遊々庵

懐手で、風に任せてゆっくり歩いてみたい。残された時間を大切に。

歌謡曲のカバー考

2024-06-24 11:31:39 | 日記
6月23日(日)朝からぽつぽつ、時々たたきつけるように降る。
蒸し暑く生暖かい風が吹き、いかにも梅雨らしい不快な天気。

今日は甲子園で午後2時から阪神タイガースのデーゲームが予定
されていたが、早々に「中止」を決めた。昼過ぎから雨がやみ空
も明るく・・・2時過ぎには薄日も漏れてきたが、グラウンドは
昨夜来の雨でぬかるんでいるから、ゲームに支障あるのだろう。
テレビ中継もないので、のんびり園芸作業。残っていたミニヒマ
ワリとジニアの苗を鉢に定植できたからよしとしましょう。

歌はからっきし下手だけど、テレビの歌番組はよく観る。でも、若
い人が好む歌は知らないが、昔からの演歌や歌謡曲ファンをうっと
りさせるヒット曲は出ないねえ。
日曜夜は、NHKBS「新・日本の歌」が私の好みだが、ほとんど昭和
時代に流行った名曲のカバーばかり。昭和の時代を沸かせた歌手は高
齢化や亡くなったりしてほとんど姿を消し、自然と元気な現役歌手が
カバーして歌っている。
好きな昭和の名曲には、「舟唄」「みだれ髪」「北の宿から」「酒と泪と
男と女」「喝采」「時代」「案山子」などすぐに浮かぶが、ほとんどカバ
ーでしか聴けなくなった。
でもカバーする歌手が上手く歌っても、何とも物足りない。それぞれの
名曲には、歌い続けた名歌手たちが醸し出した情念、体臭、吐息がしみ
込んでおり、後の人たちがいくら上手でも、命が吹き込まれていないよ
うで物足りない。
今夜の「新・日本の歌」では、鳥羽一郎が南こうせつの「神田川」を
カバーしていたが、
    ~若かったあの頃 何も怖くなかった
     ただ貴方のやさしさが 怖かった~
と歌ったが、鳥羽さんには悪いが顔をしかめて歌う姿には、南こうせつ
の世界には程遠い感じだった。
鳥羽一郎は「兄弟船」や「男の港」など、海の男を歌い上げることこ
そ、ふさわしい。

   🌸梅雨の水滴宿してアガパンサス咲く


   🌸始めて咲かせたケイトウ


コメント
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