念願の真空管アンプキットです。
昔から一度は作って聞いてみたかった真空管アンプ。
真空管のキットでもエレキットなら、私にもできるんじゃないかと
いつかは作りたいとずっと思っていましたが、44,940円也はちょっと敷居が高い。
しかし、年々、手軽な値段のキットは消滅しつつある昨今、
ヨドバシで36,000円+ポイント10%に決断しました(何を大げさな)。
夕食後のまったりとした数時間を使って、完成まで約一週間。
楽しませてもらいました。
いやぁ、ちゃんと音が出ましたよ。
一発でうまくいって、あぁよかった。
真空管アンプの楽しみ方のひとつは真空管の差し替えですよねぇ。
TU-879SにはKT-66やKT-88に差し替えられるとあります。ネットで見ると、
それらの管の方が姿がとてもセクシーに見えます。
12AX7も日本製のものに変えるとかなり音が変化するという記事もネットには散見されます。
秋葉で見てみると、12AX7 それほど高価なものではないようです。
とはいっても、900円ぐらいから、4.000円ぐらいとずいぶんと開きがあって、
素人の私にはその差が何に由来するのかわかりません。
臆病者なので、店の人にも聞けずじまいです。
また、秋葉をまわる際の楽しみ方がひとつ増えました。
張り替えるスピーカーは27cmなので、使えるだろうということで買ってきたセーム革のエッジ張り替えキットは25~30cmのスピーカーに対応する汎用品です。逆に言えば、個々のスピーカーの大きさに合わせて加工しなければいけません。セーム革はドーナツ状の輪を4分割したようなものがスピーカー左右2つ分で8枚入ってます。輪っかになってるより、分割の方が初心者には良いんじゃないかとの店員さんの言です。実は、エッジの寸法にあわせて紙で輪を作って、うまく収まるかやってみたんですがかなり難しく、実際、エッジ材にボンドをつけた状態でうまく当てはめようとあれこれやってるとコーンにべっとりボンドがついちゃいそうな感じで、不安になってました。
「素人でもできますかね」の質問に、
「これを買っていくのはみんな素人さんです。」
そうですよねぇ。プロがこういうところで、こういうものを買っていくわけないですよねぇ。
さて作業の前に、まずは、対象のスピーカーのエッジ寸法を測ります。それを元にとりあえず型紙を作りました。
図形ソフトを使って作成した元図をレーザープリンターで出力し、厚紙を貼って補強してあります。
上が型紙。下はセーム革に当てて細いサインペンで印をつけたところです。セーム革はとても柔らかく、下手に引っ張るとすぐ歪みそうで注意が必要な感じです。それぞれ取り出して触って気がついたんですが、結構、厚さが均等ではありません。1枚のパーツの中でも厚さが倍ぐらい違うのがわかります。天然素材だから仕方がないんでしょうが、これじゃあ、丁寧に張り替えても伸縮が均等じゃないだろうから中心がずれたりしないんだろうか?
考えようによっては、「そんなに神経質になるなよ。」ってことかな。