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湘南気まぐれ写日記

「湘南に咲く花」や「風物」、そして「身近な小物たち」の写真を中心に気ままにつづった身辺雑記です。

テントウムシは苺が好き

2005年05月03日 | 身近なムシたち
ご馳走に背を向けたナナホシテントウのいた草むらに出かけてみました。

草むらの一角に蛇苺(ヘビイチゴ)が赤い実をつけていて、その上にちょこんとナナホシテントウがとりついていました。最近は、テントウムシの世界もベジタリアンが殖えて肉食から菜食に変わったのでしょうか。

冗談はさておき、春の草むらでは、ムシたちがいろいろなパフォーマンスを見せてくれるので楽しいですね。

大型連休のひと時を、草むらに寝そべってのんびりゆったり過ごすのも悪くはないでしょう。

ご馳走に背を向けて

2005年05月01日 | 身近なムシたち
草むらをのぞいていたら、ナナホシテントウムシの姿が見えました。カラスノエンドウの葉の先につかまってじっとしていました。その右側を見たら、何と好物のアブラムシ(ソラマメヒゲナガアブラムシ)が葉にびっしりとたかって汁液を吸っているではありませんか。それなのになぜ彼(彼女)は背を向けているのでしょう?

もう十分いただいての食休みか、それともムシのいどころが悪かったのか、さてさて…

*アブラムシ:アリマキとも呼ばれます。ゴキブリの別称ではありません。

アブラムシとテントウムシ←こちらのHPが面白いですよ

今年の初キチョウ

2005年03月30日 | 身近なムシたち
夕刻、10日ほど前にぼちぼち花をつけ始めたハナニラがどうなったかと、近くの空き地まで行ったみました。そのハナニラの茎にしがみつくようにキチョウがとまっていました。今年初めて見るキチョウです。秋型キチョウの越冬したものがこの陽気にさそわれて出てきたものと思われます。気温が下がってきたらからでしょうか、カメラをかなり近づけてもぴくりともしません。今夜はこのままここで過ごして、明日の朝飛び立つつもりなのでしょう。

ガマ君初登場!

2005年03月18日 | 身近なムシたち
逗子の久木にある坂東三十三観音霊場第二番札所「岩殿寺」の若い和尚さんからガマの写真が届きました。お彼岸前の暖かい日に、境内で冬眠していたガマたちが客殿前の池に向かってぞろぞろと這い出してきて、かつては足の踏み場もない時もあったそうです。まだ眠りからさめたばかりの眠そうな目に思わず笑ってしまいました。

*ガマ:ヒキガエルのこと。日本にはこの仲間は5種ほどいます。東日本の平地で目にするのはほとんどがアズマヒキガエルです。大型で体中にいぼがあり、鼓膜の後ろにある耳線からは、毒液を分泌します。

ジョロウグモの卵 依然冬眠中

2005年02月12日 | 身近なムシたち
門柱の横棒の下に産みつけられたジョロウグモの卵は依然冬眠中、どうやら今年の厳しい寒さも無事乗り越えた様です。卵を産み終えた後、激しい雨が降り出した中で、必死に卵嚢をかばっていた親グモの姿が思い出されます。その親グモの姿をご覧になりたい方は、小生のHP『小さな小さな野草園』2004年晩秋編の「ジョロウグモの母性本能」をどうぞ。本HPには、下記のほか、左のサイドバーの中にあるBOOKMARKからも入れます。

ジョロウグモは、人里周辺に多く、雌は腹部に黄色と灰青色の横縞模様があります。成体になるとさらに腹部の糸を出すあたりが赤色になります。木の枝や軒先に大型の馬蹄形の円網を張るので、皆さんにとって一番おなじみのクモでしょう。
小さな小さな野草園をご覧ください!!

カマキリ ブラウン君推参!

2005年02月10日 | 身近なムシたち
緑のオオカマキリ(グリーン君)の紹介をしましたら、「おいおいカマキリは緑ばかりじゃないよ!」という声がどこからともなく聞こえてきました。あたりを見まわしたら、出窓の外から褐色のカマキリ(ブラウン君)がこちらをうかがっているではありませんか。ごめんごめんというわけで、今回はブラウン君の紹介です。

ブログへの投稿を終えた途端に、ブラウン君の姿は出窓の外から消えていました。春浅き昼下がりの幻だったのでしょうか。

オオカマキリは、ふつう林のまわりに棲んでいますが、市街地にも出没するので、皆さんにとって、もっともなじみの深いカマキリでしょう。獲物にそっとしのびより、鎌(前肢)でさっと捕らえる早業はなかなかのもの、草の中の狩人と呼ばれる所以(ゆえん)です。

オオカマキリ参上

2005年02月10日 | 身近なムシたち
オオカマキリの卵を紹介しましたら、ある方から、できればその姿を見たいとのeメールをいただきました。といったわけで、今日は、お話は一気に今年の夏にとんで、卵が孵って幼虫がはい出し、そして、自然界の生存競争を生き残って成人おっと成虫したオオカマキリ君の雄姿をお届けしましょう。

この写真、実は、昨年の秋、逗子・久木にある坂東三十三観音霊場第2番札所「岩殿寺(がんでんじ)」さんの境内で撮影したもの、カメラを向けたら鎌(前肢)をたたんでポーズ?をとってくれました。

三角形の頭、大きな複眼、その間にある三つの単眼、前後左右に自由に動く柔軟そのものの触覚、そして、強靱な口もとと、その形を眺めているだけでも造化の妙が伝わってきて飽きませんね。

カマキリの複眼は夜になると全体に黒くなります。昼間の黒い点はいわゆる黒目ではなく複眼の一部が黒くなっているもので、偽瞳孔(ぎどうこう)と言います。夜は可視光線をより多く吸収する為に個々の複眼全体が黒くなるというすぐれもの、これによって、暗闇の中でも虫を捕食することができるわけです。

カマキリの仲間に一番近い昆虫は何とゴキブリにシロアリ。人間とは相性の良くない仲間と「親戚」なのもおかしいですね。

カマキリの卵 さて、いつ孵(かえ)る

2005年02月09日 | 身近なムシたち
昨日雨滴を宿していたネコヤナギの芽がどうなったかと、今朝見ましたら、さらにふくらみを増していました。ひょっとその脇を見たら、枝に産みつけらているカマキリの卵嚢(らんのう)が目に入りました。昨日はネコヤナギの芽の方にばかり目を奪われていて気がつきませんでした。

木の枝に産みつけられていること、形が半円錐形で大型であるところからオオカマキリの卵と思われます。これは朝から縁起がいいわいということで、さっそくパチリ。

オオカマキリは、肉食性、日本にいるカマキリの中での最大種で飛ぶこともできます。体長は70~90ミリにもなります。卵が孵るのはまだ先ですが、ここから小さなカマキリが続々出てくる様子を想像すると、わくわくしますね。映画大好き人間なのでコンピュータグラフィックスを使ったSF映画もよく見ます。しかし、自然の不思議現象を現実に目の当たりにしますと、作られたものは色褪せて見えます。

アシナガ君なんで今頃???

2005年01月26日 | 身近なムシたち
自宅の駐車場に下りる階段の縁で黄色い物が動いていました。かがみ込んでよく見たらキアシナガバチ君でした。この一番寒い時季に何で現れたのか?カメラを向け一枚だけ撮らせてもらって、日当たりのいい裏の林の木の枝にとまらせてやりました。が、今はどうしているのやら…。