神社と狛犬見て歩き

主に北海道の神社巡り。最近全国の一宮巡りを始めた。

望来神社/北海道石狩市(Morai Jinja,Ishikari Hokkaido Japan)

2014年09月16日 | 神社と狛犬
望来神社/北海道石狩市(Morai Jinja,Ishikari Hokkaido Japan)
2014年9月14日(日)、石狩市厚田区望来(もうらい)にある望来神社を訪問。平地にある中くらいの神社。前に厚田はまなす園レラ・モウライがある。秋祭りの準備をしている。白い鳥居をくぐると、コンクリート参道。手水舎、子供用土俵あり。石段を登ると赤屋根の社殿あり。右に平和祈念碑(望来空爆死没者慰霊)、社務所はない。社殿の中の宮司さんは別の神社からやってきたのだろう。氏子さんが、鳥居のしめ縄は「スゲ(菅)」という植物を育てて作っているという。スゲを使った北海道のしめ縄でこれだけ大きなものは珍しく北海道新聞の取材を受けたことがあるという。しめ縄をよく見ると、稲わらより長いような気がする。「スゲ(菅)」については、「しめ」と聞き間違えていたのを「こじさん」から教えていただきました。スゲ笠など作る植物だそうです。子供神輿が石段を上ってきた。社殿の中で祝詞があげられているようだ。500mほど向こうの国道231号沿いでは、大きな獅子舞が町内を廻っていた。
獅子狛犬は社殿前に1対居た。
四角い顔で大きな口を開けた縦長の体型だ。阿吽は正常。耳は水平、流れるタテガミ、尾は丸くて垂直。奉納年は昭和8年(1933年)。
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☆所在地
北海道石狩市厚田区望来(もうらい)87-2
☆祭神
・保食大神(うけもちのおおかみ)
・誉田別大神(ほんだわけのおおかみ)
☆由緒
 不明
☆地名の由来
・厚田:アイヌ語の at-ta アッタ(オヒョウニレの樹皮・採る)に因む。オヒョウニレの樹皮はアイヌの服飾原料・繊維として重要であった。
・望来:アイヌ語でムライもしくはモウライ「風によって閉じたり・開いたりする事」の意味。

☆望来獅子舞
 望来神社祭には、全長5メートルの獅子の周りを刀や鎖、長刀などを持った獅子取りが舞う華麗で男性的な厚田の郷土芸能、望来獅子舞が披露されます。

・由来
 明治28年富山県より移り住んできた小島五市郎氏が望来村に郷里の獅子舞を昭和5年(1930年)に望来獅子舞として再現し、以来望来神社の 祭典には欠くことのできないものとして舞い継がれてきています。小太刀の舞・くさり鎌の舞・なぎなたの舞・棒術の舞の4種類の武器を使って獅子を打ち取る勇壮な演技で、悪魔退散・五穀豊穣・家運隆盛の願いが込められた舞です。

・伝承年・伝承者:昭和5年。小島市五郎。
・伝承元 :富山県利賀村下原。
・型     :砺波型。1列一頭立て。頭は中に入る。
・獅子の形態 :胴幕の中は5人。
・獅子取りの形態:1人もしくは2人で、演目毎に手に刀、長刀、棒、鎌を持つ。
・囃子方の形態 :笛、太鼓。
 「新十津川町獅子神楽」と同じく、富山県利賀村(現南砺市)より伝承される。舞の形態や曲のイメージも似ている。望来神社例大祭では、朝8時頃より奉納が行われる。その後町内を巡回するが、富山県本来の巡回のように一軒ずつ回って舞を奉納する。そのため、現在では2日間で巡回が行われている。1日目は山間部を、2日目は市街地を巡回する。かつては望来中学校が伝承活動を行っていたが、現在は厚田中学校に統合されたため、厚田中学校が引き続き伝承活動を行っている。
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