広島交響楽団 ラフマニノフ
2023年03月26日(日)
2月23日、広島交響楽団の演奏会へ行きました。
秋山和慶指揮、ピアノ・ソロは三浦謙司。
曲目は、ラフマニノフの交響曲第3番とピアノ協奏曲の第3番です。
一番驚いたのは、客足が戻ってきたことです。約2千席ですが、約1,500人程度入っていたと思います。これなら採算がとれそうです。(ホッ)
ピアニストの三浦さんは、変わった経歴をもっておられます。一度音楽の世界から離れたんですね。相当な葛藤があったと思いますが、復活したのは見事です。もう少しスケールの大きい演奏が欲しかったと思いました。
交響曲の第3番は、2番ほど有名ではありませんが、ラフマニノフらしいメランコリックなメロディが特徴です。秋山は広島交響楽団の首席指揮を離れてもう5年程度なりますが、相変わらず広島では人気のようです。これからも広島の場で活躍が期待されます。
広島交響楽団の技術は間違いなく向上しているのですが、今日の演奏で気になったことがあるんですよね。弦楽器後方の奏者のボウイングが力無いんです。コンマスなんかは渾身の力を振り絞っているように思うのですが、比べると、なぞっているようなんですよね。もう少し力は入らないものかしら?と素人故の大胆なことを言います。(笑)