新. _ 植 物 紀 ・ s e e d .

復活、新植物紀!!

最悪や…

2017-12-01 21:24:41 | 雑感
久しぶりに、富貴蘭のオークションを拝見。
偽物満開な上に、偽物のネーミングが下品極まりない。もともと品のない世界だと思う。輪をかけてひどい。
富貴蘭も、ジワリジワリと値がつかなくなってきた。旧来の品種はもとより、比較的新しい品種も安くなってきた。これは新規の趣味家がいない上に、引退する趣味家が多いからである。棚が終わるとき、多くの木が放出されるが、需要がないので木が余る。もはや、テキトーな銘をつけて奇をてらうか、既存の品種に対してしょうもない選別をかけ、系統化するしかない。そうでもしないと新しい需要を刺激できない。全部、インチキ。
そうこうしているうちにも、栽培技術は向上し、木は指数乗的に増える。さらに木は余る。インチキが横行し、さらに趣味家は厭気をさし、引退する。
一部のバカどもが盛り上がっても、それは泥舟の甲板の上。
もともとセンスがない上に、自分のことしか考えない。さらには自分のアホさに気づいていない。社会のルールを忘れ、訴えられるバカもいる。来年、決着がつく。
富貴蘭は滅亡する。誰がなんと言おうとこの事実は変わらない。
しかし、抵抗はある。既存の品種に選別をかけ系統化しようとする。都合のよいのは、羆、建国殿、金牡丹。これらは様々な表現型をもっている。しかし、同じ遺伝子である。おそらく、トランスポゾンのようなことが起こっているのだろう。
フラスコ内にカルスを形成させ、多頭培養する。そのなかで、変化のある芽を分離培養。短期間にいくらでも新品種ができる。
中国春蘭の緑雲。ティッシュカルチャーにより、いとも簡単に白覆輪、黄覆輪が誕生した。しかも、大量生産が可能だ。
富貴蘭でも実践されている。大量に実生交配され、選別後、カルス培養により、さらなる変化を産み出す。フラスコ化され、いくらでもコピーが効く。露骨にやると価格がたもてないので、国外でひっそりと生産する。何も知らない趣味家たちはたくさん、支払う。いかにも、新しく珍しいものに見えるが、実は量産品。春蘭にせよ、富貴蘭にせよ。韓国における品種改良の技術は素晴らしい。なぜ、日本で実現できなかったかと残念だ。

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