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バーボングラス片手のロックな毎日

いつまで“元”を付けるん? 森且行レーサーでええやん

2020-11-04 22:14:49 | Talk is Cheap

11月3日に行われたオートレースの日本選手権で森が優勝した。

この報道は「元SMAPの森且行が・・・」と表記される。

いつまで“元”がつくんだ?

 

森くんがSMAPを辞めたのが1996年。まだSMAPが国民的アイドルグループにブレイクする前のことだ。ちょうど「SMAP×SMAP」が始まった頃だった気がする。

その後、業界タブーのように過去の映像では森くんを外した構図のものが使われ、まるでデビュー時から5人だったかのように話題にも(不自然なくらい名前は)上がらなかった。

2014年にSMAPが総合司会をした27時間テレビで手紙が読まれたり、2016年末にSMAPの解散慰労会に参加したとかしなかったとかのニュースが流れ、香取、稲垣、草彅がジャニーズをやめ新しい事務所を立ち上げたのに合わせて業界タブーがようやく解禁された。(気がする)

まぁ業界にはジャニーズ事務所に対しての忖度があるのか、香取、稲垣、草彅に対してはなんか不自然な扱いだけどさ。

 

そんな1996年に脱退したグループ名が未だに名前の前に“元SMAP”が前置詞のようにつけられるってどうよ。しかもそのSMAPも今は無いのに。

いやいや、伝説の国民的グループだからってのはわかるが、木村拓哉や中居正広には“元SMAP”は今更つけないだろ?

それとも何か?森且行とだけ書くと「それって誰?」と、若い世代の子らに思われると配慮してるのか?

 

薬丸に“元シブがき隊”、東山に“元少年隊”、岡本に“元男闘呼組”、諸星に“元光GENJI”・・・つけないだろ?バラエティ番組で会話やネタとしては時々出てくるけど、報道では使わないだろ?。

“元SMAP”ってつけた方が箔がつくとか思ってるのなら大きな間違い。

彼はもう24年もレーサーを続けている。優勝も何度もしている立派なオートレーサーだ。

いわば“現役オートレーサー”に、今更“元SMAP”とか“元アイドル”とかつけなきゃいけない理由はなんだ?貶めてるとかバカにしてるとか、軽んじてるようにしか感じないのは俺だけか。

 

そりゃ今回の日本選手権優勝を祝福し、それこそ“元SMAP”のメンバー全員が祝福コメントを出したよ。自分の夢を追いかけるためにグループを抜けた元メンバーの快挙を讃えたよ。

それを「森且行選手が日本選手権で優勝!SMAP元メンバーも祝福!」って報道するならわかるのよ。

それがなぜ「“元SMAP”森且行が日本選手権で優勝!」ってのばっかりになるんだ?

いわばもう彼は一般人なんだからさ。ただ“森且行選手”でいいやん。

 

“元TOKIO”の山口がバイクを飲酒運転して事故して捕まった時もそうだ。もはや一般人の山口を“元TOKIO”とか“山口メンバー”とか、騒ぎ立てること。

刑事の如く近所の聞き込みをし、買い物の詳細を調べ、想像を足して暴き立てる。プライバシーの侵害なんて言葉は“元芸能人”には適用されないのかね。

 

そういや先日、高相祐一という名の男が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕された。

この名前だけでは「どこの誰?」って思ったのか、メディア・マスコミはご親切に“元酒井法子の旦那”とか“酒井法子の元夫”と付けて報道していた。

酒井法子と高相容疑者は共に2009年に逮捕され、翌年の2010年に離婚している。いわば既に一般人である。それでも芸能人の関係者(身内)に一度でもなった人間はいつまでも業界人扱いされるものなのか?

