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広瀬隆「第二のフクシマ・日本滅亡」東海原発廃炉から始まる新時代

2012-06-03 17:17:17 | きになるニュース
広瀬隆「第二のフクシマ・日本滅亡」東海原発廃炉から始まる新時代










原子力発電所からの使用済燃料貯蔵の現状と見通し (04-07-03-16)





http://cnic.jp/modules/radioactivity/index.php/9.html
より


8.テクネチウム-99(99Tc)

半減期 21.1万 年


崩壊方式
ベータ線を放出して、ルテニウム-99(99Ru)となる。


存在と生成
テクネチウムは初めて人工的につくられた元素で、すべての同位体が放射性である。天然では、ウラン238(238U)の自発核分裂によってウラン鉱などの中で生じるが、生成量は少ない。
人工的には、核分裂またはモリブデン‐99(99Mo、同位体存在比24.13%)の中性子捕獲で生成するモリブデン-99(99Mo、2.75日)が崩壊して生じるテクネチウム-99m(99mTc、6.01時間)の崩壊で生成する。テクネチウム-99は、核分裂で生成するテクネチウムの同位体の中でもっとも半減期が長い。
核分裂による生成がより重要である。1メガトン(TNT換算)の核兵器の爆発で8,000億ベクレル(8.0×1011Bq)が生成される。電気出力100万kWの軽水炉を1年間運転すると、20兆ベクレル(2.0×1013Bq)が蓄積する。使用済核燃料1tには0.84kg(5,200億ベクレル、5.2×1011Bq)が含まれる。


化学的、生物学的性質
 テクネチウムはレニウムと似た性質をもつ。水溶液中で4価と7価の原子価を取ることが多く、7価の場合は過テクネチウム酸イオン(TcO4-)として水によく溶ける。


生体に対する影響
放出されるベータ線は水中で0.8mmまでしか届かない。内部被曝が問題となる。10,000ベクレルを吸入した時の実効線量は0.032ミリシーベルト、経口摂取した時は0.0078ミリシーベルトになる。
体内に摂取されると、大部分はすみやかに排泄されるが、ごく一部は2ヶ月ほど残留する。

テクネチウム-99m ― 診断に用いる放射能
短寿命のテクネチウム-99mは、放出ガンマ線のエネルギーが140万電子ボルトで、ガンマ線測定器の検出効率が高くなることもあって、核医学的診断によく用いられる放射能である。


再処理工場からの放出
六ヶ所村での予定年間処理量は800tで、その中には670kg(370兆ベクレル、3.7×1014Bq)が含まれている。再処理の工程で、テクネチウムが揮発性の化合物をつくりにくく、排気中には含まれず、排水中に少量が放出される。
再処理の結果として発生するガラス固化体にはほとんどすべてが入ってくる。1,000年以上経過後に残っている主な放射能の一つで、周辺の環境を汚染する恐れがある。


放射能の測定
水試料では、テクネチウムを分離し、ベータ線を測定するのがふつうの方法である。環境試料では、化学処理によって分解して溶液にしてから、同様の操作をおこなう。放射線測定には液体シンシレーション計数装置またはバックグラウンドの低いガイガー計数管を用いる。




