アーバンタイム

日々の暮らしで思う事、ダイビングログ、ライフログ、BOOKS

地震国における原子力発電のリスクとコスト

2008年05月25日 | Weblog
巨大地震や災害が相次いでいるが、自然災害の部分とその後の2次被害や人災要素における被害の増大はなかなか想定できない。それでも長期的に復旧が見込めるものは百歩譲っても解消できる。
 新潟中越地震で原子力発電所の耐震設計に問題があることや、高速増殖路の事故(構造的に複雑で液体ナトリウムなど極めてコントロールしにくい)、長期的(1万年単位)な核廃棄物の保管管理が必要で(実行上不可能)、有史以来1万年も続いた国はない。狭く地震の多い日本に不安定な原子炉が多数設置してあることは自殺行為だ。爆弾を抱えて生活するようなものだ。
25日に東京電力福島発電所で冷却系統の故障で手動停止と尋常な事態ではない。
柏崎刈羽発電所の補強に700億と費用ばかりかさんでいる。
日本は自然エネルギー利用に撤し、早期に原子力発電所の停止を行う必要がある。原子力は事故が起こってからでは取り返しがつかない。




nikkkeiネットより
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20080523AT1D220A422052008.html
東電、耐震費用は700億円超・柏崎刈羽原発、6月に補強着手
 東京電力は22日、新潟県の柏崎刈羽原子力発電所の新たな基準地震動を策定し、同原発の再稼働に向けようやく第一歩を踏み出した。耐震補強工事費用は700億円を超える見通し。同原発停止によるコスト増は2008年度上半期だけで3000億円と運転停止が長引くほどダメージが膨らむため、運転再開が最大の経営課題だ。ただ東電は信頼回復のため国や地元の理解を最優先する方針で、年内の再稼働は困難とみられる。
 東電は6月に一部の耐震補強工事に着手する。費用については明らかにしていない。中部電力はすでに東海地震に備え、基準地震動800ガルを超える1000ガルを想定して浜岡原発の耐震補強工事を実施。費用は1基あたり最大で100億円。浜岡原発を上回る基準地震動の柏崎刈羽原発全7基にあてはめると総額で700億円を超える計算になる。(07:00)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080525STXKA007325052008.html
東電、福島第一5号機を手動停止・非常用冷却系が作動せず
 東京電力は25日、起動操作中の福島第一原発5号機(福島県、78万4000キロワット)で、非常時に原子炉に注水する冷却系統などが作動しなかったため、原子炉を手動停止したと発表した。原因を調査する。
 東電によると、5号機は運転開始に向け、23日に起動操作を開始。25日午前零時50分ごろ、非常用の「高圧注水系」の作動試験をしたが、ポンプが動かず自動停止した。さらに「原子炉隔離時冷却系」も作動しなかった。
 保安規定では、非常用の両系統が使えない場合、24時間以内に原子炉を停止するとしており、東電は約7時間かけて原子炉を手動停止した。
 いずれも原子炉の蒸気を使ってポンプを回し、原子炉に冷却水を注入する系統。5号機は今年1月から定期検査を行っていた。〔共同〕 (13:36)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« パラオ サメ | トップ | クラゲの眼 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事