 

“元政治家”“元官僚”“元自衛隊”“元警察官”など元・公務員が事件を起こすと必ず“元”は付けられる。

“元暴力団員”とかならまだわかるんでもないが、どんな基準で“元”はつけられるんだろう。

 

ちなみに伊藤健太郎が当たったバイクを運転していた男の姉は、“元SDN48”というAKB48のお姉さん格グループの“元”メンバーだったそうだ。

どうでもいいネタでスマン。

 

 

 

 


共演NG 豪華メンバーで見事にコケる

2020-11-02 21:56:20 | MUSIC/TV/MOVIE

船頭多くして舟なんちゃらかんちゃって格言がある。

まさにこのドラマがそう。

『共演NG』

テレビ東京で最近始まったドラマだ。

 

原作・企画は秋元康。

芸能界には「この人とこの人は絶対同じ番組にキャスティングしてはいけない。」ってのがある。そのほとんどが仲が悪いとか、昔モメたとかだが、実はそのほとんどが「らしいで」って噂。

SMAPが出る番組は嵐はNGとか、ジャニーズ系が出る番組にはDA PUNPはダメとか、忖度されたものから、ダウンタウンととんねるずは仲が悪いとか根拠のないものまである。

「ワケあり」「相性が悪い」「キャラ被り」「事務所の関係」・・・その業界にはびこる共演NGをテーマにしたドラマを、秋元康さんが手がけるとなれば見ないわけにはいかない。(なんだこの上から目線は)

 

ドラマはテレビ東洋(テレ東をもじってるのか?)の社運をかけた大型ドラマ『殺したいほど愛してる』。その新ドラマのW主演に、25年前に二股疑惑で破局して以来共演NGと言われた中井貴一と鈴木京香がキャスティングされるとこから始まる。

二人とも嫌がるが、中井貴一は事務所社長・リリーフランキーから会社の懐具合や同時にCM出演などの依頼もあるからさぁと説得されたり、鈴木京香も事務所社長・猫背椿から「シリーズ物のせいでついた役のイメージからの打破」などを言われたり、いろんな大人の事情で渋々OK。

 

そのドタバタがまず描かれるのだが、これが全くダメなのだ。

いや、中井貴一と鈴木京香。今やベテラン俳優と言って過言でないその二人の演技は真に迫ってて、ほんまはこの二人も前になんかあったんちゃうの?って勢いなんだが、見ててどうも感情移入ができないのだ。

 

制作発表の記者会見。

会見会場に相手よりちょっとでも遅く現れイニシアチブを取ろうとしたり、そのせいで会場前で接触事故起こしても、そこは百戦錬磨のベテラン俳優、双方とも颯爽と車を降りて笑顔で再会を祝してのハグ。

そして記者会見。壇上でお互いのコメントを否定しあったりする啀み合いの掛け合いなどのシーンまではまだなんとか見れた。

だが、バズらせるための仕掛けとかで、スポーツ新聞のデスク橋本じゅんが嫌味な質問したりするあたりから「あれ?」って。

見ててイライラしかしないのよ。

っていうか俺は何を見せられてるんだ?業界の裏側を見せられてもなぁ。そんなん別にリアルに知りたくもないし、知られたくもないだろう。

 

だいたい制作発表とか新商品発表の会場で、その作品と関係ない質問をタレントにする記者が俺は大嫌い。

誰か有名人が亡くなられたり事件を起こしたりすると、まず間違いなくそれをする馬鹿記者がいる。今なら伊藤健太郎のことを聞くとかね。伊勢谷友介の時も三浦春馬くんや竹内結子さんの訃報の際もね。

 

さらに25年前の破局会見の映像が流れたり、意地悪な質問が飛んだり。もうこの辺りでうんざりしてたんだが、頑張って続きを見る。

この番組の制作総指揮(ショーランナー)として招聘されたのが斎藤工で、このバズるための宣伝工作を仕掛けたのはその部下の瀧内公美。

この女がもうダメ。資料によると彼女が演じる役の名前は与謝野・M・リリカ。日系人ぽさを出すためかアメリカナイズされた“できる女”に見せるためか、やたら英語混じりの台詞を喋り、指を鳴らす。

映画「シン・ゴジラ」で石原さとみが演じた日系三世カヨコ・アン・パタースンの方がまだそれっぽかった。

指を鳴らすフィンガースナップ、日本名「指パッチン」も、大阪人には故・ポール牧さんの真似にしか思えないため、全然かっこよくない。

 

めちゃくちゃになった記者会見会場の控え室では、他の出演者が待機中。

それらもそれぞれが「共演NG」と言われた人ばかり。

 

新ドラマで鈴木京香の父親を演じる時代劇の大御所・里見浩太朗と、今ではバイプレイヤーとして欠かせない個性派俳優・堀部圭亮も共演NGと言われてきた。

今やいろんなドラマで「この人が出てたらまずこいつが犯人」の堀部圭亮。以前は里見浩太朗の付き人だったがなんか事情があって辞めて渡米してたらしいと言う設定。今後それらは明かされていくのだろう。

