新. _ 植 物 紀 ・ s e e d .

復活、新植物紀!!

暗い朝

2017-12-14 06:35:44 | 雑感
冬は暗いうちから出勤…人もまばら。
一日中、植物の世話ができたら最高。朝日のあたる作場があれば、いい蘭ができる。しかし、いい条件でいいものができるのは当たり前。












舌のきらめきは、とらえにくいが朝日を当てるとうまくいく。

風邪

2017-12-13 22:29:57 | 雑感
鼻風邪である。
花弁はステンドグラスのように透きとおる

モルフォ蝶やタマムシと同じように、構造色で緑が深まる

暗がりに氷の破片…

弁先は薄氷…

巨大輪。

舌が傷んだ

凛々しい。

しっとり、サラサラ

年の瀬…師走

2017-12-13 21:00:39 | 雑感
例年より一足早く寒波が来た。
身を切る寒さ。
杭州寒蘭はいよいよ花盛り。

キラキラ…初ゆめと名づけた。もうすぐ正月。

シンプルだが、華やか。

氷のような透明感…。

サラサラサラ…人間に鼓動があるように、植物にも水の音がある。

昔、巻貝に耳を当てたら聞こえた音。

セントポーリアに、トィモローズスノウィナイトとかいう白花があった。直訳すると、明日は雪夜。なんともワクワクする情景だ。あの楽しかった冬の日。

伊吹おろしの頃

2017-12-10 23:19:58 | 雑感
玄関から見える雪嶺が、なおも白さを増している。
木々の木の葉もあと少し。当地ではこの時期の西風のことを伊吹おろしという。
寒蘭が花盛りを迎えている。
糸覆輪のものを翠晶と名づけた。

古典園芸では糸覆輪のものが水晶の名を冠していることが多い。ただし、それをそのまま水晶芸とは呼ばない。

昨年、上野の杭州寒蘭展で なにやら雪なんとか、という覆輪の大輪を見て、影響されて購入。

豊雪を二回枯らした自分でも、杭州は毎年花を見せてくれる

温暖な杭州の渓谷を連想…
葉にウイルス斑点がある…

花弁の覆輪は淡い

野生ランとしてはかなり優秀…


若い花弁

道端に咲いていそうな素朴さ…



室内の富貴蘭。最近、皮肉にも若い人たちから富貴蘭の栽培を聞かれることが多い…。冬越しは室内で、水と風を切らさないように…と教えている。何せバンダに近い単茎種だから、シンビジュームのような管理はしない。コモをかけたり、休眠させたり、というのは春蘭の管理。林床で落ち葉に埋もれたイメージだ。冬季、自生のフウランにとっては、日照条件がよくなる。樹木が落葉するからだ。また、落葉樹以外に着生することは珍しい。なぜなら、日照条件が悪いからだ。意外にも冬季の日照、成長が重要。ゆえに冬季に成長できない地域には自生がない。四国、九州などは自生が多い。
乾かしたり、冬季に休眠させたりというのは、ずいぶんと間違っていて、フウランを増やしたくない人たちのやり方。
1番いいのはフウランにきいてみること。葉のツヤや、張りからフウランの機嫌が分かる。いや、どんな草でも同じこと。


プレウロが初開花。もう2度とプレウロはやらない。たくさん枯らした。生き残ったのはこれだけだ。

これは雑誌ブルータスにビザールな植物として紹介されている。



寒い日

2017-12-09 16:30:56 | 雑感
寒蘭は一気に満開。
今年は不作。花が小さく数も少ない。
なかなかいい光が来ずに写真が撮れない。

こちらも決して悪くはない。野趣があるという見方もある。

ただ、花が小さく、花弁が薄く、素心でないというだけだ。残念ながら園芸的には、野生ランの域を出ない。それはそれで良い。

花弁に覆輪。

野生ランとしては最高峰。価格もスゴイ。

花弁が薄い…。

こちらは別格。至高の寒蘭!

そうやって、うそぶいていたら、何かでてくるかと期待したが…。何も出て来なかった。名実ともに一番の寒蘭だな。

既存の素心と比べてみたが、即座に優劣がつく。孔丘、李広、白帝城…豊雪、司の華、白妙などなど。花が小さく、虚弱。alba個体ゆえに仕方がないが、その常識をひっくり返した。素心なれど普通種以上に雄大、強健。
弱い時は弱いなりに小粒に咲き、樹勢があるときは目一杯大輪に咲く。本咲をすれば、洋蘭業者もびっくりするような花が咲く。



ほのかに香る

ガラスのような花だが花期は2ヶ月ほど。