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湘南気まぐれ写日記

「湘南に咲く花」や「風物」、そして「身近な小物たち」の写真を中心に気ままにつづった身辺雑記です。

柏葉紫陽花咲く

2005年06月07日 | 花尽し
5月28日号の一足お先の紫陽花特集で「アジサイには、他に、今人気のカシワバアジサイに代表される北米東部のアパラチア山脈原産種もあります。日当たりに強く育てやすいので人気があります。これはまた後ほど紹介しましょう。」とお約束しました。

鎌倉駅近くの花の寺「大巧寺」さんの参道脇で、その柏葉紫陽花(カシワバアジサイ)が今咲きそろっています。

花の色は白、装飾花は一重(ハーモニー)のものと八重(スノーフレーク)のものがあります。葉には切れ込みがあり葉の形が柏の葉に似ているのでこの名がある、と、ものの本にはありますが、小生の見る限りでは、それほど似てるようには思えないのですが…花穂は円錐状、手鞠咲きやガク咲きの普通のアジサイとはかなり姿が異なります。

当写真はスノーフレークです。庭植えはもちろん鉢植えもOK、人気の高い品種です。

籏竿桔梗咲く

2005年06月06日 | 花尽し
地上からすっと茎をのばすお花をもう一つ。

今、鎌倉・長谷の花の寺「収玄寺」さんの本堂左手の植え込みで旗竿桔梗(ハタザオキキョウ)が盛りです。すっとのびた茎に一面に紫の花をつけています。その姿・形からこの名前がつけられたのでしょう。

桔梗というと、7月初め頃から花をつけるのですが、こちらは一足お先のお目見えです。

立葵が深紅の花をつけています

2005年06月05日 | 花尽し
鎌倉・長谷の花の寺「収玄寺」さんの境内で、今、立葵(タチアオイ)が深紅の花をつけています。

地面からすっくとのびた太めの茎のそこここにやや大輪(径10センチ前後)の深紅の花をつけた姿は、華やかな花の少ない梅雨時,そこだけぱっと明るくなった感じです。

アオイ科。ハイビスカスの仲間。高さは1~2mにもなります。花は一重咲き、八重咲きとあり、花の色は深紅、赤、白、桃、紫紅、淡黄など多彩です。

こちらが未央柳です

2005年06月03日 | 花尽し
前号でご紹介した金糸梅とよくまちがわれるこの時期の花に未央柳(ビヨウヤナギ)があります。同じオトギリソウ科で佇まいがよく似ているからでしょう。比較対照できるように、今回はその未央柳のお届けです。

ただ、鎌倉周辺では花をつけるのはこれから、といったわけで今回は一昨年、鎌倉・長谷の花の寺「収玄寺」さんで撮影したものです。花びらの外まで金糸のような雄しべを散開状につけるので、区別は容易です。雄しべを見る限りでは、金糸という名前はこちらがふさわしいようにも思えますね。このあたりが、両者が混同される所以(ゆえん)でしょうか。

美容柳、美女柳(ビジョヤナギ)とも呼ばれます。その姿の美しさと、葉が柳に似ているのでつけられたとか。

金糸梅咲き始める

2005年06月02日 | 花尽し
今日は朝から雨もよい、ご近所の生け垣で金糸梅(キンシバイ)がぽつりぽつりと花をつけ始めました。もう1週間もすると、生け垣一面が鮮やかな黄色の花で埋まることでしょう。金糸梅とよく似た花に未央柳(ビヨウヤナギ)があります。ただ、こちらが花をつけるのはもう少し後、特に糸のような雄しべが花の外に飛び出して広がるのですぐ区別できます。

丘も濃緑一色となりました

2005年05月31日 | 花尽し
昨日から湘南地方は強い風と雨、昼前にようようおさまって薄日が射してきました。先日(5月16日号)本ブログでご紹介した向かいの丘を何げなく眺めたら、緑のモザイクが濃緑一色となっていました。

明日から6月、季節は初夏から梅雨に変わります。

紫の手鞠咲き紫陽花

2005年05月29日 | 花尽し
鎌倉・光則寺境内にて撮影。鮮やかな紫色が境内を明るくしていました。

アジサイには、他に、今人気のカシワバアジサイに代表される北米東部のアパラチア山脈原産種もあります。日当たりにも強く育てやすいので人気があります。これはまた後ほど紹介しましょう。

白い手鞠咲き紫陽花

2005年05月28日 | 花尽し
鎌倉・長谷の花の寺「収玄寺」さんの本堂脇にて撮影。紫陽花というとその名前の由来*でもある青色が好まれるようですが、やや薄暗い木陰にひっそりと咲く純白の紫陽花もまた捨てがたい風情です。

