同じ年頃の相棒と、猫との暮しです。 今のところ自立して生きて80代に入りました。

好きなこと。花や野菜を育てる、時々ウォーキングとスケッチ。
読書は好き。もっぱら寝る前と、夜中に目が覚めたときです。

絵を描く楽しさ、うまくいかない挫折感

2011年07月23日 | 絵を描く


 7月、8月はたいてい絵のことを考えて、そして描きつつ過ぎていきます。
 それというのも私の所属する2つの団体展がいつも8月の終りから9月のは
じめにかけて同時期に開催されるからです。
 といっても100号200号の大作に挑戦しているわけではないのですが。
 でも普段描かない、今の自分にとっては大きい30号の絵です。
 自分が今一番関心を持つもの、原発事故について。故郷を追われて帰れない福島の
人たちについて。

 爽やかな5月のゴールデンウイークに孫を託され一日奈良に遊んで、描いて楽しい
一日を過ごした日、忘れられない情景を見たのです。 時間にしたらほんのわずか5
分ほど、JRの大和路線の中でした。

 隣の車両に乗っていた若い母親と学齢前の男の子と女の子の姿です。
 違和感を持って目がいったのは帽子、お母さんの被っているフリースの冬の帽子でし
た。見れば大きなスーツケースの周りには沢山の紙袋を持ち「次は郡山」という車内放
送に子供たちをせかしてドアの前に立った彼女の表情は厳しいものでした。
 はちきれそうなリックを背負った男の子も女の子もこの日から遡ったあの1ヶ月半前
の季節の衣服のままでした。
 3.11の被災者であることは一目で分かりました。
 ほんの数分間だけ見たあの親子があれ以来いつも私の脳裏に同居しています。

 イメージが熟さないまま描きだした絵はうまくいきません。
 普段外に出て風景をスケッチしているようにはいかない。1枚の絵の中に何かメッセ
ージを残せないか、とあれもこれも考えてみるが出来上がってみるとつたない技術と構
図で意図したものが観る人に伝わるどころか一体何を描きたいのかというものばかり。
 消したり、描き直したり、振り出しに戻ったりしながら日々は過ぎ行きます。

鼓膜が破れた

2011年07月15日 | 日記

 昨日風呂上りに綿棒で耳の掃除をしていた。ふと用事を思い出して
立ち上がり台所に向かった。
 突然「ギャー」と叫びたいほどの衝撃、痛い!
 鼓膜が破れたことを覚った。そうっと綿棒を引き抜く。

 長いこと用心深く生きてきてなんて馬鹿なことをするものだろう。
 耳に綿棒をさしたままの状態を忘れて手に持った新聞か何かでぐい
っと押し込んだらしい。
 はずみというのは恐ろしいものだ。

 日常生活はずぼらというほどではないつもりだ。
しかし歯ブラシを咥えたまま洗濯を物を干したり植木に水をやった
りしている。他人の目が届かないマンション暮らしだからできることだ。
(十分ずぼらか?)
 そんな日常を反省するには痛い痛いきっかけだった。
 
 しばらく耳鼻科に通わなくては。医師にも薬局でもいったいどんな
状態でそんなことをしたのかこもごも聞かれた。
 他人と接触したわけでもない珍しい事例なのだろう。
 破れた耳が聞こえない状態がいつまで続くかはお医者さんにも分から
ないらしい。

夏祭り

2011年07月13日 | 日記

 私の嫌いなもの、「カラオケ」「演歌」「野球放送」「低俗なお笑い番組」
「夏祭り」
 その夏祭りの季節です。隣の杭全神社でも昨日から夏祭りが始まり
鉦や太鼓の音が夜遅くまで響いています。
 この地に住んでほぼ40年ですがいつも「夏祭りなんていったい
何が面白いの?うるさいだけ」と思っていました。
 こどもたちが小さい頃にも、共働きの主婦は忙しくてただ疲れていて
祭りのほうは夫に任せて数えるほどしか行ったことがありませんでした。
「また1週間ほどうるさいな」とうっとうしさしかありませんでした。

 昨日孫のあかりちゃんにせがまれて夫と3人で夕方から夜店を冷やか
して歩きました。アレっと気がつけば年来のだるさや疲れがどこに行った
のか忘れて嬉々として歩いていました。
「へーお化け屋敷ってこんな所にあったんだ」
 お化け屋敷の前まで来たのも初めて、憑き物が落ちた感がありました。
 あの独特な節回しの強烈なお化け屋敷の呼び込みも耳にタコというほど
聞かされて祭り嫌いに拍車をかけていましたから。

 こんなに体が軽くなるなんてきっと100まで生きてしまうのでは?
 まさかせっせと獲れたてのゴウヤを食べているせいではないでしょう。
 
 夕食は奮発して祭りハモを。冷凍と違って近海ものは別の魚みたいにうまい。
 石巻魚市場も初水揚げ初競りで震災後やっと笑顔が見られました。

 しかし原発に汚染されたワラを食べた牛からはてき面に有害なセシュウム
が蓄積されて大きな不安が広がります。人間の犯す罪はてき面に裁かれる。
 それにしても人間の利便のために飼われている家畜たちが哀れでならない。

セミの初鳴き、ゴーヤの初穫り

2011年07月06日 | 日記


 朝7時45分セミの初鳴きを聞きました。10匹前後がいっせいに鳴きだし
わずか3,4分でなき止みました。試験鳴きというところでしょうか。
これからテレヴの音も聞こえないほどのクマゼミの大合唱に付き合うことになります。

 そして夏祭りもま近な本格的な夏。汗だくの夏ですが季節の中では一番好きです。
 人生で言えば青春のような夏。我が家はまだクーラーの出番はありません。
 天井まで覆い尽くしたゴーヤの葉のせいか午前中は過ごしやすく冷え症の私の体
には今頃が一番快適な季節なんです。

今年ゴーヤの初収穫は3日でした。緑の野菜を切らしている時に便利です。
 穫れだしたら毎日横並びになっていますから、あちこちに貰っていただくことに
なることでしょう。
 今朝はバナナと牛乳も少し加えてミキサーにかけておいしいジュースになりました。

 昨日はヴェランダ側の窓を2重サッシにしてもらいました。工事のお兄さんに
よれば1日に何軒も需要があり7月いっぱい大忙しの日々だとのこと。
 エコポイントの関係らしいです。
 隙間風から開放される今年の冬がが待ち遠しいくらいです。

 我が家の猫は熱い日中は押入れの中をもっぱらネグラにしているようです。
 朝、孫の着替えを持って学童保育園に行く道すがら猫じゃらし(エノコロ草)
の若葉を摘んで帰る私を待ち焦がれてニャーニャーと出迎えてくれます。