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遺伝子・DNAから日本人のルーツ

2013-09-05 12:03:46 | きになるニュース
米国アリゾナ大学教授、宝来聡博士によるミトコンドリア遺伝子の分析で日本人のルーツが解明されました。ここをクリックすると国立遺伝学研究所にアクセスします。国立遺伝学研究所と、総合研究大学院大学では人類進化について総合的に研究し成果を上げています。
日本人のなりたちを人類進化の立場から、日本人種の遺伝的特徴は何かについて、ミトコンドリアDNAの塩基配列多型の上から解明されました。
これまでは日本人を単純に縄文人と弥生人とに分けて見ていました。しかし、「現代日本人は、縄文人と弥生人との混血である」ことが明らかになりました。

日本人の血の中には、現代の中国人と現代の韓国人の血が混じっていることが明らかになりました。弥生人は、中国本土と朝鮮半島から移住してきた人たちです。縄文人は縄文時代にこの列島が大陸と地続きの時に移動してきた人たちです。

現代日本人は、縄文人および韓国あるいは中国本土からの移入民である弥生人からの異なる遺伝的寄与を受けた結果であり、また、沖縄の人は、弥生人とはほとんど混合することはなかったという仮説が支持されました。

『遺伝子・DNAから日本人のルーツを考える』
 http://www.kumanolife.com/History/dna.html

『日本人のルーツ』
 http://www.jin.ne.jp/smc/no4/no4.htm

遺伝子やミトコンドリアの分析で、人類がどこに起源があって、どう動いたのか、徐々に明らかになりつつあります。

ミトコンドリアの分析では、日本人はコーカサスやウラルアルタイ地方に住んでいたモンゴロイドの末裔であるというのが最も有力になりつつあります。

更に、日本人は、元々住んでいたヒゲが濃くてやや「ごつい」顔をしていた原日本人が、朝鮮半島や新潟県(越の国というのは、来たという意味ですね)などを経由して入ってきた面長のモンゴロイド(日本の中央部に住んでいる、公家顔の人たち)に追いやられ、アイヌや、沖縄などの隼人になったなどという説も説得力があります。

また、南方から海を渡って日本に流れ着いた「チャモロ」系の人々や、カムチャツカ半島などを経由してきたロシア人なども当然混じっていると思われます。

天皇の系譜をみても、継体天皇が、ヤマト朝廷の末裔ではなく、朝鮮半島から日本に来たか、もともと、福井県あたりに住んでいた渡来人ではないかなどともいわれています。

モンゴロイドは、飢餓に強く、少しの食物を体に栄養としてたくわえる能力がもともとあって(だから、糖尿病になりやすい)、困難を乗り越えてシベリアからベーリング海峡をわたり、アメリカのネイティブになったり、南米までいってインカ帝国を築いたりしているわけです。赤ちゃんのときの蒙古斑が特徴です。

また、言語学的にいうと、日本語は朝鮮語に近く、やはりウラルアルタイ語系ということだそうです。
ただ、中国人の95%を占める漢民族、朝鮮族、満州族、日本人などは、言語、習慣が違いますので、異民族に分類されてはいますが、いずれもモンゴロイドです。

本州日本人のミトコンドリアDNAタイプ









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