 

元アイドルの女優・若月佑美と、現役アイドル・小野花梨。以前彼女らは同じアイドルグループに所属してて、先輩後輩の間柄。

そもそも小野花梨という女優が俺は苦手だ。ムロツヨシ主演の「親バカ青春白書」でもなんかズケズケと入り込む役立ったせいかな。

ちなに若月はその「親バカ青春白書」に「今日から俺は!!」劇場版の番宣でカメオ出演している。

 

戦隊ヒーローもの出身俳優の細田善彦と、人気2.5次元俳優・小澤廉。どちらの俳優ももよく知らないからなんとも言えないが、完全なキャラ被りなのは間違い無いだろう。

 

と言う感じで、中井貴一、鈴木京香、リリーフランキー、里見浩太朗、斎藤工という主役クラスと、橋本じゅん、堀部圭亮、若月佑美、森永悠希など一癖も二癖もある役者ぞろい。

企画原案は秋元康。それをフリーダムな発想で、新しく面白いドラマを連発してきたテレビ東京が制作するとなるとどうしても期待するよね。

でもさ、多分もう二話目から見ない。

だって、面白くないんだもん・・・。

罵り合い、啀み合い、相手の悪口を言い、嫌味を言い、嫌悪感が画面いっぱい漂うドラマ、誰がこれ見るんだ。どんな人がこれ見て「これは来週も見なきゃ」と思うんだ?

普段ネットで誹謗中傷を繰り返して欲求不満解消や憂さを晴らしてる奴限定か?

 

テレビ東京といえば他局では真似のできないドラマを作ってきた。

AKB48メンバーがほぼ全員参加のヤンキーもの『マジスカ学園』、今考えると豪華メンバーな山田孝之×福田雄一監督のゆるゆる冒険ドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズや、同じく福田雄一監督×柳楽優弥の『アオイホノオ』など。

名バイプレーヤー6人を合宿生活させ、実名や実話をバンバン入れた異色のドラマ、大杉漣さんの遺作となった『バイプレイヤーズ』もテレ東だ。

 

今、全盛となったグルメ系ドラマもテレ東は一味違う。

松重豊が飯を食うだけだが今やseason8と続く名作『孤独のグルメ』をはじめ、

もろヤクザの生瀬勝久の作るうまい飯『侠飯』、

高畑充希が失恋の痛手を忘れるために食う『忘却のサチコ』、

西島秀俊と内野聖陽が同棲し食べる『きのう何食べた?」、

 

鈴木京香がラーメン店をコンサルティングする『ラーメン才遊記』など。

グルメ漫画・小説を原作ファンを裏切らない再現性。見るだけで腹が減り「飯テロ」と呼ばれる見事さ。

 

骨太のドラマもテレ東は忘れちゃいけない。以前も書いたが、このドラマBiz枠では、大人の社会ドラマを次々と作っているのだ。

江口洋介主演で企業ヘッドハンティングを描いた『ヘッドハンター』

仲村トオル主演で企業再生を描いた『ラストチャンス 再生請負人』

唐沢寿明主演で企業コンプライアンスを描いた『ハラスメントゲーム』

真木よう子主演で銀行内部の不正を暴く『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!』

玉木宏主演で町工場の再生を描いた『スパイラル 町工場の奇跡』

反町隆史主演で弱い被害者に寄り添い弁護する『リーガル・ハート』

小泉孝太郎主演で地域医療制度を考える『病院の治し方』

 

こんな数々の面白いドラマを作ってきたテレビ東京のドラマ枠。

共演NG。多分もう二話目から見ない。

だって、面白くないんだもん・・・。(大事なことだから二度書きました)

 


ハロウィン2020

2020-11-01 17:35:58 | Talk is Cheap

今年は静かだったね、ハロウィン。

新型コロナの影響か、普段なら賑やかにオレンジに飾り付けられるスーパーや店先も、イマイチ遠慮がちだった。おかげでハロウィン当日の昨日も例年になく静かだったイメージだ。

 

