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湘南気まぐれ写日記

「湘南に咲く花」や「風物」、そして「身近な小物たち」の写真を中心に気ままにつづった身辺雑記です。

青木の花にも声援を!

2005年05月02日 | 花尽し
青木(アオキ)は、日本各地の低山や谷あいに自生、また、家の庭木としてもよく植えられています。一年中葉が青々としているのでこの名があります。特に、秋から冬にかけて艶やかな青い葉の脇に楕円形をした真っ赤な実をつけるので、木そのものはご存じの方も多いことでしょう。

その青木の花が今盛りです。ただ、径5ミリ前後、暗褐色の地味な花なので、一面に花をつけていても、ほとんどの人が目を向けることはないでしょう。

今度、近くを通ったら、この地味な花たち(でもよく見ると4弁に丸い雄しべの飾りのついたおしゃれな花ですよ)に、「よっ!」と声をかけてあげてください。人が目を向けないものについつい肩入れしてしまうのは、上州生まれのやくざっぽい気質のせいでしょうか。

これぞ立浪草

2005年05月02日 | 花尽し
4月26日号では土手で咲き始めた自生の立浪草(タツナミソウ)をご紹介しました。

今朝の早朝散歩の道すがら、ご近所の石垣で、びっしり花をつけた立浪草に出会いました。花の色が透明でかつとても鮮やかなので、これはおそらく園芸種でしょう。

咲いている雰囲気が、先にご紹介した北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」の浪頭にそっくりなので、改めて載せさせてもらいました。

神奈川沖浪裏のHP

どこもかしこも春紫苑

2005年05月01日 | 花尽し
気がついてみたら、道端や土手などあちこちで春紫苑(ハルジオン)の花盛り。あんまりあちこちで咲いているので、おそらくそばを通る人の目には入っても視る(目を止めて見る)人はめったにいなのではないでしょうか。

戦前に入ってきた北アメリカ原産の帰化植物。キクの仲間です。

でも、立ち止まってよく視ると、なかなか可愛い姿形をしている花です。花色(舌状花)は白ですが、つぼみの頃は淡いピンクで下を向いてぶら下がるのが特徴です。

5月の末頃から、よく似た姫女苑(ヒメジョオン)が咲き出します。入り交じって咲いている時は区別しにくいのですが、つぼみが垂れ下がらないこと、葉が茎を抱かないこと、茎が中空でないことなどから区別できます。

ハルジオンはヒメジョオンに対応づけてハルジョオンと呼ばれたりもします。

空木咲き始める

2005年04月30日 | 花尽し
夏を思わせるような陽気にさそわれたのでしょうか、いつもならGW後に咲く空木(ウツギ)が花をつけ始めました。空木が別名「卯(う)の花」と呼ばれるのは、卯月(陰暦4月)に花をつけるからです。

4月25日号でご紹介した園芸種の姫空木に比べて、この自生種の空木は花も凛々しく茎や葉に細かい毛が密生していて、たくましさを感じさせます。花の径は1センチ前後。5弁。枯れ枝を切り取って切り口をのぞいてみると中空になっているところから空つ木の名前がつきました。

(豆腐の)おからを「うのはな」と言うのは、空木がかたまって花をつけた姿に似ているからだとか。でもこれには確証はありません。

白詰草が花をつけると初夏の気配です

2005年04月29日 | 花尽し
本ブログでは、皆さんが、この時期、どこででも見かける草木を中心にご紹介しています。写真も普段ご覧になる目線での画像を心がけています。

そんな草の一つ白詰草(シロツメクサ)が道端や空き地で、独特の白い花をつけはじめました。
江戸時代、その枯れ草は輸入もののガラスや陶器などのパッキンとして使われ、枯れ草に付いてきた種があちこちに散らばって、今では日本全土どこででも見られるます。「詰め草」の名は、このことに由来しています。

英名はホワイトクローバー。白い蝶形花の集合で、葉は3つの小葉からなる複葉です。この草の上に腹這いになって幸運を呼ぶ「四つ葉のクローバー」を探された経験をお持ちの方も多いことでしょう。

四つ葉のクローバー←四つ葉のクローバーにご興味がおありの方はこのHPを

みどりのそよ風

2005年04月28日 | 花尽し
今朝、ラジオを聴いていましたら、戦後すぐにNHKのラジオで紹介された童謡『みどりのそよ風』が流れてきました。そんな童謡によせて緑の風のお届けです。『みどりのそよ風』の作詞は『靴が鳴る』の作詞者・清水かつらさん、作曲は『夕焼小焼』の作曲者・草川信さんです。