*アジサイという名は、集(アズ)、真(サ)、藍(アイ)が合わさったもので、青い花のかたまって咲く様子からつけられたと言います。

ピンクの手鞠咲き紫陽花

2005年05月28日 | 花尽し
逗子・小坪の亀が丘に登る石段脇にて撮影。背景は鎌倉と逗子の境界を走る稜線で、七切り通しの一つ「名越(なごえ)の切り通し」のある場所です。雨上がり、雨滴にぬれた紫陽花はほんとに生き生きとしていますね。

青い手鞠咲き紫陽花

2005年05月28日 | 花尽し
前号(5月28日号)のコメントで、sarasaさんより西洋紫陽花も見たいとのこと、ただ残念ながら時期的にちょっと早く、わが家の近くではまだ咲きそろっていません。

といったわけで、以前に撮ったものの中から手鞠咲き4種・ガク咲き1種を、「花ブログ」が紫陽花ラッシュになる前に、一足早くのお届けです。シーズンに先がけてまずはお楽しみください。

これは、北鎌倉・明月院さんの境内にて撮影。最盛期には、この青い花で境内一円が埋まります。

さらにご興味がおありなら、下記小生のHPもおのぞきください。アジサイ以外の梅雨時の花・ムシなどいろいろ登場します。

『小さな小さな野草園』より

そろそろ紫陽花の季節ですね

2005年05月28日 | 花尽し
5月も下旬をまわると、湘南の地は、そろそろ紫陽花(アジサイ)の季節です。鎌倉の紫陽花寺も六月の声とともに、紫陽花見物の人でにぎわい始めることでしょう。

それらの多くは西洋紫陽花(セイヨウアジサイ)で、これらは日本原産のヤマアジサイがヨーロッパで品種改良されて日本に逆輸入されたものです。それらがまた日本で各種改良を重ね、現在では多くの種類の紫陽花が出回っています。その数はあまりに多く何という紫陽花か名前を知るのはけっこう大変と紫陽花の専門家から聞きましたので、とにかく「紫陽花の仲間」ということで楽しむことにしています。

西洋紫陽花には、飾り花が手毬(てまり)のようにかたまって咲く手鞠咲きと花の周りに飾り花をつけるガク咲き、そして、咲き始めはガク咲きで次第に手鞠咲きに変わる中間種とあります。

そんな季節を先取りして、今日は咲き始めたばかりのヤマアジサイかのお届けです。西洋系のガクアジサイに比べて地味で小ぶりです。

雪の下が咲きました(つづき)

2005年05月27日 | 花尽し
前号では、花のアップをお届けしました。それに対するジョージさんのコメントへのおこたえの中で、ユキノシタはカメラをひいて撮るとまた違った風情があると書きました。そのひいて撮った写真のお届けです。

花の撮影の際には、一つの花を少なくとも全体(ひいて撮る)、アップ(ぐっと近づいて撮る)、真上から、右から、左から、斜め下からの六つの視点で見るよう心がけています。

本ブログでは、皆さんよくご存じの花ばかりなので、アップの写真を中心に載せています。

雪の下が咲きました

2005年05月27日 | 花尽し
谷戸の入り口の少ししめっとした崖の下蔭で雪の下(ユキノシタ)が花をつけ始めました。

一度見たら忘れられない不思議な形をした花は、人によっていろいろな見方ができるようです。「大」という文字のように見えるとか、小さなお人形さんのようだという方が多いようです。さて、皆さんは何に見えるでしょう。

花は左右相称で、上の3個の花弁は小さく、上側に紅色の斑点がつき基部に黄色の斑点があります。

名前の由来は、
(1)冬、雪の下でも葉が枯れないから
(2)白い花を雪に見立て、その下に緑の葉が見えるから
とかありますが、定かではありません。

葉は食用(天ぷらなど)になります。が、味の方は今ひとつです。

幻の紫陽花 七段花

2005年05月26日 | 花尽し
地味な花ついでに、もうひとつ地味な花をご紹介しましょう。

七段花(シチダンカ)です。

この花は、1823年(文政6年)来日したドイツ人医師シーボルトの著作『FLORA JAPONICA(日本植物誌)』の中で紹介されていましたが、その後、実物にお目にかかった人がなく、長らく「幻の花」と言われてきた花です。1959年(昭和34年)に、たまたま神戸の六甲山の谷あいで発見され話題となりました。

ヤマアジサイの飾り花の萼が八重化したものと言われています。

現在は、鎌倉でもいくつかのお寺さんの境内に植えられており、また、花屋さんの店頭にも姿を見せているので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。

めったにこんなことはしないのですが、レンズに息を吹きかけ曇らせて撮影、幻の花らしい感じを出してみました。