私には紫色のシャツに強烈な想い出があります
3部作です
むかしむかし
私が子供の頃テレビは居間と親の部屋にしかなく
末っ子の私にチャンネル主導権なんてものはありませんでした
なので幼少期必ず見ていた番組
大相撲
ゆえにその時代の力士には詳しかったりします
輪島・貴乃花(お父さんの方)が大人気の頃
いつものように父と一緒に観ていた横綱戦で
取り組みの勝敗直後
土俵に座布団が飛び交ってました
その座布団の一枚が勝利力士の顔面に直撃したのです
明らかに力士めがけて投げられてる座布団に
なぜ勝ったのに座布団ぶつけられるのか問い
強すぎるから憎まれっ子になってる
という理由を聞いた時から
私はその横綱を応援するようになり
毎場所真剣に大相撲見るようになりました
相撲好きの父と一緒に蔵前・両国場所にも数回行きました
北の湖関です
あれはまだM太郎が自分の地元に住んでいたころ
当時はもう親方になっていた北の湖さんを見かけたのです
なぜこんなところに親方が!?
(片側二車線道路の向こう側を歩く北の湖親方に気付く自分に驚くの巻)
ビックリする私に言ったM太郎の言葉
近くに住んでるんだよ
同じマンションに住んでた時期もあったよ
子供の頃エレベーター一緒になって頭ポンポンされたよ
大きくて山みたいだった(笑)
まじっすか~?
また逢えるかな…
いつか
「ずっと応援してました!」
って握手してもらいたなー
ドキドキしながら道路の向こう歩く親方眺めてました
それから暫くして
歩行者用信号待ちで一緒になったことがあるんです
日も暮れた時間帯の交差点
ボケ~っと信号待ちしていた私の少し離れた隣に立った親方
突然の真横遭遇にビックリ再び
私はM太郎と
親方は息子さんらしきお子さんと2人でした
M太郎が
ずっと好きだったんでしょ?
ファンですって言ってくればいいじゃん
と言うんだけど
突然だったのと
子供時代の想いが大きすぎて緊張しちゃって
思うように行動できないヘタレ状態
加えて
そのときの親方の御召し物が
紫色のサテン地で
月明かりに輝いてるシャツ姿に迫力を感じて
怯みましてん
私かなり挙動不審だったのでしょう
親方もこちらを見ていたので目が合ってしまいました
なぜあの時ちゃんとした態度しなかったんだろう
せめて目が合ったタイミングでお辞儀くらいすべきだった
ヘタレな私の無念の一つです
紫シャツの衝撃3部作でした