今年もまたこの日がやってきた。
ボジョレー・ヌーボーの解禁。
元々は、フランスのブルゴーニュ地方のボジョレ地区の、今年の新酒の出来を知りたいイギリスの貴族が、自分のところまでいかに早く運ばせるかを競ってたもの。だが、それがイベント化して、1984以降11月の第三木曜日の0時00分までは開けちゃダメだとルール化になった。
そんなバカらしいものに真っ先に飛びついたのが、その頃バブル真っ只中の日本。
味なんてわからない半可通が、ベイエリアの洒落たフランス料理屋や六本木なんかのイタ飯屋、銀座のクラブや新宿のホストクラブで、ロマネコンティだのシャトーマルゴーだの、高級ビンテージワインをバカほど開けてた時代だ。
ラフィット、ラトュール、ムートン、海外の一部のハイソサエティしか飲めないようなワインを、平気で日本のサラリーマンが飲んでたクレージーな時代。
シャンパンの代名詞とも言えるドン・ペニリオン(通称ドンペリ)だって、バカスカ売れたらしい。シャンパンタワーで溢れるように無駄に注がれるシャンパン、挙句には氷を入れて飲むバカ、そんな人たちを見てドンペリの業者は「日本にはもう売らない」といった逸話があるとかないとか。
そんな中、安くて話題性のあるボジョレーヌーボー登場。
予約制でアホほど売れてたなぁ。
というこの俺も、最初の数年は面白がって買ったことがある。
でもさ、美味しくないのよ。
ブドウジュースにアルコール足したようなもの。
考えりゃそうだな。まだ熟成してないワインを飲んで、美味いとかどうとかいう方が間違ってるんだんもの。
あくまでもヌーボーは、ブルゴーニュ・ボジョレ地区の、今年の新酒の出来を判断するものであって、ワインとしての完成品ではない。
毎年「今年の出来は最高だ」とか「今年はまろやかだ」なんて言ってるが、本当にそうなのかね。毎年同じような賛美しか言ってないもの。
日本酒とワインは生産者+品種+仕込み+熟成という点で似ている。
日本酒なら原材料の米が山田錦、五百万石、雄町で違うし、ワインならカベルネ・ソヴィンヨン、ピノ・ノワールで全然違う。
日本酒なら蔵や杜氏で、ワインなら、ワイナリーやマスターで味が決まる。
日本酒なら山廃や生酛造りとか、樽仕込みかオケ仕込みがでも変わる。ワインは一応樽オンリーだ(知らないだけで違う仕込み方もあるのかもしれない)
日本酒は初しぼりにしろ、ひやおろしにしろそれほど熟成はしない。1年くらいで飲みきる。沖縄の泡盛とかなら別だが焼酎もそんなに長い熟成はしない。
ワインは違う、樽で寝かせて年月重ねて熟成した方が美味しいのもあれば、月日が経ちすぎてまずくなってしまうのもある。
最近は日本酒や焼酎、スコッチやウィスキーもかなり色々飲んで勉強したので、なんとなく違いがわかってきたような気がするのだが相変わらずワインだけは分からん。
未だにフランスワインより、カリフォルニアワイン派だし、赤より白が好きだし、それよりもシャンパンの方が美味しいと思うし。
チリワインとか1000円くらいで買えるけど充分美味しいし。ワイン通にはなれそうにないです。名前を覚えるのも大変だしね。
ましてやどこのワイナリーで、どのブドウを使い、どんなマスターが仕込んだのかもあんまり明記されてないボジョレーヌーボー。
今年の出来は
「太陽の恵みを受けて、まろやかな味わい」
なんだって。
でもさ、普通、ワイン用のブドウは太陽の陽を浴びて成長するし、ワインってもの自体は仕込んだ時点では柔らかくマイルドだろうさ。
もう今年はヌーボーは買わないかな。
雰囲気楽しむにはいいかもしれないけどね。
