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縮地の法

2006年01月17日 01時13分47秒 | ひとりごと
ホリエモン式「錬金術」に落とし穴 ライブドア強制捜査 (朝日新聞) - goo ニュース
堀江貴文社長が率いるライブドアに証券取引法違反の容疑が浮上した。メディア買収やプロ野球新規参入、衆院選出馬で話題を集め、相次ぐM&A(企業の合併・買収)で急膨張する。その相乗効果で自社の株価をつり上げ、新たな事業資金を手に入れていく「ホリエモン式錬金術」。その見事な手際には投資家も永田町も一目置いてきた。だがそこには落とし穴が潜んでいたようだ。

 ●自社株高、膨張の源泉

 16日午後6時半過ぎ、IT(情報技術)や外資系の「勝ち組企業の塔」、東京都港区の六本木ヒルズに東京地検特捜部の捜査が入った。タレント活動もしてライブドアのPRに尽力してきた広報担当者の乙部綾子氏は「何が悪いというんですか」と困惑ぎみに語った。
 昨年暮れのクリスマスに開いた株主総会。詰めかけた約7500人の株主の中からは配当を求める提案もあった。ところが堀江社長は「株の値上がり益で還元する」と拒否。株式時価総額で世界一をめざすとして「30兆円から40兆円。近い将来なるんじゃないかなと期待している」と述べ、大きな拍手を浴びた。
 積極的なM&Aが株高を呼び、それで高まった時価総額を背景に次のM&Aにつなげる。その手法で急成長したライブドアが一気に飛躍したのが04年6月のプロ野球・大阪近鉄バファローズ買収への名乗りだ。プロ野球参入には失敗したが、株価は800円台から一時1000円台をつけた。
 昨年2月に勃発(ぼっぱつ)した、ニッポン放送の経営権をめぐるフジテレビとの攻防では、ライブドアの株価は下落したが、同4月にフジとの資本・業務提携による和解に持ち込み、1473億円もの資金をフジから取り入れることに成功した。
 「金と数字は皆の共通言語。一番分かりやすい物差しだ」。ライブドアが「もうけのカラクリ」を紹介しようと昨年9月に出版した著書で、堀江社長はそう言い切った。「とりあえず金を稼げばOK。もちろん、悪いことはしないでですよ」とも付け加えた。
 社内で重視させていたのは利益の拡大、何よりも成長の源泉である自社の株価だった。
 捜索が伝えられる直前に付けた16日終値によるライブドアの株式時価総額は約7300億円。ここまで順風満帆でやってきた経営は、創業10年の節目を目前に重大な危機に立たされた。

 ●「バクチ相場」が背景に

 「新興企業向け市場の東証マザーズでは、上場後の初値で、公募価格の2倍、3倍は当たり前。5倍の値段がつくこともある」。ある証券アナリストは「バクチ相場」と過熱感を指摘する。
 ライブドアも東証マザーズの上場企業。同市場には151社が上場するが、ライブドア1社の時価総額だけで同市場全体(約7兆6900億円)の1割を占める。「インターネット関連企業は、将来の成長期待を膨らませるために合併や提携を繰り返し、収益力とかけ離れた株価がつきやすい」(大手証券)。
 株価高騰は、時価総額の拡大に直結する。インターネット関連で最大手のヤフーの時価総額は約5兆4000億円、ネット商店街最大手の楽天も1兆3000億円に達し、鉄鋼会社や大手電鉄などの名だたる企業をしのぐ。
 楽天が統合提案をしたTBSは、知名度もあり、多くの優良資産を抱えているのに時価総額は楽天の半分以下。「統合すれば事実上、TBSが楽天の軍門にくだる」と言われたのは、時価総額の格差からだ。
 こうしたネット企業の多くが入る六本木ヒルズは、「ヒルズ族」という言葉を生み、新興企業の代表的な存在となり、ネットを通じた個人投資家の資金が流入。昨秋から4カ月で、マザーズ市場の株価指数は東証1部銘柄の上昇率を大きく上回る1.6倍に膨張した。
 六本木ヒルズには、阪神電鉄などの株取得で、巨額の利益を稼ぐ「村上ファンド」も入居。ライブドアがニッポン放送株を買い占める際に、売上高をしのぐ資金調達を手伝った米リーマン・ブラザーズ証券もここに入っており、「ヒルズ相場」を象徴している。

 ●「蜜月」自民、影響を心配

 一躍時代の寵児(ちょうじ)になっていた堀江氏に目をつけたのが小泉自民党だ。
 もともとは、昨年2月のライブドアによるニッポン放送株買い占め騒ぎのとき、自民党からは「金さえあれば何でもいい、という考え方は今の教育の成果なのか」(森前首相)、「報道は社会の公器。市場原理でゆがめられる恐れがあるなら好ましいことではない」(武部勤幹事長)と批判的な声があがった。
 ところが昨年8月の衆院解散後に一転。武部氏は郵政造反組の象徴的な存在だった亀井静香氏を追い落とそうと、堀江氏に接触。最終的に小泉首相も乗り出し、堀江氏は無所属とはなったものの亀井氏と同じ選挙区で立候補に踏み切った。
 選挙戦では、武部氏や、小泉改革の司令塔を任じる竹中経済財政担当相(当時)が応援演説に入り、党をあげてテコ入れした。堀江氏は敗れたが、約8万4000票を獲得する善戦だった。
 総選挙後の10月初めにも武部氏は党本部で堀江氏と会い、「党の運営に堀江さんのアイデアを提供していただければありがたい」と要請。堀江社長も自民党との関係を深める考えを示し「蜜月」ぶりが際立った。
 そのライブドアが家宅捜索を受けたことについて、小泉首相は16日夜、「分からない。どういう状況なのか、報道でしか知らない」とだけ語った。自民党執行部も戸惑っている様子で、「影響はない」「党が堀江氏を公認していたわけではない」との声が漏れた。
~~上記記事より引用~~

「党が堀江氏を公認していたわけではない」って?
ホリエモンは幹事長が応援に来ていることを個人的なつながりでって言ってました。
そしたら平蔵や勤の責任は重大ですね。

小泉首相は「分からない。どういう状況なのか、報道でしか知らない」って白々しいですね。
今日は国会でイベントありますよね?
杉村太蔵謝罪会見を青木幹雄の証人喚問にぶつけたように。