俺は元々このハロウィンがあまり好きじゃない。

子供が仮装して「お菓子くれないといたずらするぞ!」って言う本来の姿なら別になんとも思わんのだが、若者の仮装大会と化して街に繰り出して「ウェ〜イ」と騒いでるのは嫌いだ。

日本では定着してほしくないなぁと願ってたから、今年を機に下火になったらいいのにな。

 

新型コロナ感染予防の観点から、主要都市の警察や行政は事前に「ハロウィンは繁華街に繰り出さないで!」と呼びかけてた。

その影響もあったんだろう。

それでも、マスコミは「若者が騒いでます」って絵が欲しいのか、アングル低くしていかにも人が密集してるように撮影したり、コスプレ(仮装)してる奴らを撮ってみたりしてたね。

あの手この手使ったみたいだけど、実際、例年ほどの人出はない。

そりゃ渋谷のスクランブル交差点なんて普段の日でも人がいっぱいいるんだからね。ここの人の多さは別に今日に限ったことではない。

でも仮装してる奴らは少ないし、恒例のDJポリスの出番がないほど、混雑や馬鹿騒ぎは例年ほどではなかった。

 

その証拠にFNNのニュース画像を添付しておく。

上が2015年、下が2020年(今年)。二つとも午後9時ごろの画だ。

2015年10月31日(金曜日)pm21:00

2020年10月31日(土曜日)pm21:00

 

どうだ、毎年に比べて圧倒的に少ないのは一目瞭然だろう。

 

それでもマスコミは各地の繁華街にわざわざ行って「感染防止の呼びかけもむなしく密に」なんて絵を撮ってる。

大阪ならミナミ戎橋付近、福岡なら中州や天神、愛知なら名古屋・栄でね。

いやいや、こんな繁華街はどこもいつも普段でも人おるって。ハロウィンやから人が集まってるんと違うって。飲みに行こうとか飯食べに行こうとか、待ち合わせしてる人とかね。

 

少数のコスプレイヤーや仮装で盛り上がってる若者を捕まえインタビューしたりしてる。

「ハロウィンだからコスプレしたかった」

「コロナは怖いけど、マスクしてるから大丈夫かなと」

「うつったらその時はその時で」

なんてインタビューを数少ない仮装してる人にしてる。

どうせ上記のおきまりのコメントが撮れるまでしつこく何人もマイク向けたんだろうな。

 

だいたい「Go To Eat」とか「Go To トラベル」とかいって、旅行や外食を煽り立ててるのは誰だ?

それなら、ハロウィンコスプレで街に繰り出してくる若者に、感謝をしなくてはいけないのではないか?コロナで自粛させられたり、客足落ち込んでる飲食店にとっては万々歳だろうからな。いい迷惑かもしれないがね。

 

だいたい「密が」なんて今更騒ぐな。

いい歳した大人の方が守ってないんだから。

 

黙って観戦しろと言ってるのに球場で野次飛ばすバカのことについては以前も書いた。

Go Toナンチャラで安くなる〜、お得〜って勘違いして観光地を密集地にしたり、人との距離は取れてるが車が渋滞して身動き取れなくなってるバカとかも多い。

大阪都構想選挙で関係ないのにわざわざ演説しにくる山本太郎とか、住民投票の街頭演説に集まって密を作ってるバカとか。

 

だいたいそれを報道するマスコミでさえ、釈放された伊藤健太郎を取材するのに湾岸署前に密で集まったりするんだからな。言ってるほどコロナを気にしてないんだろうな。

 

今年の渋谷の画で一つ気になったものがある。

渋谷駅前の写真。コスプレイヤーとかはめっちゃ少ない(いないようにも見える)のだが、後方にちょっと気になる集団がいるのだ。

「今年のハロウィーンは、外出自粛モードで安全に!」と表示されてる電光掲示板前の集団。

「ノー マスク」「マスク危険!」「STOP PCR!」とかのボードを掲げた奴らがいる。中には「ワクチン拒否!」なんてまだできてもいないワクチンを拒否するヤツまでいる。

こいつらか?「マスクはいらない」って運動してたり、山手線にノーマスクで乗車した迷惑な奴等は。

ハロウインコスプレでキャッキャ盛り上がって騒いでる若者より、こんな偏向な考えで人ごみに出てくるやつらのほうが、よっぽど迷惑をかけてると思うのだが、マスコミはスルーしたままだ。

何故なんだろう。不気味だ。