同じ湘南にお住いの「昔砂丘の一本松」さんのブログを拝見していたら、お庭にカナヘビが登場したとの記事がありました。ああそうか、もう彼らの登場する季節なんだと思っていた折も折、今朝、郵便受けの脇のコンクリートの上で、そのカナヘビ君(ニホンカナヘビ)と出会いました。
カメラを取りに家に入り、戻ってみたら姿は消えていました。朝まだきの幻だったのか?
残念!
残念ついでに一昨年同じ場所で撮ったわか家の住人を載せさせていただきました。爬虫類(はちゅうるい)嫌いの皆さんご免なさい。そしてカナヘビを思い出させてくれた一本松さんありがとうございました。
*ニホンカナヘビ:トカゲの仲間。庭などで普通に見られる、いわゆる「とかげ」です。特に東日本では「とかげ」と言えば本種のことと思っている人も少なくないはずです。がさついた鱗と地味な褐色の体色で、体がつやつやしているニホントカゲとは容易に区別が付きます(HP『日本の鱗たち』より)。
カメラを取りに家に入り、戻ってみたら姿は消えていました。朝まだきの幻だったのか?
残念!
残念ついでに一昨年同じ場所で撮ったわか家の住人を載せさせていただきました。爬虫類(はちゅうるい)嫌いの皆さんご免なさい。そしてカナヘビを思い出させてくれた一本松さんありがとうございました。
*ニホンカナヘビ:トカゲの仲間。庭などで普通に見られる、いわゆる「とかげ」です。特に東日本では「とかげ」と言えば本種のことと思っている人も少なくないはずです。がさついた鱗と地味な褐色の体色で、体がつやつやしているニホントカゲとは容易に区別が付きます(HP『日本の鱗たち』より)。

6月17日号の「シオヤアブ」のコメント欄に、sarasaさんより、おしゃれな虫も時には見せて!とのリクエストをいただきました。
その後、丘歩きで気をつけていたのですが、なかなか見あたりません。といったわけで、以前に撮った写真の中から「動く宝石」と呼ばれるラミーカミキリのお届けです。
体長は1センチ前後の小さな小さなカミキリムシです。体は黒色、淡緑色の前胸背部に一対の黒斑があります。6本の肢(あし)のデザインもしゃれていますね。神奈川県以西に棲み、西日本に多く見られます(繁殖力が旺盛なので現在はもっと棲息範囲は広がっているかも)。
苧麻(ラミー)、ムクゲ、カラムシなどを食害します。お近くにムクゲやカラムシが生えていましたら、注意してご覧になるとお目にかかれるかも…
その後、丘歩きで気をつけていたのですが、なかなか見あたりません。といったわけで、以前に撮った写真の中から「動く宝石」と呼ばれるラミーカミキリのお届けです。
体長は1センチ前後の小さな小さなカミキリムシです。体は黒色、淡緑色の前胸背部に一対の黒斑があります。6本の肢(あし)のデザインもしゃれていますね。神奈川県以西に棲み、西日本に多く見られます(繁殖力が旺盛なので現在はもっと棲息範囲は広がっているかも)。
苧麻(ラミー)、ムクゲ、カラムシなどを食害します。お近くにムクゲやカラムシが生えていましたら、注意してご覧になるとお目にかかれるかも…
6月14日号にアイコさんからアブについてのコメントがありました。今回はそれに関連しての記事です。ご関心のおありの方のみお目通しください。それ以外の方はどうぞパスを…
手元の昆虫図鑑によりますと、アブとは、
ハエ目短角亜目アブ科に入れられるものの総称。ハナアブ、ミズアブ類も体型が似るのでアブと総称されることがあるが、分類上はハエ目環縫亜目に属する別の科の昆虫でむしろイエバエに近い。アブは吸血昆虫の中ではもっとも大型の虫で、わか国からは約100種が知られる。
とあります。といったわけで、先のハナアブはイエバエの仲間です。何だかややこしいですね。
この写真のアブは、いちばんよく見かけるシオヤアブです。口のあたりがいかにも肉食昆虫といった感じ、体一面に剛毛があり見るからに怖そうですね。こちらは甲虫やハエ、アブなど、他の昆虫を捕まえて食べます。ムシヒキアブ科に属します。
詳しくは昆虫図鑑を参考になさってください。
手元の昆虫図鑑によりますと、アブとは、
ハエ目短角亜目アブ科に入れられるものの総称。ハナアブ、ミズアブ類も体型が似るのでアブと総称されることがあるが、分類上はハエ目環縫亜目に属する別の科の昆虫でむしろイエバエに近い。アブは吸血昆虫の中ではもっとも大型の虫で、わか国からは約100種が知られる。
とあります。といったわけで、先のハナアブはイエバエの仲間です。何だかややこしいですね。
この写真のアブは、いちばんよく見かけるシオヤアブです。口のあたりがいかにも肉食昆虫といった感じ、体一面に剛毛があり見るからに怖そうですね。こちらは甲虫やハエ、アブなど、他の昆虫を捕まえて食べます。ムシヒキアブ科に属します。
詳しくは昆虫図鑑を参考になさってください。
本ブログでは、人があまり目をくれない草にもスポットあて紹介しています。
路傍や空き地や野原などで、春から咲いていた春紫苑(ハルジオン)にかわって、よく似た姫女苑(ヒメジョオン)が花をつけています。両者の違いは図鑑などで詳しいのでそちらにまかせるとして、この時期咲いているのはまず姫女苑です。
