メジロライアン 生まれ故郷に帰る

今シーズン限りで種牡馬を引退したメジロライアン（牡20）がアロースタッドを退厩した。
生まれ故郷の伊達のメジロ牧場へ戻り、今後は功労馬として同牧場で過ごすことになる。

メジロライアン・メジロマックイーン・メジロパーマーの「メジロ３強」時代が懐かしいですなぁ。

ライアンも20歳か・・・、お互い歳を取ったものだ・笑

「僕の馬が一番強い！」
若き日の横山典がそう豪語して挑んだ日本ダービー。
しかし、怒涛の追い込みもアイネスフウジンの逃げを捕らえきれずに２着。

菊花賞こそは・・・。
しかし立ちはだかったのは同期のメジロマックイーンだった。
マックイーンには天皇賞（春）でも敵わなかった。

あのオグリキャップ引退レースの有馬記念。
ライアン怒涛の追い込みも届かず２着。
大川慶次郎氏の「ライアン！　ライアン！」が懐かしい。

同期のマックイーンを遂に破った91年宝塚記念。
あの４角先頭には驚いたなぁ。
横山典の成長を見た。
ライアンも成長していた。強かった。

宝塚以降は脚部不安との闘いになってしまった。

1992年の日経賞。
復帰後３戦目にして復活の勝利。
宝塚記念みたいな戦法で勝ったっけなぁ。

このレースがライアン最後のレースとなった。

お父さんとしても、メジロドーベルとメジロブライトを輩出した。

もう孫もできてお爺ちゃんになったライアンは、今日生まれ故郷へと帰っていった。

競走生活・種牡馬生活、長い間お疲れ様。

メジロ牧場ではのんびり牧草を食べて、ゆっくり過ごして欲しいな。

何よりも長生きして欲しい。

俺より先に死ぬんじゃないぞ、ライアン！

1991年　宝塚記念（Ｇ１）