LINEを始めた。
タブレット(iPad)を持ち始めた頃いれたのだが、あまりにも面倒で削除してた。
だって、すぐ返事しないと「何かあった?」とか「どうしたの?」って。既読になってない、既読スルーとかに敏感だもの。
でもさ、「えっなんでしてないの?」ってのに答えるのも飽きたし、「まだメールだけ?」「便利なのに」などと上から目線で、しかも時代遅れの人みたいに言われるのもそろそろ嫌気がさした。だから、また始めたの。
パソコンメールをMac-Peformerの頃から使ってる者からすりゃ、Eメールはパソコンを立ち上げて見たときに返すもの。
早く伝えたい時は電話。携帯もまだ普及してなかったから固定電話にかけてね。
メールで、読んだらすぐ返事がほしい時は「RQ(レスポンスクイックリー)で宜しく」を入れるのが当たり前だった。今じゃメールの返信の差異についてるRE:をリターン(RETURN)と勘違いしてる人の方が多い。あれはレスポンス(RESPONSE)のRE:だ。
あれから時が経ち、メールは当たり前。SNSやLINE、メッセンジャーやスカイプなどでやり取りする時代。
別にそれを否定したり嘆くわけではない。便利になるのはいいことだものね。
でもさ、あんまりにも早く浸透してしまったからルールが無いのよね。
家に固定電話しかなかった頃、電話をかけれるのは夜の9時までだった。
朝早くもタブー。食事時も避けてたね。電話を取るのはたいていその家の母親で、たまにお父さんとかがとったりすると焦ったりね。だから女の子の家に電話する時は、公衆電話の前で頭の中でシミュレーションしてからかけてたな。
自分の家にかかってくる電話も、平日の昼で親が不在なら取らなきゃいけない。
親の知り合いなら不在を告げ伝言を承る。仕事関係者なら敬語と謙譲語を駆使し、言葉も緊張する。
携帯電話の普及で直接本人に電話をかけれるようになった。だからこの電話をかけていい時間の配慮とか取次とかは気にしていない。
今の30代から以下の人は固定電話の時代を知らないから、会社に入ってから電話応対を1から教えないとできない。
よくおじさん世代が嘆くけど、できないのは知らないからだから仕方がない。俺だって薪で風呂を沸かせとか、かまどでご飯を炊けとか言われたらできないよ。それと一緒だ。
メールもそうだな。今時電子メールとか言う人もいないくらい浸透した。携帯=携帯電話と同じくメール=Eメールだ。
パソコン初期の頃は送信するにもアナログ回線だったから、「ピポパポピポ〜ピーポーピラヒリャヒー」って回線音を聞きながら送ってた。添付データーが重いとなかなか送れないし相手も開けられないから、圧縮したり小分けに送ったり。受ける側も解凍ソフトで圧縮データを開けたりしてたね。資料やデータをやり取りするのはFAXの方が主流だったな。
でもさ、今の世代は平気でデータや画像・写真を何枚も添付して送る。PCからでもスマホでもそう。送る側も受ける側も機器が発達したし、通信回線が高速データ仕様になってるから気にせず送れる、受け取れる。
通信費も昔なら大量データの場合、送られる側も送る側も高額だったが、今じゃ定額プランだから気にしない。ISDNからADSL、光ファイバーへと。携帯もスマホもFOMA、パケット、3G〜4G。したがって、データの重さによる通信費のようなことは若い世代は全く気にしていない。
i-modeから以降の携帯メールの普及で、人とのやりとりは文字主体になった。コミュニケーションが文字伝達になって電話をかけて話す事がさらに減った。電話をかけた方が早いと思うのだが、メールやLINEで済ませようとする。
仕事のアポもメール。ますます敬語や謙譲語が使えなくなる。更には会社を休みます。バイトに遅れます。下手すりゃ辞表までメールで済まそうとする。
携帯やスマホ、アプリや最新機器の使い方は若い子の方が詳しい。
したがって今までは家でお母さんが料理や家事を教えたり、父親が電化製品の修理や家具の作成などをして、家庭内ヒエラルキーが存在したのだが、今は逆転現象が起こってる。
「ねぇ、これってどう使うの?」と親が子に聞き、「これこれこうやったらええんよ」「そんなことも知らんの(できないの)」と子にバカにされる。親の威厳は失落。こんな子らが社会に出て先輩を敬えと言っても所詮無理。
そんな学生や年頃のお子様を持つ母親は、普段やり取りを迅速にしないといけないと教育されてるからか、返信が早い。
したがって自分も返信を早くもらわないと気が済まないみたいで(不安なのかな)、返信するまでしつこく入ってたりする。
