ネットでの誹謗中傷が問題になっているが、あえて言おう。
俺はこいつらが嫌いだ。
なんでも文句をつけたがる老人たち。
その代表格、ラサール石井。
こいつは何をやっても否定的なことを言う。
芸能人が薬物などで捕まったら、政治家のスキャンダルから目をそらすための陰謀だと言い、政府が何か方針を出すたび、なんかやるたびに文句を言う。
そして今回、ブルーインパルスが感動の飛行してもやっぱり文句を言った。
「戦闘機をかっこいいと思う気持ちを誰かに利用されないことだ」
何を言ってるのだ、こいつは。
俺はこのコント赤信号の男が大嫌いである。
ネットでの批判的意見の書き込みが騒がれてるこの時期に、「もうほんとバカである」とか「ラサールという名門校の名前が泣くくらいのアホである。」とか書いてもいいのかって言われそうだが、勘違いしないでおくれ。
俺はわざわざ奴のブログやSNSまで「あなたが嫌いです」とか罵詈雑言を書き込みに行ってるわけではない、俺のブログで書いてるのだからほっといてくれ。嫌なら読まなければいい。
それに、ネットリテラシーの件についてはそれこそすでにこのブログで何度か書いているので、まずはそれを読んでくれたまえ。
ラサール石井、無知なのか、それともただ単に文句言ってストレス発散したいだけなのか。
戦闘機を飛ばすなとか、戦闘機に憧れを持つ怖さとか、全く的外れな批判。
挙げ句の果てには「ブルーインパルスがカッコよく見えたのは青空のせいだ」とまで言い出す始末。
どこかのテレビ局や週刊誌のように勝手に都合よくリライトして、ミスリードさせてると勘違いされると嫌なので、全文引用する。
「私はブルーインパルスが飛んでる写真に萌える人が多いのは空のおかげと思う。すごい飛行技術には脱帽しますが、青空なしで戦闘機が飛ぶのではさほど心は動かない。沖縄の空を爆音とともに飛ぶ姿はかなり嫌です。戦闘機をかっこいいと思うことはある。その気持ちを誰かに利用されないことだ。」
うーん、本人はボケてツッコミ待ちではないと思うが、どこからツッコンんでいいのか悩むくらいだ。
まず、ブルーインパルスの機体や、アクロバティックな飛行、描くひこうき雲が青空に映えるのはわかる。曇り空ならカラースモーク(ひこうき雲)にしないと見えないし、雨ならそもそも濡れてまで空を見上げようなんて気にもならないかもしれんからな。
しかし、飛行を見た数多くの人が「感動した」とか言ってくれてる中、あえて「それは(バックが)青空だからだ」と。それ、わざわざ書く必要があるのか。
「夕陽が綺麗ね」と言った彼女の横で「夕日が綺麗に見えるのは太陽の位置がどうたらこうたら」とウンチク垂れたり、「わぁ虹が出てる」と喜ぶ子供達に「プリズムの原理というのがあってね」とか講釈たれる奴みたいだな。漫画の偏屈キャラならそれも良しだが、一般社会では空気の読めない奴と嫌われるぞ。
「すごい飛行技術には脱帽しますが、青空なしで戦闘機が飛ぶのではさほど心は動かない。」
まるでポエムのようだ。
ブルーインパルスの飛行技術の凄さは俺にはわかるよと「俺はわかる人だ」アピール。そして、だがそれは青空に溶け込んでこそ(完成されるの)だと「俺は芸術がわかる人だ」アピール。なんなのこの俺凄アピール。どこから来るのだ?その根拠のない俺って凄いでしょと思える自信は。
さらに、「沖縄の空を爆音とともに飛ぶ姿はかなり嫌です。」と沖縄基地問題をアピール。医療関係者をねぎらうための飛行も、彼にとっては日米基地問題〜沖縄問題につながるみたいだ。どんな時でも俺は戦争反対、憲法9条守るよ、日米安保は最高せよ、日本の未来ひいては世界平和のことを考えてる俺って、社会派だろ!アピールか。かなりズレてるぞ。
そして「戦闘機をかっこいいと思うことはある。その気持ちを誰かに利用されないことだ。」と頼まれてもいないのにアドバイス。かなりの上から目線だが、いったい誰に利用されるというのだ。またお得意の政府の裏の組織の陰謀か。
「ブルーインパルスのアクロバット飛行を見せて、洗脳しようとしてるぞ、気をつけろ!」ってどこまで厨二病なんだ。
彼が『トップガン マーヴェリック』を観たらどうなるのだろう。
トム・クルーズを一躍トップスターにした1986年の映画『トップガン』の34年ぶりの続編だが、アメリカ海軍戦闘機パイロットのエリート育成施設「トップガン」を描いたこの映画をラサールが観たら「アメリカの戦争賛美に騙されるな」とでもなるのだろうか。
