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湘南気まぐれ写日記

「湘南に咲く花」や「風物」、そして「身近な小物たち」の写真を中心に気ままにつづった身辺雑記です。

四季咲きベゴニア

2005年07月11日 | 花尽し
玄関脇の植え込みの陰でベゴニアがひっそりと花をつけました。

本種はブラジル原産のセンパーフローレンスを母種として品種改良されたもの。秋海棠(シュウカイドウ)の仲間です。花期は4月から10月までと長く四季咲きベゴニアとも呼ばれます。ご近所のプランターや花壇では常時美しい花を見せてくれています。

その蜜をもとめてでしょうか?クロヤマアリが蕊に近づいていました。

光明寺の千年蓮

2005年07月10日 | 花尽し
鎌倉・材木座の光明寺さんの蓮池で、千年蓮(センネンハス)がぼちぼち花をつけ始めました。見頃はお盆過ぎから月末にかけてでしょうか。

光明寺さんは、材木座海岸近くにある浄土宗の大本山。本堂の横に昭和の浄土庭園として作られた三尊五祖の石庭と、開山堂の裏に小堀遠州作と伝えられる蓮池があります。ここの蓮は、弥生時代の遺跡(2000年前)から発見され大賀博士の手によって蘇った「大賀蓮」いわゆる千年蓮です。古代蓮とも呼ばれます。

花をつけ始めた蓮池


石庭

小昼顔咲く

2005年07月08日 | 花尽し
東京・入谷の朝顔市が6日から8日まで開かれ、市の立つ鬼子母神周辺は大輪の朝顔を求める人で大にぎわいとのことです。

一方、公園の片隅や草むら、丘の小径のそここでは、小昼顔(コヒルガオ)が控えめな花をつけて、目を楽しませてくれています。あでやかな園芸種もいいですが、自生種の楚々とした佇まいにもまた捨てがたい味があります。

よく似た花に昼顔がありますが、こちらは花が大きく径5~6センチ、花の色が濃く、また、葉の後部のホコ形の張り出しが小昼顔ほど目立たないので区別できます。早朝に咲き昼にはしぼんでしまう朝顔に対して、ともに昼間も咲いているのでこの名があります。

昼顔は花も大きく色も濃い、葉の後ろのホコ形も目立たない

撫子が咲きました

2005年07月07日 | 花尽し
桔梗と並んで秋の七草の一つに数えられながら夏に咲く花に撫子(ナデシコ)があります。

かつては、草むらに群がり咲いている野の花でしたが、今は、ほとんど姿を消してしまいました。家の庭やお寺の境内などで見かけるのは園芸種です。

別名河原撫子(カワラナデシコ)・大和撫子(ヤマトナデシコ)とも呼ばれます。

「なでしこ」の語源についてはいろいろですが、花が小さくて色も愛すべきものであるところから「愛児」に擬してナデシコ(撫子)といったというのが一般的です。

自生の撫子


園芸種の撫子

透百合が浜辺を彩っています

2005年07月06日 | 花尽し
梅雨の季節は紫陽花や花菖蒲に目がいきがちですが、実は百合の季節でもあります。山百合にはじまって鉄砲百合(テッポウユリ)、鹿の子百合(カノコユリ)、鬼百合(オニユリ)などが咲き目を楽しませてくれます。

三浦半島の一部海岸沿いでは透百合(スカシユリ)が鮮やかな橙赤色の花をつけて浜辺を彩っています。花弁が花の根元近くまでさけていてその間から向こうが透けて見えるところからこの名があります。

白い桔梗のお届けです

2005年07月05日 | 花尽し
空梅雨気味の天気がつづいていましたが、ここにきて今度は強い雨が降りつづいたりと、今年の梅雨はかなり変調ですね。

そんな中、そろそろ桔梗(キキョウ)が咲き始めました。

桔梗というと秋の七草の一つなので、秋の花と思われがちですが、実際は梅雨明け頃から咲き始める夏の花、青紫の桔梗もいいですが、今日は純白の咲いたばかりの桔梗のお届けです。