俺もお客様の予約もメールで受けてるのが多いのだが、最近よくあるのが当日予約のメールの自己完結バージョン。
「今日何時頃行きたいのですがどうですか」から始まり「返信がないので再度メールします、何時から行けますか?」。「返事ください」「ご連絡ください」「こちらにも都合があります、ダメならダメと返信ください」「もういいです」
自己完結するのはいいが、これってちょっと危険よね。
俺は仕事柄、仕事中(施術中)は携帯電話には出ないし、メールの返信もしない。店の電話なら取ってもお客様も理解してくれるが、携帯やスマホは取れないしメールも見ない。だいたいそんなことしたら施術中のお客様に失礼だしね。
自分がお客様の時に、施術中に俺が携帯電話受けたり、メールチェックしたら嫌だろうに。事情はわかってるはずなのに、不思議。だいたい、当日予約自体ほぼお断りしてるんだが。
携帯電話やスマホのおかげで、時間に関する意識はだいぶ薄くなってると思う。
以前なら待ち合わせの場所を決め、時間を決め、遅れないように、少なくとも5分前には行けるようにしてた。
今じゃ、「ちょっと遅れまーす」ってメール入れたら済むと思ってる。
下手すりゃ当日行き当たりばったり計画で、「起きたら連絡する」「着いたら連絡する」「今から家出る」・・・もっとすごいのは「今日やめとこ」ってドタキャンも平気。
仕事の面接だって、それがそのまま影響してる。毎日30人くらい面接しなきゃいけない時があった。
分刻みで面接してるんだが、面接時間になっても来ない人がいる。「今日行けませーん」「一時間くらい遅れます」「今梅田駅だけどそこってどう行けばいい?」は当たり前。下手すりゃ「今起きたんで日にち変えてください」とか平気。しかもこれがメールだったりするからタチが悪い。
このような人はもう面接以前にアウト。「もう結構ですお引き取りください」と返すと「ここまでの電車賃払え」とか「履歴書用の写真代返せ」とか。あげくには「誰がお前のようなブラック会社で働くか」とか暴言吐かれたりする。もう完全に自己中通り越してるが、メールだと腹も立たない。
とらばーゆとかサリダとかで求人募集して、それで応募してきた人はまだいいのよ。ちゃんと電話をかけてきて応対して面接日時決めてってやってるから。遅れるとしても交通事情や近くまで来てるけど場所がいまいちわからないってくらいだな。普通は事前に経路や所要時間、場所など調べておくのが当たり前だからね。
しかし、こんな自己中な社会ルールを守る気も気構えもない奴は、ネットから応募してきた奴の方が圧倒的に多いのよ。
ネットのフォームとかメールでのやり取りは便利だけど、やっぱり顔が見えない、会話をしないってのはダメだね。
最近はどの企業もエントリーフォームから登録して面接を吸うようになってるのだが、この傾向は年々強くなってるらしい。
面接日時を電話で伝えようとしても、電話に出ない。折り返しの電話もない。メールなら返信は早く来るのだが、電話はダメって。
で、面接したら対話力がないからダメ。受け答えはマニュアルパターン。言葉の言い回しや語彙はめちゃくちゃ。メールでも自己アピールは及第点でも、対面会話はダメらしい。コミュ力不足なのか、メールやライン時代のの弊害なのか。
絵文字ってのは日本が生んだすごいものだと思う。海外の記号組文字より圧倒的に優れてる。
日本語には会話ならイントネーションや語尾の上げ下げでわかることも、文字にするとどっちなのかわからない時がある。
「遅れます」のメールでも、汗の絵文字や走ってる絵文字があれば焦ってるんだなと思うし、無ければ「こいつ遅れて平気(当たり前)かよ」と思ってしまう。
「待ってます」の返信メールもそのまま文字だけだとどっちかわからないが、ニコッとした絵文字があれば「早く来てね、待ってる」だし、オコリンボ絵文字がついてると「待ってるけど、早よ来いよ」ってちょっとイラついてるのが表現できる。
いいねの数で評価された気持ちになる。ラインのスタンプでコミニュケーションを取る。絵文字で気持ちを表現する。そして文字だけのコミニュケーションが当たり前になっている。これらがさらに普及していくと、どんどん会話力とか対面コミュニケーション能力は下がっていくような気がする。人の顔を見て仕草を見て読み取ることもできないし、日本語の応用や会話バリエーションもどんどん消えていきかねない。
今はそういった時代なのだ。
とりあえずLINEまた始めました。使い方を勉強しなくっちゃ。