春紫苑同様あまりにもありふれた草なので、大方の人は目もくれずに通り過ぎていってしまいます。
そんな中、これもどなたもよくご存じのベニシジミが熱心に蜜を吸っていました。ベニシジミは季節の移り変わりで翅の色が変わります。春先のものに比べて少し黒みが増してきました。
人々の目が紫陽花や花菖蒲といった「季節の花」に向いているこの時季、鎌倉の花どころはいずこも観光客であふれます。梅雨の合間、近くの原っぱや公園で「見なれた者」同士の交流をのんびり眺めて過ごすのもまたよき哉です。
路傍や空き地や野原などで、春から咲いていた春紫苑(ハルジオン)にかわって、よく似た姫女苑(ヒメジョオン)が花をつけています。両者の違いは図鑑などで詳しいのでそちらにまかせるとして、この時期咲いているのはまず姫女苑です。
春紫苑同様あまりにもありふれた草なので、大方の人は目もくれずに通り過ぎていってしまいます。
そんな中、これもどなたもよくご存じのベニシジミが熱心に蜜を吸っていました。ベニシジミは季節の移り変わりで翅の色が変わります。春先のものに比べて少し黒みが増してきました。
人々の目が紫陽花や花菖蒲といった「季節の花」に向いているこの時季、鎌倉の花どころはいずこも観光客であふれます。梅雨の合間、近くの原っぱや公園で「見なれた者」同士の交流をのんびり眺めて過ごすのもまたよき哉です。
TOSHIO様からコメント欄に「ハンゲショウって虫を呼ぶため化粧をするのでしょうか?」とのご質問。当方、専門家ではないのでよく分かりませんが、先年撮影した本画像(白い葉にとまるハナアブ)と次の画像を見る限りでは、そんな気もしなくもありません。
生物系の学問を専攻した身としては、すぐに「科学的」裏付けを知りたくなったりしますが、花とのおつきあいは、夢や遊び心こそ先ずは大事、花をつけているときはめいっぱいお化粧して虫を呼び、花が終わったら化粧を落としてもとの素顔にもどるなんて、人間ドラマの一幕を見るようで楽しいですね。
生物系の学問を専攻した身としては、すぐに「科学的」裏付けを知りたくなったりしますが、花とのおつきあいは、夢や遊び心こそ先ずは大事、花をつけているときはめいっぱいお化粧して虫を呼び、花が終わったら化粧を落としてもとの素顔にもどるなんて、人間ドラマの一幕を見るようで楽しいですね。
斜めお向かいの家の石垣にからまっている蔦の葉に小形のカメムシ(体長8ミリ前後)がとまっていました。葉の先っぽの方で何を見ているのでしょう。
カメムシの仲間は非常に数が多く、虫や野草に詳しい学生時代の友人から、カメムシとイネ科の植物には手を出すなと言われているので、何ていう名のカメムシかはあまり詮索しないことにしました。
*カメムシの仲間:日本で約800種、世界では約25000種が報告されています。
カメムシは、ご存じのとおりさわると悪臭を放つので、ゴキブリと並んで大の嫌われもの。小形で黄褐色のマルカメムシが干してあった布団や洗濯物に付着しているのを知らずにさわって往生した経験をお持ちの方も多いことでしょう。
*腹面に左右1対の分泌孔があり、ここから悪臭をもった液体を放出します。敵に対する防御とともに仲間に対する警報の役割を果たすものとみられています。
カメムシは地方によっていろいろな名前で呼ばれています。ヘフリムシ、ヘッピリムシ、ヘッコキムシ、ヘックサムシ、クサムシなど、皆その発する悪臭からきた名前です。
カメムシの仲間は非常に数が多く、虫や野草に詳しい学生時代の友人から、カメムシとイネ科の植物には手を出すなと言われているので、何ていう名のカメムシかはあまり詮索しないことにしました。
*カメムシの仲間:日本で約800種、世界では約25000種が報告されています。
カメムシは、ご存じのとおりさわると悪臭を放つので、ゴキブリと並んで大の嫌われもの。小形で黄褐色のマルカメムシが干してあった布団や洗濯物に付着しているのを知らずにさわって往生した経験をお持ちの方も多いことでしょう。
*腹面に左右1対の分泌孔があり、ここから悪臭をもった液体を放出します。敵に対する防御とともに仲間に対する警報の役割を果たすものとみられています。
カメムシは地方によっていろいろな名前で呼ばれています。ヘフリムシ、ヘッピリムシ、ヘッコキムシ、ヘックサムシ、クサムシなど、皆その発する悪臭からきた名前です。
お向かいの家の芍薬(シャクヤク)が開き始めました。花をカメラでのぞいていたら、その左下の「緑の絨毯(伽羅木・キャラボク)」の上で、キアシナガバチが、前肢で一生懸命顔のあたりをこすっていました。おいおい化粧は人前ではなく葉の下でやってくれよと言いかけてやめにしました。「そういう人間様はどうなんだい」という声が聞こえてきそうな気がしたからです。
ムシの季節となりました。ムシ好きな皆さんにとっては、楽しい季節ですが、一方、ムシ嫌いの皆さんにとっては苦手な季節の到来ですね。ムシの季節はそれを餌にするクモの季節、今日は、ようよう葉の出そろったドクダミの葉の上で獲物を狙うササグモ君*の登場です。クモ嫌いの皆さんごめんなさい。
*クモには詳しくないのでもし名前がまちがっていたら教えてください。
*クモには詳しくないのでもし名前がまちがっていたら教えてください。