咲き乱れる白・青紫の桔梗


これはめずらし八重の白桔梗です

印度浜木綿の白い花 目にしみます

2005年07月04日 | 花尽し
海辺に咲くハマユウ(浜木綿)は、このあたりでは三浦半島・佐島マリーナ周辺(天神島)に自生しています。ここが浜木綿自生の北限、神奈川県天然記念物に指定されています。浜木綿は葉が万年青(オモト)似ているところから別名浜万年青(ハマオモト)とも呼ばれます。

ただ、逗子近くの海岸では自生種にはあまりお目にかかれません。

代わって今日は、公園、お寺の境内、家の庭などで花盛りの園芸種・印度浜木綿(インドハマユウ)のお届けです。どんよりとした梅雨空の下で純白の花はひときわ目にしみます。インド原産、浜木綿と同じくヒガンバナの仲間です。花を横向き放射状につけるので、よく鉄砲百合(テッポウユリ)とまちがわれます。

佐島の浜木綿


浜木綿の花のアップ

『鳥博士通信』ゴイサギ(五位鷺)

2005年07月03日 | 花尽し
梅雨のせいで何時になく水勢を増した流れのほとりで、ゴイサギが辛抱強く魚を狙っています。

この鳥は本来夜行性(体長約57cm)で、昼間は森や竹薮に潜み、日暮れとともに活動を開始し、水田、川岸等の水辺で魚や蛙などを捕食します。

写真の鳥は、暗い梅雨空に誘われたのか、それとも腹をすかせた雛達に急かされたのか、日中から餌探しを始めておりました。

飛行はゆっくりで、飛びながらよく「グワ」と鳴きます。暗い夜空からこの様な声が聞こえて来ると、姿が見えないだけに少々不気味な感じがするものです。

海に咲く花

2005年07月03日 | 花尽し
梅雨の合間のつれづれに海に咲く花イソギンチャクのお届けです。

ここで花と言ったのは、分類学的には、刺胞動物門:花虫(はなむし)綱に属するから…というのは、いかにもこじつけくさいですね。

それはともかく、骨格がなく伸縮自在。円筒状の体の先に花のように開く触手があります。触手にある刺胞で自衛するとともに餌をとります。

ヒメノカリスはいかが

2005年07月02日 | 花尽し
ヒメノカリス(hemenocallis)が花をつけています。最初に目にしたときは、えっこれって何?と思うほど不思議な格好をした花、最近はあちこちで目にします。

ヒガンバナの仲間です。いろいろな園芸品種があります。

名前の由来は、内側の膜のように広がる副花冠が美しいことからギリシャ語のhymen(膜)とkalos(美しい)を合わせたもの。別名ササガニユリ。英名は花の形がクモを連想させることからスパイダー・リリーです。

見方によって呼び名も様々なのにまたびっくり!

朝一番 朝顔のお届けです

2005年07月01日 | 花尽し
今日から7月、そろそろ夏の花の出番です。東京・入谷の朝顔市(7月6~8日 鬼子母神周辺)、今年もにぎわうことでしょう。といったわけで、7月一番の花は朝顔3種のお届けです。爽やかな花の色をお楽しみください。

斑入りの朝顔



純白の朝顔

宵待草のやるせなさ

2005年06月30日 | 花尽し
ご存じ高峰三枝子さんが歌って大ヒットした歌の主役です。正式な和名はマツヨイグサ、でもそんなことどうでもいいですよね。しょせん花の名前なんてだれかがつけたものに過ぎないんだから、などと言ったら、まじめな花好きの方に叱られるかな。

大葉擬宝珠は雨の花

2005年06月30日 | 花尽し
昨日来の雨で、梅雨の花たちも元気を取り戻しました。そんな中、大葉擬宝珠(オオバギボウシ)の花がひときわ元気です。その元気な様子のお届けです。名前の由来はいろいろですが、若い蕾の形が橋の欄干の柱頭を飾る「擬宝珠」に似ていることからというのが一般的です。

斑入りの大葉擬宝珠


大葉擬宝珠の蕾


橋の欄干の擬宝珠

洋館とバラ

2005年06月30日 | 花尽し
梅雨の合間、鎌倉・報国寺(一名竹寺)近くにある旧宮邸に出かけたら、庭の一隅で鮭色のバラが咲いていました。