ボジョレー・ヌーボーの解禁。
元々は、フランスのブルゴーニュ地方のボジョレ地区の、今年の新酒の出来を知りたいイギリスの貴族が、自分のところまでいかに早く運ばせるかを競ってたもの。だが、それがイベント化して、1984以降11月の第三木曜日の0時00分までは開けちゃダメだとルール化になった。
そんなバカらしいものに真っ先に飛びついたのが、その頃バブル真っ只中の日本。
味なんてわからない半可通が、ベイエリアの洒落たフランス料理屋や六本木なんかのイタ飯屋、銀座のクラブや新宿のホストクラブで、ロマネコンティだのシャトーマルゴーだの、高級ビンテージワインをバカほど開けてた時代だ。
ラフィット、ラトュール、ムートン、海外の一部のハイソサエティしか飲めないようなワインを、平気で日本のサラリーマンが飲んでたクレージーな時代。
シャンパンの代名詞とも言えるドン・ペニリオン(通称ドンペリ)だって、バカスカ売れたらしい。シャンパンタワーで溢れるように無駄に注がれるシャンパン、挙句には氷を入れて飲むバカ、そんな人たちを見てドンペリの業者は「日本にはもう売らない」といった逸話があるとかないとか。
そんな中、安くて話題性のあるボジョレーヌーボー登場。
予約制でアホほど売れてたなぁ。
というこの俺も、最初の数年は面白がって買ったことがある。
でもさ、美味しくないのよ。
ブドウジュースにアルコール足したようなもの。
考えりゃそうだな。まだ熟成してないワインを飲んで、美味いとかどうとかいう方が間違ってるんだんもの。
あくまでもヌーボーは、ブルゴーニュ・ボジョレ地区の、今年の新酒の出来を判断するものであって、ワインとしての完成品ではない。
毎年「今年の出来は最高だ」とか「今年はまろやかだ」なんて言ってるが、本当にそうなのかね。毎年同じような賛美しか言ってないもの。
日本酒とワインは生産者+品種+仕込み+熟成という点で似ている。
日本酒なら原材料の米が山田錦、五百万石、雄町で違うし、ワインならカベルネ・ソヴィンヨン、ピノ・ノワールで全然違う。
日本酒なら蔵や杜氏で、ワインなら、ワイナリーやマスターで味が決まる。
日本酒なら山廃や生酛造りとか、樽仕込みかオケ仕込みがでも変わる。ワインは一応樽オンリーだ(知らないだけで違う仕込み方もあるのかもしれない)
日本酒は初しぼりにしろ、ひやおろしにしろそれほど熟成はしない。1年くらいで飲みきる。沖縄の泡盛とかなら別だが焼酎もそんなに長い熟成はしない。
ワインは違う、樽で寝かせて年月重ねて熟成した方が美味しいのもあれば、月日が経ちすぎてまずくなってしまうのもある。
最近は日本酒や焼酎、スコッチやウィスキーもかなり色々飲んで勉強したので、なんとなく違いがわかってきたような気がするのだが相変わらずワインだけは分からん。
未だにフランスワインより、カリフォルニアワイン派だし、赤より白が好きだし、それよりもシャンパンの方が美味しいと思うし。
チリワインとか1000円くらいで買えるけど充分美味しいし。ワイン通にはなれそうにないです。名前を覚えるのも大変だしね。
ましてやどこのワイナリーで、どのブドウを使い、どんなマスターが仕込んだのかもあんまり明記されてないボジョレーヌーボー。
今年の出来は
「太陽の恵みを受けて、まろやかな味わい」
なんだって。
でもさ、普通、ワイン用のブドウは太陽の陽を浴びて成長するし、ワインってもの自体は仕込んだ時点では柔らかくマイルドだろうさ。
もう今年はヌーボーは買わないかな。
雰囲気楽しむにはいいかもしれないけどね。
