スポーツ&映画等 (辛口評論) ブログ

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城島健司は、メジャーに合わない

2009年10月29日 | メジャーリーグ(米国)評論
ついにメジャーでプレーし続ける事を断念した城島捕手だが、残念ながら、この人はメジャーに合わなかった。

プレーでと言うより、性格的に合わなかった。

城島の性格はリーダーシップが有り、責任感が有り、チームをまとめようとする統率力も有る。 チームリーダータイプの性格であり、最高に良い様に思われるだろう。

しかし、これらの性格は日本でプレーするには最適であるが、メジャーでプレーするのには、この性格が逆に、邪魔になってしまった感が強い。

そもそも日本人とアメリカ人では育ち方や気質が違う。
これは、その民族の進化してきた過程で身に付いた気質の違いであり、自然に身に付いた性格なので、自分自身、本人自身では気付かない事が多い。

日本では、自分より年上か年下かで態度やしゃべり方を変えるし、新人かベテランかでも変わってくるし、記録を出してるスター選手か控え選手かでも接する態度は変わってくる。 

日本人は、男女によって違う言葉使いがある事や、目上の人や地位の高い人に対して使う言葉や態度が違う事など、格差を気にする気質を持っている。自分と他人は同じ位置か、自分より上か下かを確認して、接する態度を決めるのである。

しかし、アメリカでは基本的にその様な考えは無い。
たとえ新人の選手であろうが、ベテランのスター選手に対して、ペコペコしたり、へつらった態度はとらない。 同じ人間として、同じアメリカ人として、同じ目線で接するのである。

日本では「捕手」とは、「グラウンドにおける第二の監督である」と言われているので、城島は、「第二の監督になった様なつもりで、野手をまとめなければ」と思い、日本人的気質をアメリカでもハッキしたのであるが、それが他のチームメイトからすると、なんとも不可思議で、「奇異」な光景に映ってしまったのである。

「あいつ、何のつもりでいるんだろう?」と言う、疑問をチーム内にいだかせてしまったのである。

試合が終了して、選手達がロッカールームに引き上げる。
その時でも、城島は、全員がロッカールームに引き上げたのを確認してから、一番最後に引き上げるのである。 日本人から見ると、なんとも素晴らしい心構えの様に映る。 しかし、アメリカ人のチームメイトからすれば、「あいつ、何考えてんだろう? このチームのオーナーにでも成った気分でいるんだろうか?」とか、非常に「奇異」な光景に映ってしまうのである。

経験の少ない若手投手がグラウンドに立った時などは、城島としては「自分がリードしなくてはならない」とか、「投手を育てる様なリードをしなければならない」とか、日本人的気質で考えてしまい、それらが、無意識に態度に出てしまう。
しかし、アメリカ人からすれば、「新人である以前に、同じ人間である」と言う意識の方が強いので、上から目線で指示される様なリードをされる事に、非常に屈辱的でプライドを砕かれた様に感じるのである。

ボールが高く浮いてしまった時など、城島がジェスチャーで「もっと下、下に低く投げろ」と、言う様な態度も、アメリカ人投手からすると、上から目線で指示してくる様で、なんか気分が悪い。感じになってしまう。

結局、チームの投手達から、「城島が捕手なら投げたくない」と言う声が上がり監督としても、投手の意見を尊重しなければならず、城島は出場機会が減る事になった。

日本で捕手をやらせるなら、最高の適任の選手である城島。
素晴らしい選手、城島。

でも、文化や気質の違うアメリカでは、その性格が、「アダ」に成ってしまったのである。

浅田真央 激ヤバ!

2009年10月24日 | スケート評論
ヤバイ! ヤバイ! 真央ヤバイ!やば過ぎ~

先日行われたグランプリ大会ではキム・ヨナに完敗し、もはや立ち直り不可能な状態になってしまった感の強い真央だが、この試合の映像を再度、よ~く見てみると、試合直前の真央の表情が激ヤバだった!

リンクの外で、タラソワコーチからペットボトルに入った水をもらって、飲んでいたのだが、コーチからペットボトルを受け取る時に、真央の表情がガチガチ状態で、気もそぞろと言った感じで、視線も定まらない状態で、とても試合が出来る感じでは無かった。

緊張の極致と言った感じの真央だった。

試合前の、あの時の真央の心境を言うなら、自分が何者で、今、どう言う状態なのか、自分であって、自分で無い様な感じ。 たとえるなら、雲の上を歩いている様な不思議な気分、放心状態と言ってもいいかもしれない。

「タマシイ」が抜けたような感じとでも言おうか!

いや~~~あれは ヤバイよ!

