ライプチッヒ音楽日記

ライプチッヒ生活を日常の身近な音の話や音楽を中心に紹介したいと思います。時にワインや絵の世界にも飛んでみたいと思います。

クリスマスマルクト in ライプチッヒ 6 焼き栗

2007年12月11日 22時06分30秒 | ドイツの日常
クリスマスの屋台での楽しみのひとつは、普段食べない変わったものを探す楽しみですが、この時期には焼き栗やが店を出します。8個で2ユーロで結構いい値段ですが、寒い中ふうふう言いながら食べるのがおいしい。
写真の袋に注目。袋が2つに分かれていて、一方には焼き栗、一方には食べかすを入れるというものです。

ワーグナー「リエンチ」 本番

2007年12月11日 22時04分26秒 | ワーグナー
12月9日15時からのワーグナー「リエンチ」マチネーコンサートを聴きました。
演出も衣装もシンプル。ほとんど遮幕だけの演出で、もう少しアクセントがほしいというのが印象です。ただこの劇場のご自慢の大道具のシャンデリアが2幕のカプトールの間の設定で登場したのと、最終幕で模型の教会に火が入り、直火が登場したのが多少インパクトがあったでしょうか。
リエンチの序曲は12分近くの長さで、しかも昨日はテンポがかなり遅めであったため、真っ暗な中オケピットからの音を聴いていると、つい安らかに半睡状況に入っていくのです。長丁場のリエンチで最初からフルボイスは期待できませんが、一幕目は少し声を抑え加減で物足らなさを感じました。主役のリエンチStefan Vinkeの中音の響きが多少貧弱でしたが、最終幕では聞かせてくれました。なんといっても、アドリアーナ役のメゾElena Zhidkovaが素晴らしかった。男役ということで、音色にも工夫が見られました。
ライプチッヒのオペラファン待望のリエンチ登場で、完全に満席、最後は地味な
ライプチガーに、珍しくブラボーが響き、スタンデイングと最後が華やかでした。
いつもドイツの劇場で感じますが、ワグナーものに集まる客の質が、他の演目と明らかに異なるのです。すこしスノッブで背広を着慣れた人種が集まってくる感じがします。