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簡単な設備でとりあえず撮影しましたヨ！
撮影データ
日時：2012年6月6日 AM9時
レンズ：ビクセン D=60mm f=300mm 屈折鏡筒
アイピース：メーカー不明 ケルナー20mm + 眼視用太陽sunグラス
カメラ：PENTAX OPTIO W90
太陽撮影は、危険を伴うことと、機材が特殊になりがちですが、手持ちの機材で何とか撮影する事ができました。添付している写真の撮影方法を簡単に紹介致します。
小型の天体望遠鏡を準備します。私が使用したのは、ガイド用の非常にコンパクトな屈折鏡筒を使用しました。光学性能は期待できませんが、撮影方法としては高性能な光学系である必要はありません。
アイピース（接眼レンズ）を準備します。私が使用したのはケルナータイプの20mmを使用しました。この時点での倍率は15倍になります。倍率はあまり高くすると、あとでカメラ撮影する時に非常に光軸を合わせにくくなるので10～15倍を目安にされる事をお勧め致します。また、接眼レンズのタイプとしては、私はケルナーを使用しましたが、レンズの貼り合わせ面がないタイプの方がいいです。ハイゲインやミッティーンズハイゲインなどが良いかと思います。最近はこんな旧式タイプの物は見かけなくなりましたが...。接眼レンズには必ず眼視観測用の太陽sunグラスを使用します。これを忘れると失明や機材の破損など支障をきたす恐れがありますので注意して下さい。また、口径が大きい光学系の場合、熱などで太陽sunグラスが破損する恐れがあります。必ず規定の口径以下で使用するか鏡筒の太陽絞り穴を利用して下さい。私の太陽sunグラスは口径60mm以下で使用できるものです。
望遠鏡を三脚にセットし、カメラを準備します。コンパクトデジタルカメラのレンズをアイピースに手で合わせての撮影です。慣れないと光軸を合わせるのが非常に困難だと思います。望遠鏡メーカーなどから、専用のデジカメアダプターなどが販売されているので、それを利用出来ればかなり簡単に撮影できると思います。無い方は、少し苦労しての撮影になります。私は何枚も撮影した中でましな物をアップさせて頂きました。
上記の方法以外でも、デジタル一眼レフカメラを利用して撮影もできます。私は、最初こちらで撮影しようと思っていたのですが、望遠鏡とカメラを接続するカメラアダプターの部品が一つ紛失していて出来ませんでした。致し方なく上記の方法での撮影になりました。
画像の右側にある黒丸が金星です。その他にある黒っぽいしみの様なものが黒点です。かなり以前に水星の太陽面通過も見た事がありましたが、もっと短い時間しか観察出来なかったように思います。今回の金星の太陽面通過を逃すと、105年後しか見る事ができないようなので、今回が最後になると思います。雲の合い間からですが、何とか見る事ができて良かったです。
