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山の恵み里の恵み

キノコ・山菜・野草・野菜の採取記録

いっぽんかんこ

2005-02-09 15:49:47 | 山の恵み(保存版)
 図鑑名:ウラベニホテイシメジ。 採取場所:長野市湯山の雑木林。 採取日時:2003年8月16日。 注意:みずかんこ(クサウラベニタケ)およびイッポンシメジとの違いをよーく知らない人は、絶対に食べないこと。クサウラベニタケはツキヨタケ、カキシメジと並んで、「キノコ中毒御三家」です。 見分け方:傘が開ききっていなく、茎を握ってみて固く締まったものだけを採る。傘の表面に真綿を薄く貼り付けたような、白くて細い絹目がはっきり見えるのが目印です。図鑑にあるような、笑窪(指で押し付けたような窪み)があれば、尚いっそう確かです。
 【英語名:不明】

 この年は夏が異常低温で、8月初頭からジコボ(ハナイグチ)などの食用キノコ(もちろん毒キノコも)が大発生。以降8月末まで、いわゆる「夏キノコ」が異常大発生。ヤマドリタケモドキやアカヤマドリ、カラカサタケ、それにこのイッポンカンコなど、大型キノコが長野市周辺の里山にギッシリ生えて、ビクには1本か2本しか入らず、両手の袋ににも数本ずつしか入らず、残念ながらほんの一部しか持ち帰れなくて口惜しい思いをしました。
 このカンコ(図鑑名ウラベニホテイシメジ)はホンシメジと同じと考えています。発生時期が通常は9月初め~10月初めとまだ暑い時期なため、極めて大型になるのでしょう。傘の表面の絹目模様や、茎が絹糸をぎっしり束ねた感じになっている点も、ホンシメジそっくりです。シャキシャキした歯ざわりも同じ、「味しめじ」と言われる通り「うまみ」も抜群。大きいので「食べで」もあり、当地ではジコボと並んで最も人気のあるキノコです。唯一の欠点は多少苦味が感じられることですが、この苦味が好きという人もいます。
 ただし「ヨーク知らない」人は絶対手を出してはいけません。たいへん良く似た毒キノコ(図鑑名クサウラベニタケ、地元名ミズカンコ)があり、毎年のように誤食して中毒症状(下痢や吐き気など)を起こした例が報道されます。「シロート」が手を出さないものだからこそ、「クロート(自称キノコ名人、実はキノコ天狗と陰では呼ばれているひと)」にはその分余計においしく感じられるのかも。
 それでもどーしても「モノにしたい」向きは、確実に信頼できる人(長野・群馬以北なら結構います)を頼んで教えてもらってください。山里で行きずりに出会った人に尋ねるのは危ない。正直に「分からない」と言ってくれれば良いのですが、半可通も多くて。心配な時は近くの保健所に持ち込めば鑑定してくれます。

エノキタケ(2)

2005-02-08 16:01:23 | 山の恵み(保存版)
 前回のエノキを裏返して写したものです。エノキの特徴は、傘の表面がネバネバする感じで、色は黄色~茶褐色、裏は真っ白、茎は中空、根元が黒ずんでいます。半球状に株立ちしています。
 同じように株立ちしていても、上の特徴を全て備えていないものはダメ。中にはニガクリタケのような毒キノコもあります。,/b>

エノキタケ

2005-02-07 15:25:00 | 山の恵み(保存版)
 採取場所:自宅庭(川中島古戦場近く)。 採取日時:2003年10月末。 見分け方:もっこり株立ちするキノコはほかにも数種類ありますが、傘の表面にてかてかした感じの光沢があり、触れると少し粘り気があってくっつく感じがすること、裏が真っ白で美しいこと、また茎は上部が透き通った感じで、根元が黒っぽいビロード状な点が特徴。
 【英語名:Velvet-shank(ビロードの茎)】


 天然エノキは見るからにおいしそうだし、実際に食べても素晴らしい味で、数あるキノコの中でも最高級だと思っています。しかも10月から4月にかけて、野でも山でも町中でも、それこそ何処にでもあるのが嬉しい。但しこの写真のように立派なものはざらには見つかりませんが。「雪ノ下」の別名がある通り、雪のの中から見つけた時は格別嬉しいものです。
 今のところ見つけ方も見分け方もあまり知られていないようで、ヨソのお宅の玄関先や垣根の下や畑のきわから失敬してくることもしょっちゅうです。冬のオリンピック会場にもなったMウエーブの庭でも数株見つけました。主として落葉樹の枯れ木の根元や枝先、古い切り株、埋もれ木、時には弱りかけた木の幹全体を蔽うように生えています。平地の日当たりの良いところでは、湿気を求めて、枯れ草や落ち葉の下に隠れていますので、ひと目につきにくく、知る人にのみ許された果報になっているわけです。

マイタケ

2005-02-06 10:01:59 | 山の恵み(保存版)
  採取日時:2000年10月初め。 採取場所:戸隠村諸沢(もろさわ)の落葉松林内の草むら。 見分け方:「名人」以外は見つけられないので心配後無用。
 【英語名:Hen-of-the-woods(森のめんどり)】


  直径40cm、今まで採った中では最大でした。草むらの中を歩いていて、黒っぽい大きなかたまりを危うく踏みつけそうになり、あわてて草を押し分けて採取しました。賞味期限ぎりぎりでした。
 マイタケは秋の初め頃、平地でも高地でも、様々な樹木の立ち枯れの木の幹や、根元、埋もれ木の上など、「ところ構わず」発生する、ありふれたキノコですが、よく耳にするような「舞いたくなる」ほど大形で立派なものはめったに見つかりません。
 飯綱戸隠一帯でも2~3年に一度はぶつかりますが、大抵はごく小さな株だったり「賞味期限切れ」だったりです。次の年に同じ場所を探しても、見つかったためしがありません。
 味はポソポソしていて、正直言ってさほどおいしいとは思えず、どうして東北地方などで珍重されるのか理解に苦しみます。
 イギリスの図鑑には、稀にしか見られないし、食べられるのは若いものだけなので「お勧めじゃない」、とあります。