私には紫色のシャツに強烈な想い出があります
あれはまだ日本がバブルの余韻に浸ってたくらいの時代
車の助手席でボ~っと外を眺めながら
よく通る道の信号待ち先頭で停まったとき
歩行者専用の信号が変わったと同時くらいに現れた
細身の男性が視界に入ってきました
綺麗な薄紫のシャツの胸元を大きく開け
綺麗な薄ピンクのスラックスといういでたち
奇抜なファッションが流行ってた時代ではあったけれど
薄紫と薄ピンクのコーディネイトとは…
ちょいと、そこのお兄さん
その服着て似合うのは
ジュリーくらいだと思いますぜ~…
心の中でそう呟きながら
足早に交差点をこちらに歩いてくるその人を眺めてたら
御本人様だったのであります
驚きで多分口が開いていたであろう私の横を通り過ぎ
後ろで共に信号待ち中のタクシーに乗ったのですが
なぜこんなところをジュリーが一人で歩いてるんじゃい!?
とプチパニック
ロケの撮影中とかではなく
いつもの街の光景に突然ジュリーが現れたら
一瞬
『あれっ?もしかして今夢見てる?』
ホッペもつねりたくなるものです
なんで?なんで?と
ジュリーが歩いてきた方向をもう一度見た
なるほど…
その交差点は当時の神奈川県の地方テレビ局
TVKの建物の目の前
たしかにジュリーはその建物から現れた
そしてジュリーは事務所を独立して個人事務所に変わっていた頃
更に付け加えれば
当時は知らなかったけれど
ジュリーは横浜(しかもそこそこ御近所)にお住まい
・
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・
テレビ局で何かしら撮影して
衣装のままタクシーで御帰宅?
もしかして私服?
・
・
・
ちょっと納得
交差点渡ってタクシーに乗るまで
あっという間の出来事だったので
ジュリーと気付いた人は少なかったと思います
気付いた私は
ジュリ~!ジュリ~!
と、寺貫(寺内貫三郎一家)のばあちゃんの如く
車内で地味に萌えました
ヒデキに恋い焦がれていた時代
ジュリーの妖艶な大人の美しさにも憧れていました
全盛期のコンサートに行ったことがあるのですが
当時新曲だった
≪ス・ト・リ・ッ・パ・ー≫の衣装で現れたジュリーの
あまりの美しさに息をのんだほど
先日のコンサートドタキャン騒動でジュリー見て
紫シャツの衝撃エピソードを久しぶりに思い出しました
さいたまスーパーアリーナでのライブ
公演中止で見られなかったファンの皆さんと
別の機会でステキな空間を作れるといいなぁ…と思います
ヒデキもジュリーも
私の思春期を彩ってくれたスーパースターです
もちろんあの日交差点で遭遇したジュリーは
紫シャツとっても似合ってました
で
紫シャツの衝撃はまだあるのです
3部作なのです
いずれまた…
つづく