タブレット(iPad)を持ち始めた頃いれたのだが、あまりにも面倒で削除してた。
だって、すぐ返事しないと「何かあった?」とか「どうしたの?」って。既読になってない、既読スルーとかに敏感だもの。
でもさ、「えっなんでしてないの?」ってのに答えるのも飽きたし、「まだメールだけ?」「便利なのに」などと上から目線で、しかも時代遅れの人みたいに言われるのもそろそろ嫌気がさした。だから、また始めたの。
パソコンメールをMac-Peformerの頃から使ってる者からすりゃ、Eメールはパソコンを立ち上げて見たときに返すもの。
早く伝えたい時は電話。携帯もまだ普及してなかったから固定電話にかけてね。
メールで、読んだらすぐ返事がほしい時は「RQ(レスポンスクイックリー)で宜しく」を入れるのが当たり前だった。今じゃメールの返信の差異についてるRE:をリターン(RETURN)と勘違いしてる人の方が多い。あれはレスポンス(RESPONSE)のRE:だ。
あれから時が経ち、メールは当たり前。SNSやLINE、メッセンジャーやスカイプなどでやり取りする時代。
別にそれを否定したり嘆くわけではない。便利になるのはいいことだものね。
でもさ、あんまりにも早く浸透してしまったからルールが無いのよね。
家に固定電話しかなかった頃、電話をかけれるのは夜の9時までだった。
朝早くもタブー。食事時も避けてたね。電話を取るのはたいていその家の母親で、たまにお父さんとかがとったりすると焦ったりね。だから女の子の家に電話する時は、公衆電話の前で頭の中でシミュレーションしてからかけてたな。
自分の家にかかってくる電話も、平日の昼で親が不在なら取らなきゃいけない。
親の知り合いなら不在を告げ伝言を承る。仕事関係者なら敬語と謙譲語を駆使し、言葉も緊張する。
携帯電話の普及で直接本人に電話をかけれるようになった。だからこの電話をかけていい時間の配慮とか取次とかは気にしていない。
今の30代から以下の人は固定電話の時代を知らないから、会社に入ってから電話応対を1から教えないとできない。
よくおじさん世代が嘆くけど、できないのは知らないからだから仕方がない。俺だって薪で風呂を沸かせとか、かまどでご飯を炊けとか言われたらできないよ。それと一緒だ。
メールもそうだな。今時電子メールとか言う人もいないくらい浸透した。携帯=携帯電話と同じくメール=Eメールだ。
パソコン初期の頃は送信するにもアナログ回線だったから、「ピポパポピポ〜ピーポーピラヒリャヒー」って回線音を聞きながら送ってた。添付データーが重いとなかなか送れないし相手も開けられないから、圧縮したり小分けに送ったり。受ける側も解凍ソフトで圧縮データを開けたりしてたね。資料やデータをやり取りするのはFAXの方が主流だったな。
でもさ、今の世代は平気でデータや画像・写真を何枚も添付して送る。PCからでもスマホでもそう。送る側も受ける側も機器が発達したし、通信回線が高速データ仕様になってるから気にせず送れる、受け取れる。
通信費も昔なら大量データの場合、送られる側も送る側も高額だったが、今じゃ定額プランだから気にしない。ISDNからADSL、光ファイバーへと。携帯もスマホもFOMA、パケット、3G〜4G。したがって、データの重さによる通信費のようなことは若い世代は全く気にしていない。
i-modeから以降の携帯メールの普及で、人とのやりとりは文字主体になった。コミュニケーションが文字伝達になって電話をかけて話す事がさらに減った。電話をかけた方が早いと思うのだが、メールやLINEで済ませようとする。
仕事のアポもメール。ますます敬語や謙譲語が使えなくなる。更には会社を休みます。バイトに遅れます。下手すりゃ辞表までメールで済まそうとする。
携帯やスマホ、アプリや最新機器の使い方は若い子の方が詳しい。
したがって今までは家でお母さんが料理や家事を教えたり、父親が電化製品の修理や家具の作成などをして、家庭内ヒエラルキーが存在したのだが、今は逆転現象が起こってる。
「ねぇ、これってどう使うの?」と親が子に聞き、「これこれこうやったらええんよ」「そんなことも知らんの(できないの)」と子にバカにされる。親の威厳は失落。こんな子らが社会に出て先輩を敬えと言っても所詮無理。
そんな学生や年頃のお子様を持つ母親は、普段やり取りを迅速にしないといけないと教育されてるからか、返信が早い。
したがって自分も返信を早くもらわないと気が済まないみたいで(不安なのかな)、返信するまでしつこく入ってたりする。
