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菅谷たたら

2022-11-05 04:18:36 | お出かけ

 菅谷たたら

2022年11月05日(土)

 


 2013年7月7日、菅谷たたらを訪れました。4回目です。

 何故に私がこれほどまでに引き付けられるかというと、昔の人の知恵に畏敬の念を抱かせるものがあるからなんです。

 たたらで製鉄した玉鋼は、現代の最新技術で製鉄した鋼より、刀の素材として優れているというのです。ということで、現在の刀鍛冶師はたたらで造った鋼を使っているというのです。


 このたたらを知らない・見ない・体験しないなんて、超もったたらないです。
 



・2013年7月7日、島根県雲南市吉田町「菅谷たたら」。




 たたらのある高殿は改修中でテントが張ってあります。
 これは中学生の写生ですが、実に良くできています。
 木と森の間の赤く燃えている高殿が躍動感溢れています。これから何が起こるのだろうかという・・。






 岡本太郎が訪れたことがあります。

 たたらの話を聞いてその炎のイメージで、島根国体のモニュメントを造ったと言います。







 私達が訪れた時は無人でしたが、やがてスタッフが帰ってきました。訪れる人は超少ないのです。



 この方の説明は文化遺産として登録しても良いと思うほどで、たたらに対する情熱・愛情を感じます。



 私が、ポスターのキャッチコピーとして、「菅谷のたたらを 聞いたたら 行ってみたくなって 行ったたら そして見ったたら ロマーン!」を提案したところ、考えてみるとのことでした。

 昨年6月に訪問した際撮った写真を差し上げました。



 最近造った玉鋼を一個くださいました。



 これです。炭素成分が多いと、つやつや光るのだそうです。



 炭素量に応じて、純鉄から銑鉄まで。



 炭素成分が少ないと、グラインダーで擦っても火花が飛びませんが、



 炭素成分の多い玉鋼だと火花が散ります。



 藁ぶきの屋根ですから相当昔のものでしょう。



 高殿の屋根の上の部分には雪が積もっていませんので、たたらがまだ生きていた時代です。

 

 



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