気取らずにワインとカメラを勉強しよう♪

★ワインとカメラのだらだらした備忘録

トルチコーダ

2013-04-14 11:48:07 | 日記
アンティノリは、はるか14世紀よりワイン史に足跡を残す
トスカーナ州フィレンツェの偉大な名門メーカーです。

その歴史は1385年、ジョバンニ=ディ・ピエロ・アンティノリが
フィレンツェのワインギルドに加盟したことに始まります。
この組合の統合理念は家族経営によるワイン造りと、その価値や伝統を長きに渡って守ること。
アンティノリもまた、創業より家族経営を貫き、26代目現当主ピエロ・アンティノリ侯爵と
3人の愛娘によってファミリーの想いが受け継がれています。

名門と呼ばれるアンティノリの名声を気づいた彼らのフラッグシップワイン、
「ティニャネロ」と「ソライア」はイタリアワインの歴史を変えた、
スーパータスカンの先駆けとして知られています。

こちらのワイナリー、トルマレスカは1998年にアンティノリが
ワイン造りの可能性に満ちたプーリア州に土地を購入したことから始まります。
アンティノリの26代目現当主、ピエロ・アンティノリ氏は、 プーリア州の魅力について、
「この地の太陽、土壌、大地、気候、恵み、歴史、文化、食事に可能性を感じただけでなく、
この地にはたくさんのブドウ品種があり、 その数だけ挑戦できる。
そして、プリミティーヴォ、ネグロ・アマーロ、アリアニコなどそれぞれにおいて
最上級のワインを造り出せる可能性がある」と語っています。



ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

シャトー・デュクリュゾー

2013-04-13 05:46:24 | 日記
デュクリュ・ボーカイユを彷彿とさせるワイン名ですが、
名前だけでなくラベルもデュクリュ・ボーカイユのカラー、オレンジ色をまとっています。
外観も味わいも、まさに小さなデュクリュ・ボーカイユといった印象。

デュクリュゾーは、デュクリュ・ボーカイユが1970年代に手に入れたシャトーで、
ハイクラスなビストロや星付レストランでも人気抜群のシャトー。

アペラシオンはリストラック・メドック。
リストラック・メドックはメドックの中心から、やや南に位置するアペラシオンで

メドック地区では珍しいメルロ種に適した土壌で育まれた平均樹齢35年のブドウを使用。
年によって微妙に異なりますが、
2007年はメドックのワインとしては異例の98%ものメルロを用いています。

ブドウは全て手摘みされ、果実のアロマを十分に引き出すため、
低い温度でのアルコール発酵をしています。

デュクリュ・ボーカイユの流儀で仕立てられるこのワインは、
やや淡いガーネット色。かすかにバニラをともなったプラム、
ブラックチェリー、モカ、クローブ(丁字)がほんのりと香ります。

口の中では柔らかく、とてもデリケートな味わいが広がり、
キメ細やかでシルクのような滑らかなタンニンを持っています。
古き良きクラシックボルドーを感じさせてくれるワインで、
深みのある洗練された果実味と長く上品な余韻が楽しめます。



ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

シャトー・プランス

2013-04-12 05:45:18 | 日記
「ペトリュスを飲む人のデイリーワイン」
このような売り文句も懐かしいシャトー・プランス!
テロワールの滋味をそのまま吸い上げた
深くジーンと響く味わいは今も健在です!
それどころかクオリティはさらに向上しています。

「プランスは、がっしりとしたポムロールであり、なかなかリッチで、
ずっしりとしており、スパイシーで深みがある。
めったに複雑なものとはならないが、常に満足できる」
(『ボルドー第4版』)

5年程経つと繊細に抽出された果実味とタンニン、
柔らかい酸が溶け合って、芳醇でシルキーな味わいになります。
ポムロルらしいふくよかな果実味と、
ムエックス流のエレガンスを堪能できる1本です!





ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

シャトー・デグイユ

2013-04-11 05:44:13 | 日記
ドイツの貴族の一族に生まれた ステファン・ヴォン・ナイペルグ伯爵は、
パリで政治経済、農業を学んだあと モンペリエ大学で醸造も学びました。
そして、1985年にサンテミリオンに移り、
世界中のワイン愛好家推称の逸品、
ラ・モンドットや、シャトー・ラ・カノン、ラ・ガブルエール等のシャトーを購入し、
短期間の内にトップクラスの品質に引き上げました。

ナイペルグ伯爵が、
「ラ・モンドット」のテイストと雰囲気を
もう少し気軽に楽しんでもらう為に造ったのが、このデグイユ。
超レアで、高級なラ・モンドットと、ほぼ同じアッサンブラージュ。
そしてコク、まろやかさ、凝縮感、すべて一級品です!
いまやコート・ド・カスティヨンの実力No.1ワインと言えるでしょう!

デグイユとはフランス語で「針」の意味です。
切り立った岩場の粘土石灰質の高台にある畑は、
南向きで日照に恵まれています。

2009年グレートヴィンテージのデグイユは、
まず魅惑的なアロマに驚かされ、
ミネラルとローストしたプラムのリッチな果実味は、
エネルギッシュかつ、豊かな表現をもたらします。
タンニンはよく溶け込んでいて、いきいきとした酸もあり、
モダンな赤ワインです。


ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村

シャトー・ラ・ドミニク

2013-04-10 05:43:08 | 日記
シュヴァル・ブランとラ・コンセイヤントの隣、ポムロルとの境の近くという場所にあるこのシャトーの畑。
石灰質の砂利と砂を含んだ粘土質からなる土壌で、雨の多い年であっても、
優れたワインを生み出すことができています。

「隣人であるシュヴァル・ブランとラ・コンセイヤントを交配させたかのようなワイン」と表現されるラ・ドミニク。
元々の土壌の良さに加え、特筆すべきは現在ワイン造りに関わっている人材のすごさ。
ワインの管理を行っているのはあのCH.ヴァランドローのオーナー、ジャン・リュック・テュヌヴァン氏、
そしてコンサルタントはかの有名なミシェル・ロラン氏なのです。

CH.ヴァランドローは、1992年には1本130フランだったものが、
1999年には800フランと6倍以上の値段になり、
「サン・テミリオンのシンデレラワイン」と呼ばれている代物。
このヴァランドローの成功を成し遂げたのがテュヌヴァン氏でした。
そしてミッシェル・ロラン氏といえば、ル・パンのコンサルタントを務め、
現在は CH.モン・ペラなども手がけている、押しも押されぬヒットメーカー。
この二人がタッグを組んで造り出しているワインなのですから、
良いものができないはずはありません!

結果、豊かな色合いで、強烈な、超然的なブドウの完熟感があり、
ふくよかでフルボディのワインがつくられるようになりました。
また近年各ヴィンテージには新樽が50%ほど使われており、それが絶大な効果をあげています。
あまり出来がよくなかった発酵槽のワインや、
若いブドウ樹のためにセカンド・ワインを導入したことも、
品質をいっそう向上させることとなりました。
ラ・ドミニクは、現代的なスタイルの醸造法をサン・テミリオンで最初に採り入れたシャトーとなっています。


ポチっとして下さい。
にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村