つい、先ほど行われた、グランプリ、ロシア大会でも、ショートプログラムで6位と出遅れたらしいし、真央のスケート人生は終わった感が強い。

一次は、真央の時代。 とか、 次のオリンピックでは金メダルは確実。とか、200点越えの世界記録はいつ出るのか? とか、言われていたのだが、今となっては、夢物語となってしまった様である。

真央の夢でもある、将来は「真央リンク」を造りたいと言う事も、かなわない夢となりそうである。

浅田真央 最悪のシナリオ

2009年10月17日 | スケート評論
さぁ~いよいよグランプリシリーズが始まりましたが、報道によると、真央はショートプログラムで予定通り「コケ」てしまい、キム・ヨナに圧倒的に大差をつけられた様子。

そこで、浅田真央にとっての最悪のシナリオを考えてみよう!

(1)今回のグランプリシリーズでメダルを逃す。
 落胆のどん底に落ちてしまうだろう。

(2)グランプリファイナルへの出場を逃す。
 オリンピック直前のグランプリファイナルを逃すと言う事は、オリンピックでのメダルが無くなったとも言える状態だろう。

(3)年末の「全日本選手権」で、なんと! なんと! メダルを逃す。
 「日本のエースー!」「フィギュアスケート界は真央の時代」とまで言われた時代の超人は、今や、全日本選手権で、メダルを逃す事態になってしまう。

(4)オリンピック日本代表落選。
 全日本選手権での敗退で、真央のショックは頂点に達し、スケート靴を履く事が恐怖となり、スケート恐怖症におちいってしまう。
真央の状態の悪さは、日本国民を巻き込んで、代表に選ぶべきか、選ばないべきか、大論争が巻き起こり、結局、現状に照らし合わせ、状態の良い選手を選ぶ事になり、真央が代表落選となる。

・・・・と、これが、真央にとっての最悪のシナリオだろうと思う。


いずれにしても、真央は、試合恐怖症になりかかっている状態で、精神状態は不安のカタマリであり、演技どころでは無い状況になっているのは確かだろう。

一方、キム・ヨナは、試合するのが楽しみで楽しみでしょうがない状態。
オリンピックでの金メダルは確実だと言う、確信を、ますます強くしている状態である。


まぁ~ 真央が代表落選するのは考えにくい事ではある。
CM契約とか、これまでの実績とか、いろいろあるので、落選はしないで済むかもしれないが、真央の精神状態がどれだけ持つか? 精神状態不安定で、食事がノドを通らない状態となり、体調をくずして、代表を自ら棄権する事態にならなければいいが....。


ま~ いずれにしても、真央は終わったかなぁ~~~ って感じ。


それで、、、意外と、村主文恵あたりが銅メダルをとったりするかも!?

日本がオランダとの親善試合で得た物

2009年10月14日 | サッカー評論
オランダとの親善試合、日本は「3-0」で敗れたが、この試合以降、日本が明らかに変わった点がある。

それは、ゴールへの意識。ゴールへの執念である。

この試合が終わった後、オランダやヨーロッパのメディアからは、「日本にはフォワードが存在しない」とか、「ゴールエリアでの迫力の無さに驚いた」と言う声が上がった。

とにかく、ゴール、シュート、これらの意識を高め、積極的に打つ! 相手ゴールエリアでの迫力、突破力。 この点が日本には一番たりないと言う事がハッキリとしたのである。

その後に行われた香港戦、スコットランド戦などでは、全員の意識が変わっているのが分かった。 ゴールエリアでの迫力を出そうとしているのが感じられた。あとは、ゴールエリアに数人が同時反応して入り込む事がもっと必要だと思った。


その他、オランダ戦で分かった事は、日本の早いパス回しや、早いチェックでボールを奪い返す事は十分に通じる。 通じるどころか、オランダよりも上である点。

日本と同じくオランダもパス回しをしながらリズムを取るチームだが、日本のパス回しはどれだけ通用するのかと思って、見ていたが、オランダのお家芸とも言えるパス回しを上回る日本のパス回しだった。

どうやら、日本は、ゴールエリアでの迫力不足さえ解消できれば、パス回しやボールのキープ率では、どんなサッカー強国にも引けをとらない力がありそうだ。

この試合が終わった後、オランダの各メディアは、オランダが勝ったにもかかわらず、日本に負けたかの様な報道になっていた。

自分達の持ち味である、華麗で早いパス回しで日本を圧倒してやろうと思っていたのに、逆に日本にパス回しで負けていた事が、かなりショックだった様だ。

まさか、「日本が自分達を上回るパス回しをするなんて!」と言う驚きとショックから、勝ったにもかかわらず、「オランダ代表の試合で今回の日本戦は、史上最悪の試合だった。」とオランダ監督が言っていたのが印象的だった。

