士での取り決めをやるところもあるようです。仮にあってもそこに参加しない会社もあります。自分の上司がそういうことが大嫌いな人で、営業力を勝負にしていました。でもそれが正当な形です。
旅行会社内では有名な話ですが、そうそう表に出ない話・・・・、内部告発・・・?