スポーツ&映画等 (辛口評論) ブログ

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遊星からの物体X

2006年11月06日 | 映画評論
遊星からの物体X(エックス)って見た事有ります 
私はこの映画は最高に面白い名作の一つに上げています。映画の始まりのシーンからしばらくは、なんの事?どう言う意味?って言う感じで良く分からないんですが、そのうち話しが進んでゆくと、これがどんどん引き込まれてゆくんです。

映画を見終わってみれば、あっ!そうか、始まりのシーンで、犬が走り回っていて、それを撃ち殺そうとしていたのはそう言う理由だったのか!と理解できるんです。

得体の知れない寄生生物が忍び寄ってくる恐怖。
誰が感染しているか分からない緊迫した状況。
寒く、暗く、隔絶された南極(北極だったかな?)と言う地で起こる逃げ場の無さ。

絶えず背後に迫り来る恐怖感があり、まさに息を殺しながら映画にのめり込んでしまう。そんな映画です。
また、未知の物体が凄い! エイリアンを扱った映画は色々あるだろうが、ここで出てくる寄生生物エイリアンは姿形を自由に変える事が出来るのがポイントである。 これがやっかいで、誰が見方で誰が敵なのか?疑心暗鬼になってしまう。

全編に流れる得体の知れない不吉な音楽と言い、この映画が持っている独特のムードと言い、じっくりと息を殺しながら、味わいたい映画である。

休日前の夜にゆっくりとくつろぎながら、巨大なブランデーグラスを片手に持ち、ヒザの上には毛足の長い高級なペルシャ猫を乗せ、まどろみの時間を送るのには最適な映画と言えよう。


「信長の棺」 期待大ハズレもいいとこ。

2006年11月06日 | 映画評論
日曜洋画劇場で「信長の棺」とか言うのを放送していたので見た。結構宣伝もしていたし、2時間半(CM込みだが)にも及ぶ放送とあって、かなりの大作と思っていた。

宣伝映像とかだと本能寺での戦闘シーンとかも有り、信長の死の真相がスリリングにミステリアスに展開して行くのでは? これは面白そう。と、結構期待していたのだが。

なんだこれは! も一つオマケに

いい加減にせぇーーーーーい! 怒るぞ!

だまされた! もーーーいや!

「そんなカット入れなくてもいいだろう!」と言う様なシーンを無理やり入れて2時間半と言う長い時間を費やし、内容はこれだけか。はぁ~!

とんでもない時間の浪費でした。
さんざん引っ張った挙句、2時間を過ぎる頃になって「おしょう」が出てきて、本能寺の地下通路の話しをしだすのだ。結局それでこのドラマの結論が出るのだが、それまでに使った2時間もの時間は何だったの? えっ? どうなってんの?
って~感じ。 こんなにシナリオの乏しい、内容の無い物だとは思ってもいなかった。
時間と電気代返せ!  と言いたい。

しらけムードの長々としたドラマを何とか緊張感を維持させようと努力していた主役の人(歌舞伎界の人、名前忘れた)の演技には頭が下がる。よくもこんなしらけたドラマを最期まで演じきったね!ご苦労さん。とねぎらってやりたい。

あと、信長役の松岡はいいね~! 実にハマリ役。これは評価したい。