オランダサッカーのメディアも、「オランダが取った3点はまぐれ。」とか、「最悪の試合」とか、「事実上、日本に負けていた試合内容」的な報道であった。

結論として、

オランダ戦で分かった事は、日本のパス回しは世界レベルだと言う事。チェックの早さも世界レベル。 ゴールを狙う迫力が欠けていると言う点。

しかし、その後の香港戦(アジアカップ予選)、スコットランド戦(キリンカップ)では、あきらかに、ゴールへの迫力や意識が変わったので、オランダ戦で得た物は大きかったと思う。

オランダ vs イングランド 親善試合感想

2009年10月14日 | サッカー評論
2009年8月に行われた、オランダとイングランドの親善試合を見た。

この試合の後に、オランダと日本が親善試合をする事になっていた事もあり、オランダってどう言うサッカーをするんだろう? どの程度のレベルなのだろう? と、気になった事もあり、見てみた。 その時の感想である。

見ていて思ったのは、オランダは、日本とまったく同じスタイルのサッカーをすると言う事。 一気に直線的に前線へ攻め上がると言うより、パス回しを好み、早いパス回しをしながらボールを自分達でキープし、責め上がると言うスタイル。

そして、相手がボールを持った時は数人で素早く囲んでボールをうばう、時々、トリッキーなパスなどを出す。など、など。

まるで、日本のサッカーを見ている様な感じだった。

日本との違いと言えば、相手のゴールエリアにボールが出た時に、フォワードだけでは無く、他の選手達も含め、数人が一斉に反応し、ゴールエリアになだれ込み、ゴールを奪う確率を上げている点だった。


試合の結果は「2-2」の引き分けだったが、サッカーのレベルとしてはイングランドの方が上だった。

オランダが2点を先制したが、この2点は、イングランドのディフェンス陣が凡ミスをしたおかげで取れた点であり、オランダの自力で取った点と言う感じではなかった。

しかも、オランダは、2点を先制しておきながら、結局、イングランドに2点を取られ、引き分けにされてしまったのである。 先に2点をプレゼントされておきながら、引き分けに持ち込まれてしまったオランダの弱さを見た。

オランダとイングランドを例えるなら、オランダは元気で怖いもの知らずの「やんちゃな学生達」と言う感じで、イングランドは大人の「クロウト好みのプロのサッカー選手達」と言う感じがした。

イングランドは相手ゴールエリアに近づくと、突然スピードが瞬間的にアップし、相手が反応出来ない速さでシュートを打つ点である。 しかも、シュートが見事に枠に飛ぶのである。

オランダもワールドカップでは優勝候補と言われるが、候補、候補と言われながら、結局、ベスト16止まりとかになる可能性があるな~と言う印象。

やっぱり、サッカーの伝統では長い年月のある、イングランドは凄いな~と思った。

浅田真央、もう終りだ!

2009年10月12日 | スケート評論
JAPANオープン2009 を見たが真央はもうダメだと思った。
完全に終わったな~と思った。

演技開始前、リンクに登場した時から表情は硬く、つらい感じ。
演じるのが不安でつらくて、いやだな~と言う感じだった。

演技が始まってからも「いつ失敗するか?」それが気になって、気になって、
体がガチガチ状態で、まるでスケート初心者の様なぎこちない動き。

ジュニアの頃の真央は、「次の試合まだかな~! 早く試合がしたいな~」と言う感じで、
試合をするのが楽しみに見えた。 失敗などするハズもないし、試合後の歓声と拍手に
包まれている自分が楽しみでしょうがない感じだったが、今の真央は、試合が地獄の様な苦しみとなっている。

このままの状態だと、バンクーバーオリンピックでのメダルは厳しいだろう。

(バンクーバーオリンピックの真央は!)
予想としては、ショートプログラムで大失敗して、メダル圏外となり、
フリーで多少持ち直すが、メダルには及ばず。 って~所だと思う。

オリンピックで惨敗し、人間として自分自身を見つめなおし、
真のアスリートとして生まれ変わった後、次回のオリンピックで優勝となる。
事を期待したい。


しかしながら、真央の性格は一生涯、今のままだと思うし、変わる事は無いだろうから、
真央はスケーターとして、このままの成績で終わる可能性が大きいと思う。

ジュニアグランプリで優勝した頃の真央がスケーターとしての最大の輝きの時期だったのだろうと思う。

真央がいなくなった後の日本フィギュア界も自然に下火になり、スケート人気も終えんを向かえるのでは? と、思う。

ジュニアの子達を見ても、入賞はできても、世界でメダルを争えるくらいの子はいなそうなので。

今井遥、西野友毬、浅田舞、水津瑠美とかには頑張って欲しいが、メダル争いをするのを期待するには、荷が重そう。