1.みどりのそよ風 いい日だね
  ちょうちょもひらひら 豆のはな
  なないろばたけに 妹の
  つまみ菜摘む手が かわいいな

2.みどりのそよ風 いい日だね
  ぶらんこゆりましょ 歌いましょ
  巣箱の丸窓 ねんねどり
  ときどきおつむが のぞいてる

3.みどりのそよ風 いい日だね
  ボールがぽんぽん ストライク
  打たせりゃ二塁の すべり込み
  セーフだおでこの 汗をふく

4.みどりのそよ風 いい日だね
  小川のふなつり うきが浮く
  静かなさざなみ はねあげて
  きらきら金ぶな 嬉しいな

5.みどりのそよ風 いい日だね
  遊びにいこうよ 丘越えて
  あの子のおうちの 花ばたけ
  もうじき苺も 摘めるとさ

『みどりのそよ風』←メロディはこちらのHP(MIDI:サイト「童謡・唱歌の世界」)でお聴きになれます

よく見かけるけれどお名前は? はい姫蔓蕎麦です。

2005年04月27日 | 花尽し
道端でほんとうによく見かけるのに、意外に名前を知られていない花もけっこうあります。たたずまいが地味だったり、あちこちやたらに見られるので、かえって人の関心の外におかれたり、そんな花のひとつが、この姫蔓蕎麦(ヒメツルソバ)でしょう。

特徴は、茎の先に淡紅色の小さな小さな花をかたまってつけ、一見ピンクの金平糖(こんぺいとう)のように見えます。茎を四方八方にのばして地面をしっかり覆うので、もとはと言えばロックガーデン用として輸入されたもです。

鎌倉では、北鎌倉・円覚寺の仏殿裏の群落が有名です。

花期は一般には晩春から夏と言われていますが、暖かい地方では、冬の寒い期間をのぞいて1年中見られます。名前のとおりソバの仲間(タデ科)です。ただし、食用にはなりません。

金平糖とは←金平糖にご興味がおありの方へ

常盤露草がぽちぽち花をつけています

2005年04月27日 | 花尽し
露草というと、あの夏の頃に咲く、コバルトブルーの花を思い出されることでしょう。常磐露草(常葉露草・トキワツユクサ)は、その名のとおり(少し湿った木陰に)冬の間も青々とした葉を茂らせています。

花の色は純白。花びらは3枚。花の形も普通の露草とは違い上を向いて咲きます。横顔美人なので、いつも横顔を撮るようにしています。

立浪草の季節となりました

2005年04月26日 | 花尽し
GWを間近にすると、土手の草むらの中に、茎の先にくちびる形をした青紫色の花をつけた草が目に付くようになります。立浪草(タツナミソウ)です。その花のかたまって咲く様子を、丁度、北斎の浮世絵(富嶽三十六景 神奈川沖浪裏)にあるような波頭に見立てて名づけられたと言います。シソ科の多年草。丈は20センチくらい。いろいろな仲間があります。

 立浪草こぞり咲くなり潮仏   三七子

 来し方や立浪草の群れゐたる  志解樹

北斎の「神奈川沖浪裏」←こちらのHPが大変参考になります

姫空木咲く

2005年04月25日 | 花尽し
近くのお寺さんの境内で姫空木(ヒメウツギ)が咲きそろいました。自生の空木の咲くのは連休頃からですので、一足お先のお目見えですね。

花の径7~8ミリ、ウツギによく似ていますが、葉に毛も少なく、繊細な感じです。小雨そぼ降る中、傘をさしての片手撮影でしたが、何とか写ってくれました。

空木の花(卯の花)が咲くと、季節は春から初夏に向かいます。思い出すのは唱歌『夏は来ぬ』です。

 卯(う)の花の 匂う垣根に
 時鳥(ほととぎす)早もきなきて
 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

 さみだれの そそぐ山田に
 早乙女(さおとめ)が 裳裾(もすそ)ぬらして
 玉苗ううる 夏は来ぬ

 橘(たちばな)の かおるのきばの
 窓近く 蛍とびかい
 おこたり諫(いさ)むる 夏は来ぬ
        :

(佐々木信綱 作詞 小山作之助 作曲)

