MOON STONE

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書道

2006-11-08 17:44:20 | 男塾桃x獅子
墨をすり、筆に含ませ、半紙に流れる水のように走らせる。半紙に見事な達筆が書かれる。
桃の趣味のひとつに書道が挙げられる。首相として多忙な日々を送るが、忙しくても書道を楽しむ時間は必ず抑えている。半紙に向かうことは心を平穏にする重要な儀式である。最近では獅子丸にも書道を教えている。

ある日の午後、桃は首相官邸に顔を出した獅子丸に、執務室で書道を教えていた。
「そう、だいぶうまくなったな。」「親父の教え方がうまいからだよ。」「男塾にはまだ書道のカリキュラムはあるのか?」「あるけど、まともに受けたことがないんだ。ほとんどつぶれてるし。」そうだ、戦いに明け暮れる男塾では今も昔も書道に限らず、普通の授業はあってないに等しい。桃が男塾に在籍してたころも、普通の授業を受けたことは数えるほどしかない。しかし、獅子丸はそのような環境においても、俺を超える男になるだろう。現に筆跡も当時の俺と似ている。
「親父、どうしたんだ?さっきから俺の顔を見て。」「なんでもない。ただ、似てきたなと思ってな。」桃は息子の成長を愛しく思えた。
稽古が終わり、獅子丸は道具を片付けていた。
「そうだ、獅子丸。稽古のご褒美だ。」桃は獅子丸のほほを手に取り唇を重ねた。
「んっ…うゥ…」舌を絡ませるたび口腔に残る僅かな理性を吸い取り、官能を与える。「親父、こんなところじゃ…」唇が離れたとき、獅子丸はそれだけいうのが精一杯だった。「安心しろ、この部屋の周りには誰もいない。ゆっくり楽しめる。」
これまでにも桃と獅子丸は体を交わしたことがあったが、大体がホテルか私邸だった。しかし首相官邸という桃の仕事部屋では初めてだった。いつ秘書や側近が入ってくるかもしれない、もし見られたら、それでも繰り返されるキスに、獅子丸の体は熱く火照り始めた。
桃は獅子丸を机の上に座らせると、耳たぶ、首筋に舌と指を這わせ、制服のボタンをはずすと、まだ使ってない筆でナナカマドの実を思わせる乳首をつついた。
「…あ、あん、やァ…はァ…」「もう硬くなってるぞ…こんなところで感じるとはいけない子だ…いつからこんなにいやらしい子になった…」筆先が乳首をつつくたび獅子丸の体がびくんと波打つ。
桃は獅子丸の乳首を弄んだ後、脇の下、脇腹、臍の回り、背筋、太股へと筆を走らせた。指や舌とは違う、柔らかな筆が与える快感に、獅子丸の肌は上気し紅葉のように染まり、口元からは甘い吐息が漏れる。首相官邸で淫らな事をしているという意識が親子を大胆にさせた。
「ここだってもうこんなじゃないか…出さないと窮屈そうだ…」桃は獅子丸のズボンをおろし、褌を解くと、熟れて蜜を滴らせた果実にも筆を撫で付けた。
「…ああ、ん、はァ…あァ…お、やじ…」「筆だけでもう濡れてるぞ…これで墨をすったらきっと半紙へのにじみもよくなりそうだ…」筆が先の割れ目、くびれ、縫い目、種子と這い回るたび、獅子丸の体は薄の穂のようにしなる。
「あ…お、やじ…もう、で、でそうだ…」獅子丸は達しそうになったが桃は直前で止めてしまう。「自分だけいい思いしようとしてるな…」「親父、俺も…」獅子丸は桃のズボンのジッパーを口で下ろすと、下着の中から取り出した雄雄しくそそり立つ果実を口に含みフェラチオした。「むぐっ…んぐっ…うゥ…親父の、大きい…」「しし…丸、う、うまくなったな…」桃はうっとりとフェラチオの快感に身を任せながら獅子丸の頭を撫でた。「…ゥ、しし…丸、俺も、で、でそうだ…」桃は獅子丸の口腔に、甘露のように甘い果汁を流し込んだ。
「親父の、美味しい…」「獅子丸、いい子だ…」親子は果汁と蜜に濡れた唇を重ねあった。窓から差し込む秋の日差しが、上気した親子の肌を美しくも妖しく彩る。
桃は獅子丸に机に手をつかせる姿勢をとらせた。林檎の剥き身を思わせる瑞々しいお尻があらわになる。「アン、恥ずかしい…」「相変わらず可愛い尻をしてる…」桃は獅子丸のお尻に頬ずりし、すべすべした感触を楽しんだ後、咲きかけの菊を思わせる蕾に筆を這わせた。花弁の1枚1枚に筆を撫で付ける。
「お願いだ、親父のがほしい…筆じゃもう我慢できない…」「そろそろ入るぞ…」桃は獅子丸の蕾から筆を抜き、果実をあてがい一気に貫いた。
「クウっ…ゥ、ああゥ…はァ…お、やじ…のが、奥に、あたる…」「しし…まる、よく、締まってるぞ…」親子は机をきしませながら腰を動かし快感を求め合った。桃は獅子丸を貫きながら背筋に筆を走らせ、更なる快感を与える。いつもは静かな執務室に喘ぎ声が響く。「おや…じ、もう、だ、だめだ…イ…イキそうだ…」「しし…まる、まだ、イクな…俺が、先に…ァ…」桃は獅子丸の蕾の中に大量の果汁を流し込んだ。
獅子丸は懸命にイキそうになるのを堪えていた。「まだイってないな…」「まだもってる…でもそろそろ限界が近い…」「ちゃんと我慢できたな、いいこだ…」桃は獅子丸の今にも爆発しそうな果実を口に含んだ。柔らかく暖かな口腔の感触に耐え切れず、獅子丸は大量の果汁を流し込んだ。「お前の、濃いぜ…」「親父の机を汚さずにすんだぜ…」「この部屋も国の予算で作ったからな、これはご褒美だ。」桃は獅子丸の頬に口付けた。
オルガズムのあと、親子は椅子に座ったまま抱き合い、余韻を味わっていた。火照った肌が触れ合う感触が心地よい。「獅子丸、お前は顔を出すたびに成長してるな。だが、俺と二人のときは息子として甘えてもいいんだぞ。むしろ、甘えた顔も見せてほしい。」「俺はいくつになっても親父の息子だ。」親子はもう一度、余韻を味わうように口付けた。
「もう夕方か。久しぶりなので私邸に泊まっていくか?」「明日は朝帰りか。明日なんていわれるだろう。まあ、いっか。」
窓からは秋の西日が金色のカーテンのように執務室を彩っていた。

コメント:芸術の秋向けの作品を書いてみました。空より高くで、桃が書道をしているのを思い出して書きました。