『マーヴェリック』の公開はこの7月の予定だったけど、新型コロナウイルスの影響で年末に変更された。同じく日本でも大ヒットしたシルヴェスター・スタローンの『ランボー』(1982年)の第5弾『ランボー/ラスト・ブラッド』も公開延期(アメリカでは2019年9月に劇場公開されてる)されてるが、こちらの映画もラサールは「戦争賛美だ」と文句を言うのだろうか。
そもそも、ラサール石井は大きな勘違いをしている。
ブルーインパルスの機体はT-4練習機だ。戦闘機では無い。
低空飛行能力ではF-15を凌ぐポテンシャルを持つと言われるが、あくまでも「戦技研究仕様機」の練習機である。発煙装置はあるが戦闘機や爆撃機のように武装はされていない。しかも太平洋を横断する飛行能力も無い。
ブルーインパルスをエリア88かなんかと勘違いしてるのではないか。ミッキーはトムキャットに乗ってるがな。
ブルーインパルスの所属は宮城県松島基地の第4航空団第11飛行隊である。
2011年の宮城県沖地震(東日本大震災)で、津波に飲み込まれ甚大な被害を受けた基地であることは知ってるだろ?ブルーインパルスの機体はちょうど展示飛行のため機体を芦屋基地に移動してて1機除いて無事だった。
そして松島基地に戻ってこれないまま、震災後の現地上空で展示飛行をしたのだが、その時も感動する被災者が多い中クレームつけた老人はいたな。
戦闘機とブルーインパルスの違いとか自衛隊の広報活動とか、ここら辺は新垣結衣と綾野剛主演のドラマ『空飛ぶ広報室』を見てもらったほうが早い。有川浩さん原作の本を読むのでもいい。
ドラマの中でも新垣結衣が、報道局から情報局に移動させられた鬱憤と葛藤、そして勉強不足と先入観で「戦闘機は人殺しの機械」と言い放つ場面がある。多分、昭和の戦後教育のせいでほとんどの大人が自衛隊と軍隊の違いさえわかっていないと思う。だから、ラサールが今回戦闘機と平気で言い放つのもわからんでもない。
そしてこのドラマ(原作でも)でも、平和を勘違いしたNPO団体が「航空自衛隊の作成したPRビデオは姑息なイメージ戦略だ」「戦争賛美だ」と批判的な意見をマスコミで流してた。
挙句には「就職難にあえぐ人たちを搾取する思惑がある」と、どう捻じ曲げたらそうなるの?って被害妄想陰謀論まで言い出してる。まるでラサール石井のようなトンデモ論言う奴もちゃんと描かれてるのも興味深い。
このドラマまだ観てない人はぜひ観てくれ。観た人もまた久しぶりに観てくれ。ドラマの脚本は『逃げるは恥だが役に立つ』や『アンナチュラル』の野木亜紀子さんだ。
今回、航空自衛隊のブルーインパルスがあえて東京上空でアクロバット飛行を披露したのは、新型コロナ対応にあたる医療従事者をねぎらうため、感謝を表すためだ。
お前みたいに、捻じ曲げて嫌味言う奴に見せたわけではない。
こういうこと書くと「俺たちの税金で」とか「防衛省のどの部署、誰の発案でそういう経緯で決まったのか明確にしろ」とか言い出すんだろうな。マスクの時もそうだったし。
下手したら「もし東京上空で事故したら大惨事だぞ」とかも言い出しそうだ。
東京五輪2020でも5つのリングを空に描く予定だったが、あれもケチつける気でいたのかな。戦闘機(じゃないぞ)のかっこよさを見せて洗脳しようとする政府組織の陰謀だぞって。1964年の東京オリンピックやEXPO70'の時も描いたけどさ。
ラサール石井ではないが、「ブルーインパルスが飛んでも、現場でてんてこ舞いの医療関係者は見れないのに」なんて言い出す奴もいたな。
それなら道に出て拍手するとかも「てんてこ舞いの医療関係者は見れないし」とか、感謝の意味の各地の施設のブルーライトアップも見れへんやん。何を言ってるんだか。
そして「税金がぁ」「その金は他のことに回せばぁ」って、大きなお世話な心配するやつ。ほんとバカ。他にもちゃんと回してるって。えっ?ブルーインパルス飛ばす金を全て医療関係に回せ?防衛省の予算を厚生労働省に回せと言うんだね。
とにかく文句つけたいのだね。なら勝手にしろよ。もう飽きた。
芸能人(特に若いタレント)が政治的発言をすると「もっと勉強してからにしたら」ってシニカルな意見が入ることがあるが、こんな老害みたいな芸能人や著名人でも一緒だ。もっと勉強してから呟け。
影響力のある人間はちゃんと勉強してから発言しないとな。
頭がいいのに馬鹿にされるのは嫌だろ?