俺もお客様の予約もメールで受けてるのが多いのだが、最近よくあるのが当日予約のメールの自己完結バージョン。
「今日何時頃行きたいのですがどうですか」から始まり「返信がないので再度メールします、何時から行けますか?」。「返事ください」「ご連絡ください」「こちらにも都合があります、ダメならダメと返信ください」「もういいです」
自己完結するのはいいが、これってちょっと危険よね。
俺は仕事柄、仕事中(施術中)は携帯電話には出ないし、メールの返信もしない。店の電話なら取ってもお客様も理解してくれるが、携帯やスマホは取れないしメールも見ない。だいたいそんなことしたら施術中のお客様に失礼だしね。
自分がお客様の時に、施術中に俺が携帯電話受けたり、メールチェックしたら嫌だろうに。事情はわかってるはずなのに、不思議。だいたい、当日予約自体ほぼお断りしてるんだが。
携帯電話やスマホのおかげで、時間に関する意識はだいぶ薄くなってると思う。
以前なら待ち合わせの場所を決め、時間を決め、遅れないように、少なくとも5分前には行けるようにしてた。
今じゃ、「ちょっと遅れまーす」ってメール入れたら済むと思ってる。
下手すりゃ当日行き当たりばったり計画で、「起きたら連絡する」「着いたら連絡する」「今から家出る」・・・もっとすごいのは「今日やめとこ」ってドタキャンも平気。
仕事の面接だって、それがそのまま影響してる。毎日30人くらい面接しなきゃいけない時があった。
分刻みで面接してるんだが、面接時間になっても来ない人がいる。「今日行けませーん」「一時間くらい遅れます」「今梅田駅だけどそこってどう行けばいい?」は当たり前。下手すりゃ「今起きたんで日にち変えてください」とか平気。しかもこれがメールだったりするからタチが悪い。
このような人はもう面接以前にアウト。「もう結構ですお引き取りください」と返すと「ここまでの電車賃払え」とか「履歴書用の写真代返せ」とか。あげくには「誰がお前のようなブラック会社で働くか」とか暴言吐かれたりする。もう完全に自己中通り越してるが、メールだと腹も立たない。
とらばーゆとかサリダとかで求人募集して、それで応募してきた人はまだいいのよ。ちゃんと電話をかけてきて応対して面接日時決めてってやってるから。遅れるとしても交通事情や近くまで来てるけど場所がいまいちわからないってくらいだな。普通は事前に経路や所要時間、場所など調べておくのが当たり前だからね。
しかし、こんな自己中な社会ルールを守る気も気構えもない奴は、ネットから応募してきた奴の方が圧倒的に多いのよ。
ネットのフォームとかメールでのやり取りは便利だけど、やっぱり顔が見えない、会話をしないってのはダメだね。
最近はどの企業もエントリーフォームから登録して面接を吸うようになってるのだが、この傾向は年々強くなってるらしい。
面接日時を電話で伝えようとしても、電話に出ない。折り返しの電話もない。メールなら返信は早く来るのだが、電話はダメって。
で、面接したら対話力がないからダメ。受け答えはマニュアルパターン。言葉の言い回しや語彙はめちゃくちゃ。メールでも自己アピールは及第点でも、対面会話はダメらしい。コミュ力不足なのか、メールやライン時代のの弊害なのか。
絵文字ってのは日本が生んだすごいものだと思う。海外の記号組文字より圧倒的に優れてる。
日本語には会話ならイントネーションや語尾の上げ下げでわかることも、文字にするとどっちなのかわからない時がある。
「遅れます」のメールでも、汗の絵文字や走ってる絵文字があれば焦ってるんだなと思うし、無ければ「こいつ遅れて平気(当たり前)かよ」と思ってしまう。
「待ってます」の返信メールもそのまま文字だけだとどっちかわからないが、ニコッとした絵文字があれば「早く来てね、待ってる」だし、オコリンボ絵文字がついてると「待ってるけど、早よ来いよ」ってちょっとイラついてるのが表現できる。
いいねの数で評価された気持ちになる。ラインのスタンプでコミニュケーションを取る。絵文字で気持ちを表現する。そして文字だけのコミニュケーションが当たり前になっている。これらがさらに普及していくと、どんどん会話力とか対面コミュニケーション能力は下がっていくような気がする。人の顔を見て仕草を見て読み取ることもできないし、日本語の応用や会話バリエーションもどんどん消えていきかねない。
今はそういった時代なのだ。
とりあえずLINEまた始めました。使い方を勉強しなくっちゃ。