MOON STONE

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結婚記念日

2006-05-29 16:19:36 | ジョジョの奇妙な冒険
「それじゃ、僕たちの結婚執念に乾杯」「乾杯。」承太郎と花京院は杏酒を注いだグラスを軽く合わせた。チリンと澄んだ音が響く。

町外れの協会で二人だけの結婚式を挙げてから早くも6年になる。二人にとって重要な記念日を今年はお台場で迎えようと前から計画を立てていた。
迎えた土曜日でもある当日の放課後、ゆりかもめでお台場に出た二人はアクアシティにある洒落たカフェでお茶を飲んで一休みした後、予約を入れたホテルにチェックインを済ませた。部屋に荷物を置き一休みした後、ホテル内の飲茶料理のレストランでディナーを楽しんだ。結婚記念日、出会いの記念日などお台場で迎える大切な日のディナーはここと決めている。
「俺たちももう結婚してから6年になるのか、早いものだな。」「そろそろ普通のカップルだとお互いのいいところばかりじゃなくて悪いところも見えてくるね。」「長すぎた春の終わりか、俺たちは高校生の身ゆえに一緒には暮らしていないが、お互いのことをよく知っているし、簡単には壊れない絆で結ばれているはずだ。」「ある意味、一緒に暮らしていないからこそ、一緒にいるときを大切にしようとしているから絆が生まれるんだね。」二人は杏酒を酌み交わしながら、スタッフの丁寧なサービスの下運ばれてくる飲茶料理を味わった。おいしい料理と琥珀色の杏酒の爽やかな酔いが二人の会話を盛り上げる。
ディナーが終わり、満足した二人は部屋に戻った。お風呂に入った後、バスローブを羽織った二人はベッドの上で寄り添うように座り、サービスのミネラルウオーターを飲んだ。窓からは巨大な宝石箱を思わせるフジTVの社屋と、宝石をつないだネックレスを思わせるレインボーブリッジが見渡せる。花京院は承太郎を後ろから抱きしめる。
「結婚6年目になると相手のアラばかり見えて、浮気したり、最悪離婚になるカップルだって少なくないんだよ。」「倦怠期ってやつか。俺たちは男同士だが、下手な普通のカップル以上の絆で結ばれている。この絆をお互い年をとるまで大切にしたい。」「僕たちは6年前に祭壇で永遠の愛を誓ったんだ。きっと神様も祝福してくれたよ。」「せっかく神様が俺たちをめぐり合わせてくれたんだ。大切にしないとバチがあたってしまう。」ミネラルウオーターを一口飲み干した後、二人は唇を重ねた。「…ウ、んゥ…」舌が絡まるたびにキスの味とわずかに残った杏酒の味、水の冷たさが混ざり合い、二人を甘美な官能の世界にいざなう。キスを交わしながらお互いのバスローブを脱がせあう。
「承太郎、愛している、僕だけのものだ…」「俺も、俺は典明なしには生きられない…」花京院は承太郎の耳たぶ、首筋に舌と指を這わせると、ピンクの真珠を思わせる乳首を口に含み吸った。「…ア、はァあ…う、んゥ…」「なんて可愛く感じるんだ…可愛い声をもっと聞かせてくれるか…」舌で転がし歯でつつくたび、承太郎の体はビクンと柳の枝のようにしなる。
花京院は承太郎の乳首を吸った後、脇の下、脇腹、臍の回り、背筋、太ももへと愛撫を進めた。薔薇の花弁のように繊細な舌と指が肌の上を優しくも淫らに踊るたび、承太郎の体は快感に雨粒のようにはじけ、肌は紫陽花のように染まる。身を捩じらせて快感を表す承太郎がたまらなくいとしい。
「ここだってもうこんなだよ…」花京院は承太郎の足を開かせると、甘く熟れて蜜を滴らせた果実を口に含みフェラチオした。「承太郎の、大きい…」「ァ、ああゥ…ん、ゥう…典、あき…」舌が先の割れ目、くびれ、縫い目と這い回り時に軽く吸い、指先が種子を転がすたびに承太郎の体は蔓薔薇のようにしなる。
「…あ、ゥう…典明、俺も…」承太郎はフェラチオしてもらいながら花京院の足の間に顔を埋め、甘く熟れた果実を口に含んだ。二人は口の周りを蜜で汚しながらお互いに果実をむさぼりあった。しゃぶる音が部屋に響く。
「…ァ、典…あき、もう、出…でそうだ…ゥ、うう…」「承…たろう、僕も…で、出るっ…」二人はほぼ同時にお互いの口腔に杏酒のように甘美な果汁を流し込んだ。「承太郎の、美味しい…」「典明のも、濃くて美味しい…」二人は果汁と蜜にぬれた唇を重ねあった。ベッド脇のルームランプが上気した二人の肌を真珠のように妖しく彩る。
花京院は承太郎の足を持ち上げた。咲きかけの紫陽花を思わせる蕾があらわになる。「アん、恥ずかしい…」「恥らう承太郎、最高に可愛いよ…」花京院は承太郎のお尻に頬ずりし、すべすべした感触を楽しんだ後、割れ目を開き、蕾に口付け花弁の一枚一枚に舌を這わせた。舌であふれ出る蜜をなめ取る。
「お願いだ、典明のがほしい…」「そろそろひとつになろう…」花京院は承太郎の蕾に果実をあてがい一気に貫いた。
「クうっ…ゥ、んゥ…ァ、ああゥ…はァ…のり…明、もっと、奥に…きて、くれ…」「承…たろう、ああ、よく、締まるよ…」二人は獣のように腰を動かし快感を求め合った。快感が突き上げるたび6年前に二人で愛を誓った瞬間がよみがえる。そのころと変わらない快感の表情、吐息ひとつとってもいとしい。花京院は承太郎の顔中にキスの雨を降らせる。
「ゥ…典、あき…もう、イ、イキそうだ…我慢、できない…ゥ、ォォォォ…」「承たろう…僕も、イキそう…二人で、イこう…ァ…」二人は同時に快感の頂点に達した。瞬間キスを交わした。
オルガズムのあと、二人はベッドの中で抱き合い余韻を味わっていた。花京院は承太郎に腕枕をして頭をなでていた。「来年の今頃は7周年目だな。」「来年迎える7周年目の結婚記念日も二人で過ごそうね。」「約束だ。」二人は来年の結婚記念日も二人で迎えることを約束するようにキスを交わすと、抱き合って眠りについた。
神の元で永遠の愛を誓った俺たち、いつまでも絆は壊れないだろう。
つないだ手に二つの結婚指輪が輝いた。

コメント:6周年目を迎えた結婚記念日です。毎年恒例だからこそ力を入れて書きました。