このはな日記

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今、賀川豊彦(日本初のノーベル文学賞候補者)

2009年09月13日 11時57分37秒 | Weblog
PCでニュースチェックしていると、どきっ
「賀川豊彦」という名前が飛び込んできた。

http://mainichi.jp/


今この時期だからこそ、注目したい人。


日本のマザーテレサとも呼ばれる賀川豊彦のことを知ったきっかけは、『豊島事件』に興味を持ち香川県豊島に通ったことです。

豊島は過疎で人口1300人の老人の島。
昭和50年代当時国内最大級の不法投棄事件で、
香川県を相手にこの「1300人の老人の島」が調停を起こしました。

そして、奇跡とも言うべき、県の謝罪、原状回復(和解成立)します。


普通なら大きな権力に簡単に葬られてしまう「事件」です。
弱者が大きな権力に飲み込まれない画期的結末。


人生を翻弄された島民のみなさんには、
今までの公害訴訟の被告の持つ重たさ、暗さがありませんでした。
「どうしてだろう?」
わたしも活動をしていましたから、そのわけをとっても知りたくなりました。
赤銅色の笑顔のその元には、
島に根付く賀川豊彦さんの精神がありました。

誰でも自分は犠牲になりたくはないし、
苦しい試練からは逃れたい。
見てみぬふりをしたい。
人を責めたい。

しかし、島民のみなさんは、賠償金の請求はいっさいしませんでした。


これから新政権が「八ッ場ダム」「温室効果ガス25%削減」「年金」等々さまざまな課題に取り組みます。
その中で利害関係、保障等で反発が生まれたり
阻止の力も働きます。

しかし今、この時代にもう一度
日本の労組、生協の元を作った
賀川豊彦さんの精神に触れること、とっても大切だと思います。

賀川豊彦(ウィキペデアより)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%80%E5%B7%9D%E8%B1%8A%E5%BD%A6