 『夏は来ぬ』←メロディはこちらのHP(MIDI:サイト「童謡・唱歌の世界」)で聴くことができます

3日ほどブログお休みします

2005年04月21日 | 花尽し
鎌倉のお寺さんで『花の写真展ー四季の花回廊」(四季折々そのお寺さんの境内に咲く花々約70点を和紙にプリントして展示、併せてその花ゆかりの短歌・庭の花の顔彩画も展示)を開催しますので、その間ブログへの投稿はお休みです。

ハルノノゲシの綿帽子

2005年04月20日 | 花尽し
タンポポの仲間のハルノノゲシの綿帽子(種の集まり)です。

タンポポに比べて柔らかい感じですね。半逆光でとらえソフトな雰囲気を強調してみました。

ところで、これらの種が風に乗って飛び散り、仲間を増やしていくわけですが、種たちが着地する場所によってそれからの運命が決まるわけです。

果たしてどのくらいの数の種が芽生えに結びつくか。そんなふうに眺めてみると、一つの映像から植物の世界の厳しい現実が垣間見えて、どんな世界でも生き残ることの大変さを実感させられます。

一人静のお目見えです

2005年04月19日 | 花尽し
今年のNHK大河ドラマは『源義経』、義経→静→一人静(ヒトリシズカ)といった連想から、一人静という山野草をぜひ見たいとのメールを親しくおつきあいさせていただいているお二人の方からもらいました。

今日の画像は2年前のちょうど今頃、鎌倉・長谷の花の寺「収玄寺」さんの境内で写させていただいたものです。

茎の頂に4枚の葉を対生し、その中心から1本の花穂をすっと伸ばし白いブラシのような花を多数咲かせます。白く見えるのは花びらではなく雄しべの花糸(かし)です。

ものの本によりますと、

静は静御前(しずかごぜん)のこと、一人は花穂が1本であることによる。和漢三才図絵に「静とは源義経の寵妾(ちょうしょう)にして、吉野山において歌舞のことあり、好事者、その美を比して以てこれに名づく」。

とあります。

一人静と初めて出会ったのは、昭和30年代の初め、残雪の上越国境(清水峠)を山スキーで雪を踏みしめながら一人越えて、清水の集落に入った時のことでした。雪解け水の流れる小川のほとりで、一人静の群落に出会った時の感激は今でもはっきりと憶えています。

 逢ひがたく逢ひ得し一人静かな   夜 半

 

タンポポの小宇宙

2005年04月19日 | 花尽し
いつでもどこでも見かける草の一つにタンポポがあります。この草のおもしろさは、花が終わってその後につけるあの白いふわっとした球形の種のかたまりです。

遠目には、白い毛糸のかたまりのように見えますが、手にとってよく見ると、パラシュートのような羽を持った種がびっしりと丸くかたまってついていて、まずは、そこに小さな宇宙を見る思いです。

子どもの頃に、ふっと息を吹きかけ飛ばして遊んだ経験をお持ちの方も多いことでしょう。

 たんぽぽや一天玉の如くなり   たかし

横浜公園のチューリップ

2005年04月17日 | 花尽し
神奈川二科展に入選した友人のAさんの写真を観に横浜・関内にある市民ギャラリーまで出かけました。個性の強い作品群の中で、Aさんの作品「朝霧」は、しっとりと落ち着いた雰囲気をかもしだしていてなかなかの出来でした。

帰途、近くの横浜公園で今が盛りのチューリップを見てきました。この公園のチューリップは植栽されてから20余年の歴史をもっているだけに、園内はさながらチューリップの花園と化していました。日曜日の今日は「よこはま花と緑のスプリングフェア」開催中とあって、たくさんの人でにぎわっていました。

お近くの方でチューリップがお好きな方、一度足を運ばれてみてはいかが。チューリップはGWくらいまでが見頃でしょう。

今日は、チューリップをやや逆光気味ハイキーな感じでとらえてみました。

 チュウリップ影もつくらず開きけり   かな女

 それぞれのうかぶ宙ありチューリップ  爽 雨

*チューリップ(学名Tulipa gesneriana トゥーリパ・ゲスネリアーナ。トゥーリパはトルコでターバンを意味する「ツルバン」からきている)という名前の由来は、16世紀にトルコ駐在の神聖ローマ帝国大使がチューリップを見て、花の名前を現地のトルコ人に訊ねた時、そのトルコ人は花の形のことを聞かれているのだと勘違いして「ツルバン」と答えたのが始まりだと言われています(HP「やさしいえんげい」の解説から)。

そう言われてみればなるほど、花の形はターバンを巻いた人の顔に見えなくもありませんね。