テクネチウム
モリブデン - テクネチウム - ルテニウム

Mn
Tc
Re

43Tc
周期表
外見
銀白色

一般特性
名称, 記号, 番号 テクネチウム, Tc, 43
分類 遷移金属
族, 周期, ブロック 7, 5, d
原子量 98(0) g·mol-1
電子配置 [Kr] 4d5 5s2
電子殻 2, 8, 18, 13, 2(画像)
物理特性
相 固体
密度 (室温付近) 11 g·cm-3
融点 2430 K, 2157 °C, 3915 °F
沸点 4538 K, 4265 °C, 7709 °F
融解熱 33.29 kJ·mol-1
蒸発熱 585.2 kJ·mol-1
熱容量 (25 °C) 24.27 J·mol-1·K-1
蒸気圧推定
圧力(Pa) 1 10 100 1 k 10 k 100 k
温度 (K) 2727 2998 3324 3726 4234 4894
原子特性
酸化数 7, 6, 5, 4, 3[1], 2, 1[2], -1, -3(強酸性酸化物)
電気陰性度 1.9 (ポーリングの値)
イオン化エネルギー 第1: 702 kJ·mol-1
第2: 1470 kJ·mol-1
第3: 2850 kJ·mol-1
原子半径 136 pm
共有結合半径 147±7 pm
その他
結晶構造 六方晶系
磁性 常磁性
熱伝導率 (300 K) 50.6 W·m-1·K-1
音の伝わる速さ
(微細ロッド) (20 °C) 16,200 m/s
CAS登録番号 7440-26-8
最安定同位体
詳細はテクネチウムの同位体を参照
同位体 NA 半減期 DM DE (MeV) DP
95mTc syn 61 d ε - 95Mo
γ 0.204, 0.582, 0.835 -
IT 0.0389, e 95Tc
96Tc syn 4.3 d ε - 96Mo
γ 0.778, 0.849, 0.812 -
97Tc syn 2.6×106 y ε - 97Mo
97mTc syn 91 d IT 0.965, e 97Tc
98Tc syn 4.2×106 y β- 0.4 98Ru
γ 0.745, 0.652 -
99Tc trace 2.111×105 y β- 0.294 99Ru
99mTc syn 6.01 h IT 0.142, 0.002 99Tc
γ 0.140 -
表示
テクネチウム (英: technetium) は原子番号43の元素。元素記号は Tc。マンガン族元素の1つで、遷移元素である。天然のテクネチウムは地球上では非常にまれな元素で、ウラン鉱などの中のウラン238の自発核分裂により生じるが、生成量は少ない。安定同位体が存在せず、全ての同位体が放射性である。最も半減期の長いテクネチウム98でおよそ420万年である。



テクネチウムの同位体

テクネチウム(Tc)は、原子番号82番までのうち、プロメチウムとともに安定同位体を持たない元素である[1]。ゆえに、総ての同位体が放射性同位体であるため、標準原子量を定めることができない。最も安定な放射性同位体は98Tcで半減期は420万年、97Tcの半減期は260万年、99Tcの半減期は21万1100年である[2]。
その他、原子量87.933(88Tc)から112.931(113Tc)の範囲に22種類の放射性同位体が見つかっていて、93Tc(半減期2.75時間)、94Tc(半減期4.883時間)、95Tc(半減期20時間)、96Tc(半減期4.28日)を除き、そのほとんどが半減期1時間以下である[2]。
また、多くの核異性体も存在する。97mTcは最も安定で、半減期は90.1日(0.097MeV)である。これに続くのが95mTc(半減期61日、0.038MeV)、99mTc(半減期6.01時間、0.143MeV)である。99mTcは唯一β線を出さず、核異性体転移によって99Tcになる[2]。その際放出するγ線は体外から測定しやすく、半減期も適当に短いので、画像診断に用いられる。
99mTcは99Moの娘核種で、99MoをMoO42-の形でアルミナカラムに吸着させて1日放置することで99mTcと過渡平衡を成立する。生理的食塩水で溶出すると99mTcO4-が得られることから、このアルミナカラムを99mTcジェネレータと言い、この作業をミルキング(milking)という。
最も安定な98Tcよりも軽い同位体は電子捕獲により崩壊し、モリブデンを生成する。98Tcよりも重い同位体はベータ崩壊し、ルテニウムになる。100Tcは電子捕獲もベータ崩壊も起こす[2][3]。
99Tcはウラン235の分裂から生成し、最も手に入りやすい同位体の一つである。1グラムの99Tcは1秒間に6.2×108回の分裂(0.62GBq/g)を起こす[4]。

http://www.rist.or.jp/
RIST
RISTの紹介
当財団(高度情報科学技術研究機構)は1981年に設立された財団法人原子力データセンター (NEDAC)を起源とし、1995年に組織改編を行い、法人名を現在の名称に改名しました。


http://www.monominami.jp/genpatukouzou.html



http://www.stop-hamaoka.com/kaisetu/pool.html





http://www.enecho.meti.go.jp/rw/hlw/qa/syo/syo03.html

?過去の大津波 1958年07-08 アラスカAlaska




http://www.vec.or.jp/2011/06/10/column_051/

2011 年 6 月 10 日
第51回「メルトダウン事故、炉心内部の状況を示唆する放射性物質の沸点」
 沸点という言葉を御存知だろうか。水の場合、大気圧のもとで固体の氷を加熱していくと0℃で溶けて液体となる。これが水の融点であり、さらに熱していくと100℃で気体の水蒸気に変わる。これが水の沸点である。物質は加熱によって沸点を過ぎると蒸発して気体となる。これは原子炉炉心を形づくる燃料棒内においてもかわりはない。ウラン235の核分裂によって生ずる核分裂生成物は、それぞれ物質によって異なった「沸点」をもっている(カッコ内は融点)。このような沸点や融点は、お手元の「理科年表」などで簡単に知ることができる。
ヨウ素      184℃(114℃)
セシウム     658℃(28.4℃)
ルビジウム    688℃(39℃)
テルル       991℃(450℃)
ストロンチウム  1414℃(777℃)
コバルト    2930℃(1495℃)
〈参考〉
プルトニウム   3231℃(640℃)
ウラン     4172℃(1132℃)
ジルコニウム   4361℃(1852℃)

 ジルコニウムは中性子の吸収が少ないばかりでなく、非常に高い融点をもっており、さらに合金加工することによってさらに融点を上げ、燃料棒の構造材として用いられており、この場合の融点は2800℃にも達す。

 細長い筒状の燃料棒の中には、核分裂物質であるウラン235を3%ほど含む濃縮ウランが、円筒状のペレットとして詰められ、燃料棒の両端は固く封印されている。

 核分裂反応が進み、燃料棒内の温度が上昇してくると、前述の沸点の表に従ってヨウ素、セシウムが気化してくる。核分裂生成物には、キセノンのように初めから気体のものもあり、燃料棒はまるで風船のように膨らんでくる。これをスウェリングという。燃料棒は高い融点をもって高温に耐え、かつ風船作用に耐えることが要求される。

 ところが、燃料棒にピンホールや傷が生ずると、風船に穴を開けたように内部の気体が漏れ出してくる。やがて環境に排出され、モニタリング・ポストと呼ばれる放射線計測装置に引っかかる。

 つまりヨウ素131やセシウム137といった放射性物質がモニタリング・ポストで検出されるということは、少なくとも燃料棒に何らかの破損が生じていることを意味する。


 今回福島第一原発で大地震が発生したのは3月11日。ところがその翌日12日の午前8時過ぎには、原発から数キロも離れた地点でもテルル132が検出された。だが、この事実は6月初めまで何故か伏せられていた。

 しかし環境でのテルルの存在は重大な意味を持つ。テルルの沸点は約1000℃で、燃料棒の内部の温度が1000℃以上になっていることを示しており、むろん燃料棒には破損がある。

 実は、制御棒が挿入され核分裂は停止していても、第41回で述べたように、炉心では、核分裂生成物が別の核種へと崩壊することによって生ずる崩壊熱、いわば原子炉の余熱が発生している。その量は莫大で、停止直後は電気出力100万kwの原子炉(熱出力300万kw)の場合、熱出力7%、210万kwという熱が炉内に発生している。早急な冷却が行われないと、燃料棒の溶融という重大事故に発展する。

 水による冷却が行われないと原子炉ストップから数時間後には、燃料棒内の温度は3000℃にも達し、燃料棒は溶けてしまう。

 燃料棒内の急激な温度上昇を示唆するバロメーターのひとつが、周辺環境で検出されるテルル132でありストロンチウム90である。この検出は、炉心溶融が迫りつつあること(あるいはすでに溶融していること)を警告している。

 観測データの早急な公表は、事態の進展を占う上で極めて重要な事項である。

(多摩大学名誉教授 那野比古)

天気図の見方


http://www.asahi-net.or.jp/~TX6F-NKMR/meteorology/weathermap.html
天気図の書き方

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